試練の年を二人で

ヤンキースの松井秀喜選手（３３歳）が、２５歳の元会社員と結婚する事になった。“最後の大物独身選手”（現役選手で無い定岡正二氏は別にしても、下柳剛投手はカウントされていないのだろうか？）と言われて久しい彼が、終生の伴侶を見付けたというのはファンとして嬉しい。故郷で行われているファンとの交流イベントでは、毎年「何時結婚するんですか？」という質問に答えるのが御約束となっていたが、これでその悩ましさ（？）からも解放される事だろう。

結婚相手と知り合ったのは、２００６年のオフとの事。この年は試合中に左手首骨折の大怪我を負い、ジャイアンツ時代から続いていた連続試合出場記録が「１，７６８試合」で途切れた年。それ迄比較的順風満帆な野球人生を送って来た彼にとって、選手生命の危機に瀕していたと言っても良い。そんな彼の心の支えになったのが彼女だったのだろう。良い時だけを知っている人よりも、辛い時期を支えてくれた人と一緒になった方が良い様に思うし、相手が有名人では無く一般人というのも松井選手らしいなという気がする。

昨年オフにはトレード候補に挙げられたとされる彼にとって、今季が試練の年で在るのは間違い無い。これ迄に経験した事の無い逆境を彼女と共に乗り越え、チームの優勝達成及びメジャーでの初タイトル獲得を期待したい。

松井選手、本当におめでとう！