ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

小心者

2012年06月08日 | 其の他

身内の人間が宝籤で100万円及び10万円を当てた事が在る。何れも自分(giants-55)のに「連番で10枚」買って来てくれたのを、「同じ回の宝籤を、既に自分で買っていた。」という理由で買い取りしなかったのが、高額当選したという顛末。「少額の出費を惜しんで、高額当選を逃す。」という、実に間抜けな話。

 

定期的に宝籤を購入する様になって30年を軽く越すが、ナンバーズ4で1度“中当たり”をした以外は、末等当選が殆ど以前の記事で書いたけれど、7年前に「2等200万円が当選した!」と一瞬歓喜するも、組違いで在る事に気付いて落胆した事も。

 

週刊誌に載っている宝籤の広告では、高額当選者が当選籤を引き当てた際のエピソードが良く紹介されている。「矢鱈富士山の夢を見るので、『縁起が良い。』と思って購入。」、「初めて訪れた場所で宝籤売り場を発見。普段は買わないのだが、売り場の御姉さんの笑顔が素敵だったので購入。」、「2人目の子供を授かった事から、何時もの2倍の枚数を購入。」、「誕生日等、家族に関係する数字に因んで購入。」等々。中には「過去の経験から、体調が悪い時に買うと当たる事が多いので、体調が悪い時に購入したら100万円が当たった。」なんていう面白いケースも。

 

何時もの如く近場の宝籤売り場に行き、何時もの如く連番10枚を購入した。「(積まれた宝籤の袋の)1番上ので良いですか?」と、売り場のおばちゃんが確認。何時もならば「其れで良いです。」と答える所なのだが、「上から3番目ので御願いします。」と答えた。高額当選者のエピソードに、「何時もは売り場の言い成りで購入していたのを、自分で選んだ所、1等を引き当てた。」というのが在ったのを思い出し、長嶋茂雄元監督の現役時代の背番号に因んで、上から“3番”目のを購入しよう。」と思ったからだ。王貞治元監督の現役時代の背番号に因んでという事になると、売り場のおばちゃんがほぼ何時も選ぶ“1番”上の袋になってしまうし。)「宝籤が当たった!」と喜んでいる夢を見た事も、「何時もと違う事をしてみるか。」という思いにさせた。

 

そして当選番号発表日、帰宅して宝籤の公式サイトで番号を確認した所、何と「2等100万円」の当選番号が、購入した中に在るではないか。「嘘だろ!?」と思って何度も何度も見直すが、番号はどんぴしゃ。「公式サイトに誤表示が在るのでないだろうな?」と、他の所で確認するも同じ番号が載っている。「ど根性ガエル」(動画)の町田先生の決め台詞は「教師生活25年!」だったが、「宝籤購入歴30数年!」での高額当選。

 

昨年は公私共に嫌な出来事が余りに多かったが、今年は慶事到来。「欣喜雀躍」とは正に此の事といった感じで大喜びした後、色々と不安になって来た。支払い手続きを取るの数日間は当選した宝籤を手元に置いておかなければならず、「家に置いておいて、3年前みたいに空き巣に入られたらどうしよう。火事になって、燃えてしまったらまずいし。」等々、次から次へと嫌な想像が。「たかが100万円で、何をそんなに不安になるのか?」と言われてしまうかもしれないが、自分は根から小心者なのだ。

 

結局、借りている貸金庫内に当たり籤を保管。そして数日後に100万円と交換して来たのだが、「こんな良い出来事が在ると、其の反動が在りそう。」なんぞと“禍福は糾える縄の如し的思考”をしてしまうのも又、小心者の証左情けない限りで在る。


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2 コメント

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おめでとうございます (悠々遊)
2012-06-09 19:18:29
いやいやいや、なんともめでたいことで。
籤を買うときは「1等」を思い描くも、実際に当選すれば2等や3等でも興奮するものでしょうね。経験がないから分かりませんが・・・。

運が無いとか運が悪いとか思いがちな人生ですが、考えてみれば男性が一生の間に放出する精子数千億個以上の中から、子沢山と言っても高々10人やそこいらしか、赤ん坊として誕生しないのですから、生まれてくる人はみんな強運の持ち主なんですよ。

と、運にあまり恵まれていない(と思いがちな)私なんぞは、負け惜しみを考えるわけです。

本当におめでとうございます。
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>悠々遊様 (giants-55)
2012-06-09 21:26:24
書き込み有り難う御座いました。今回は此方にレスを付けさせて貰います。

末等を当てるのがせいぜいだったので、「せめて10万円でも当たらないものか。」と思っていたのですが、いざ100万円を引き当てると、「1千万円とか、1億円とか当てたかった。」と思ったりするのですから、人間とは欲深い生き物です。

先程、ミニ番組に奈美悦子さんが出ておられました。8年程前、手足に沢山の膿疱(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%86%BF%E7%96%B1)が出来、幾つもの病院を廻る(56、7枚の診察券を作ったというのですから、相当なもの。)も、全く原因が判らず。「此の儘、自分は死んでしまうのではないか。」と懊悩していた彼女が、ネット上で自分と同じ症状の人が書いたサイトを偶然目にし、結果的に「掌蹠膿疱症」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%8C%E8%B9%A0%E8%86%BF%E7%96%B1%E7%97%87)という難病に罹患している事が判明。必死の治療により、手足に時折痛みが出るものの、症状は劇的に改善したとか。

で、そんな彼女が語っていたのは、「病気になって『死』を覚悟する迄に追い込まれた事で、『普通に生活出来る。』という事が、何れだけ幸せなのかが判った。」と。「上を見ても限が無し。下を見ても限が無し。普通に生活出来るという事が、何よりも幸せなのだ。」という事なのでしょうね。

とは言え・・・宝籤で1等を引き当てたい!
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