今から30年以上前、当時の子供達の趣味の主役は切手収集だった。自分の廻りでも収集している友達が多く、御互いに気に入った切手を交換し合ったりしていた。複数の専門誌も定期刊行され、文房具店ではピンセット等の収集グッズのみならず、付加価値の付いた切手そのものが陳列されて売られていた。又、額面8円でありながら3万円近い高値を付けていた「月に雁」は、高値切手の象徴として漫画等でも良く取り上げられていたものだった。
自分も御多分に洩れず記念切手を収集していた。子供の頃の話故、シート買いではなく専ら1枚単位で集めていたのだが、様々な図案を眺めているのは楽しかった。その後、祖父や父親が集めていた切手類を貰い受けたりし、10年程前には200種類以上のシートや単片(1枚単位)を所有するに到った。当時、切手カタログを見ると評価額は100万円を軽く超えていた。金欠病だった事もあり、重複所有していたシートを買い取りして貰うべく切手商に持ち込んだのだが、「昭和40年(1965年)代以降の切手は発行枚数が大量な為市場にだぶついているので、例え額面10円の切手にカタログ上300円の評価額が付いていても、実買い取り額は額面の3割引程度が普通。」と言われて唖然とした。以前は、額面10円であっても評価額が300円であれば、それに近い金額で買い取りされていたものが、今や額面の10円どころか7円でしか買い取って貰えないというのだ。そう言われてみれば、最近やけに郵便物に昔懐かしい記念切手が多く使われているが、その原因は大幅に”値崩れ”を起した事にあったのか・・・とその時思い当たった。所有している切手の大半が昭和40年代以降の物であった為、全部で100万円を軽く超えるどころか十数万円程度で買い取られれば御の字なのかと呆然としてしまった。
先日、ネット上でこんな記事を見付けた。昭和40年代には100万人近く居た切手収集家も、今や3万人余りに激減しえいるのだそうだ。全盛期の33分の1以下迄減っているという事だ。道理で、文具店で記念切手が陳列されているのを見掛けなくなった訳だ。趣味の主役も今や地に落ちたという感じだ。
この記事内では、最悪でも額面で買い取って貰える所がないか幾つか当たっている。郵便局では換金する事をしていないので、現在発行されている葉書か切手に交換するしかなく、その場合1枚に付き5円の交換手数料が取られる。つまり、交換の場合には額面以下の扱いを受けるという事で、「記念切手が額面の価値もなくなってしまった状況に、怒りの声が渦巻いている。」と記事はしている。でも、これは捉え方がおかしいとも言えるだろう。何故ならば、切手本来の意味合い、即ち郵便物に貼って使用するに当たっては、額面通りの価値を未だ以って成しているからだ。あくまでも、”付加価値”が大暴落しただけであって、本来的な用途に於いては何等価値を減じ得てはいない。
とは言え、”趣味と実益”を享受していた者からすれば、「ふざけるな!」という思いが起こってしまうのも理解出来る。幾ら、投機にリスクは付き物とは言え、国が発行していた物がここ迄の値崩れを起して良いものなのか?という思いも在ろう。大幅な値崩れを起した最大要因が、旧郵政省の記念切手乱発に在るのだから、怒りの矛先が国に向かってしまうのも当然なのかもしれない。「何兆円という切手が、日本国中の家庭で死蔵されていた。」というのだから、雪崩の如く値崩れを起したのも自明の理と言えよう。
最近では、アニメ・キャラクターの図案が施された記念切手が郵便局で乱発されている。この手の切手が即刻完売した事に味を占めての安直な発想と思えてならないが、「柳の下に何時も泥鰌は居ない」の喩え通り、売れ残っているのが多く見かけられる。少数派と化した切手収集家も、この様な現状に魅力を感じ得ないだろう。
切手収集が再び趣味の主役に返り咲く事は、最早ないのだろうか・・・。
自分も御多分に洩れず記念切手を収集していた。子供の頃の話故、シート買いではなく専ら1枚単位で集めていたのだが、様々な図案を眺めているのは楽しかった。その後、祖父や父親が集めていた切手類を貰い受けたりし、10年程前には200種類以上のシートや単片(1枚単位)を所有するに到った。当時、切手カタログを見ると評価額は100万円を軽く超えていた。金欠病だった事もあり、重複所有していたシートを買い取りして貰うべく切手商に持ち込んだのだが、「昭和40年(1965年)代以降の切手は発行枚数が大量な為市場にだぶついているので、例え額面10円の切手にカタログ上300円の評価額が付いていても、実買い取り額は額面の3割引程度が普通。」と言われて唖然とした。以前は、額面10円であっても評価額が300円であれば、それに近い金額で買い取りされていたものが、今や額面の10円どころか7円でしか買い取って貰えないというのだ。そう言われてみれば、最近やけに郵便物に昔懐かしい記念切手が多く使われているが、その原因は大幅に”値崩れ”を起した事にあったのか・・・とその時思い当たった。所有している切手の大半が昭和40年代以降の物であった為、全部で100万円を軽く超えるどころか十数万円程度で買い取られれば御の字なのかと呆然としてしまった。
先日、ネット上でこんな記事を見付けた。昭和40年代には100万人近く居た切手収集家も、今や3万人余りに激減しえいるのだそうだ。全盛期の33分の1以下迄減っているという事だ。道理で、文具店で記念切手が陳列されているのを見掛けなくなった訳だ。趣味の主役も今や地に落ちたという感じだ。
この記事内では、最悪でも額面で買い取って貰える所がないか幾つか当たっている。郵便局では換金する事をしていないので、現在発行されている葉書か切手に交換するしかなく、その場合1枚に付き5円の交換手数料が取られる。つまり、交換の場合には額面以下の扱いを受けるという事で、「記念切手が額面の価値もなくなってしまった状況に、怒りの声が渦巻いている。」と記事はしている。でも、これは捉え方がおかしいとも言えるだろう。何故ならば、切手本来の意味合い、即ち郵便物に貼って使用するに当たっては、額面通りの価値を未だ以って成しているからだ。あくまでも、”付加価値”が大暴落しただけであって、本来的な用途に於いては何等価値を減じ得てはいない。
とは言え、”趣味と実益”を享受していた者からすれば、「ふざけるな!」という思いが起こってしまうのも理解出来る。幾ら、投機にリスクは付き物とは言え、国が発行していた物がここ迄の値崩れを起して良いものなのか?という思いも在ろう。大幅な値崩れを起した最大要因が、旧郵政省の記念切手乱発に在るのだから、怒りの矛先が国に向かってしまうのも当然なのかもしれない。「何兆円という切手が、日本国中の家庭で死蔵されていた。」というのだから、雪崩の如く値崩れを起したのも自明の理と言えよう。
最近では、アニメ・キャラクターの図案が施された記念切手が郵便局で乱発されている。この手の切手が即刻完売した事に味を占めての安直な発想と思えてならないが、「柳の下に何時も泥鰌は居ない」の喩え通り、売れ残っているのが多く見かけられる。少数派と化した切手収集家も、この様な現状に魅力を感じ得ないだろう。
切手収集が再び趣味の主役に返り咲く事は、最早ないのだろうか・・・。
小学生のときは切符を見ながら書いてある駅名を探して、路線を指でたどったりどんな列車が走っているのか鉄道雑誌をめくったり楽しかったです。
磁気券(裏が黒いやつ)化される前の切符で情緒がありました。お金が掛からないのが良かったですねw
男のコはなぜか「何かを集める」ってことが好きなんですよね。
メンコもキップも酒ブタも王冠も、みんな、みんな!
子供には何もかもが宝でした。
ライダーカード、V3カレー切手、台紙に貼るスタンプ
初期の人を驚かすためのビックリマンのシール
チョコベーのシールといろいろ集めました。
今のトレカや食玩を集めている人はリスクを考えないのですね。
自分の満足のために集める!
う~んそれこそ!真のコレクター!
そして後でおもいっきり後悔する!それで大人になっていく!
う~ん、それこそが「男の道」!
でも、男は一生ガキ!ずっと集める人は集めるんでしょうね。
ば○こう○ち様はデストロンっていってましたね。
デストロンの初期の怪人はカッコよかったですよね!
特にテレビバエとイカファイヤーはカッちょえがったです!
初めての特訓をするナイフアルマジロも好き!
V3ベストバトルです。う~んマニアな話し。
餅キナコさん
食玩集めも中には投機目的というのもあるらしいですw。一生懸命集めてもかなりの確立でゴミになるのでしょうw。だから古いおもちゃに高値が付いたりする訳ですが。もういつまでもこの分野に関してはガキです。
giants-55さん
新潟は早起きしていくことにしました。がんばって起きますが雨降ってそうで・・・。鉄道趣味ということで、先日タモリの週刊ダイナマイクで春の鉄研祭りというのを放送しまして、各大学の鉄道オタクの熱さに胸を打たれましたw。
あと、H2の打ち上げに関して宇宙開発よりももっと力を入れるべきものがあるんじゃないかとのご指摘ですが、国威発揚ではありませんが精神的面での作用や産業界への刺激を考えれば消して無駄なお金の使い方ではないと信じたいです。社会福祉にお金を掛けるのは言い方が悪いですが後ろ向きなお金の使い方です。福祉が充実すれば受給者の方はうれしいと思いますが、国全体としてどうなの?と疑問に思います。社民党や共産党のような福祉重視施策をとればおそらく財政の破綻は加速されると推測します。意図と違う返答していたらすいません。
最後に金谷ヒデユキはお笑いからロックに転向したようです。どうりで最近聞かないわけですね。
その頃数度購入した切手の雑誌(「スタンプマガジン」とかいう名前でした)に、「切手収集は趣味であり、利殖でない」という記事が載っていたのを子供心にも覚えております。
ということでささやかな枚数を近所の郵便局で買っていた程度なので、この記事を見るまで切手を集めていたことさえ忘れておりました。(一度実家を探してみよう。アルバムが置いてある筈)
趣味なので「利殖でするものじゃないよ」と書いていた雑誌の記事は正しかったわけで。
http://www.petit.org/stamps/index.html
http://www.petit.org/online/stamps.html
http://www.petit.org/online/select13.html
http://www.utrecht.jp/person/?p=280
http://www.book246.com/item_europe_f.html
http://yaplog.jp/maco-motion/archive/35
ただ日本のものは「デザイン的によくないものが多い」と至って不人気のようです。時折評価の良いものもありますが。
私は特にコレクション好きではなく、物を集めるってことをしたことがほとんどないです。熱しやすくさめやすいタイプなんでしょうね、集めだしても途中で飽きてやめちゃうんです。
唯一集めたというか買い揃えたのは「あしたのジョー」の漫画本ぐらいですかね。
せっかく集めた切手も額面以下の価値だなんて結構ショックですね。
ちなみにジョイセフ(財団法人 ジョイセフ(家族計画国際協力財団)http://joicfp.or.jp/jpn/index.shtml)というところが使用済み切手や書き損じはがき、使用済みプリペイドカードなどを収集し、コレクターや取扱業者通じて換金して、それらを途上国の支援に役立てているそうです。
http://joicfp.or.jp/jpn/kokusai_camp/index.shtml
世の中にはいろいろなコレクターがいますね。日本のプリペイドカード類の図柄は結構人気があるみたいです。