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「御母さんの御腹の中の事 園児の3人に1人『覚えてる』」(5月14日、J-CASTニュース)
御母さんの御腹の中に居た時の自分の状態や、聞こえた音や声、周囲の状況等を覚えている、という人が居る。こうした「胎内記憶」を持つ日本人がどの位居るかを、横浜市金沢区・池川クリニックの池川明院長が纏め、2011年3月発行の『国際生命情報科学会誌』で発表した。
産婦人科医の池川さんは胎内記憶に関心を持ち、研修や講演活動をしている。2008年に中学生や一般人、助産師・看護師等を対象に計8回、胎内記憶をテーマに講演をした。其の時にアンケート用紙を配り、胎内記憶の有無を聞いた。
講演に参加したのは617世帯、2,448人。論文によると、「胎内記憶が在る。」と答えたのは、成人1,442人の内18人 (1.2%)、未成年の方が率は高く、1,006人の内73人(7.3%)で、全体では2,448人の内の91人(3.7%)だった。又、「胎内記憶が在る。」人が1人以上いる世帯は617の内の80で13.0%だった。
胎内記憶は子供の方が多い事は既に裏付けが在る。池川さんは2002年、2003年に長野県の保育園児3,601人にアンケート調査し、1,620人から回答を得て、2006年、論文に纏めた。
其れによると、胎内記憶が在った園児は534人(33.0%)、生まれ出た時の「誕生記憶」は335人(20.7%)、両方在ったのが354人(21.9%)だった。少なくとも片方が在った615人(38.0%)の内、自ら「記憶」を語ったのは51人で、大部分の564人は此方から聞いたら答えたというケースだった。
園児達の話では、「胎内からは外が見える。」。御腹の中で見た火事の記憶、訪れた場所の記憶、更には自分が糸ミミズから胎児に変わって行った事を話す子供も居る。胎児期から喜びや悲しみの感情は豊かで、母親が辛い日々を送っているか楽しく暮らしているかで、胎児の抱くイメージも同調していた。又、神様や天使と一緒に雲の上で過ごし、「優しそうだから。」と自分で御母さんを選んで生まれて来た事等を話す子供達が何人も居た。
池川さんは「妊娠中の生活や声掛けの重要性や胎教の意義等をもっと多くの人に知って貰いたい。」と話している。
ネットでの御母さんの発信を見ても、「御腹の中の事を覚えている。」と答える幼児は少なくない。見えた色は「赤だった。」というのが多い様だ。
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皆様が覚えておられる最古の記憶は、幾つ位迄遡れるだろうか?自分の場合、覚えてる最古の記憶は「裸電球が灯った薄暗く狭い通路と、其の両脇にずらっと並ぶ果物屋や魚屋、肉屋といった店々。其処は、大勢の買い物客でごった返している。」という風景だ。物心が付いて以降、其の風景とどんぴしゃな場所に行った記憶が無い。親に覚えている限りの風景を話した所、どうも大阪に住んでいた頃、近所に在ったショッピング・センターの風景と完璧に一致するらしい。自分を抱っこして良く足を運んでいたとの事で、そうなると1歳位の記憶という事になる。(大阪から引っ越したのは、自分が1歳になって間も無い頃の様なので。)「よもや1歳の頃の記憶が残っているとは・・・。」と驚いたものだが、「体内記憶」に比べたら大した事は無いだろう。
「神様や天使と一緒に雲の上で過ごし~」云々というのは何とも微笑ましく感じるけれど、恐らくは「生まれて以降に見聞した話や絵」を「生まれる以前の記憶」として置き換えてしまっているのではないかという気がする。しかし胎内記憶に関して言えば、在ってもおかしくない様に思う。そうなると、胎教の重要性を再認識。
「男」で在る自分の立場からすると、「父親って可哀想だなあ。」という思いが以前より在る。と言うのも、子供は概して父親よりも母親との関係性が深く、居場所を無くした父親って結構見掛けるものだから。母親同様、父親も家族の為に必死で頑張っている筈なのに、何故か影が薄かったりする。「母親の胎内での記憶を持っている子供達が居るならば、精子として父親の体内に居た時の記憶を持っている子供は居ないものかなあ。」等と、馬鹿な事を考えたりも。
吸引分娩だったのですが、「頭を引っ張られて痛かった」とか、「出て来た時は光がまぶしかった。もうちょっとお腹の中に居たかったけど、嬉しかった」とか。。。非常に懐かしいですね。成人になっても記憶を持ち続けている人が居るとは驚きました。ワタシの最古の記憶は、妹が生まれたばかりの、3歳の頃ですね。それ以前のことは全然。。。