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「『釣れていますか?』と声掛け、海に突き落とす」(9月20日、読売新聞)
大阪府岸和田市と同府忠岡町で19日朝、釣り人2人が少年と見られる数人に突堤から海へ突き落とされる事件が相次いだ。
何れも自力で戻り、無事だった。府警は、同じグループによる犯行の可能性が高いと見て、殺人未遂容疑で捜査している。
府警によると、午前6時10分頃、岸和田市木材町の突堤で中学2年男子生徒(13歳)が2人組に行き成り肩を押され、約1m下の海に転落した。約1時間後には、北東約2kmにある忠岡町新浜の突堤でも男性会社員(56歳)が、10代と見られる数人に「釣れていますか?」と声を掛けられ、急に背中を押されて70~80cm下の海に落ちた。
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加害者はドッキリを仕掛けた様な軽い気持ちで、被害者を海に突き落としたのかもしれないが、とんでもない事だ。泳ぎが得意で無い者や身体が不自由な者だった場合、下手をすれば亡くなっていた可能性が在る。偶無事で済んだだけで、容疑通り「殺人未遂」行為で在る。
以前、「面白半分で海岸に掘った落とし穴に、知り合いの夫婦が落ちて亡くなった。」という事件が在った。今回の事件もそうだが、幼い子供がした事なら未だしも、良い年をした人間がする事では無い。加害者を何としても捕まえて、御灸を据えて欲しい物で在る。
釣りに行くのが怖くなります。
父親が釣り好きだった事から、幼い頃に家族で何度か釣りをしに行った事が在ります。針金の先をペンチで斜めに切り、反対側を丸く
して、縫い糸を通して結ぶ。其れを太めの木に結び付け、釣り竿擬きにした際、小さな蟹が針にしがみ付いた状態で、釣果となった事も。「こんなのに捕まるなんて、何て馬鹿な蟹なんだろう。」と家族で笑い合った思い出。
そんな場に居たのが、車椅子に乗って釣りに興じている見ず知らず男性。「突堤から落ちたりしないのかなあ?」と当時思った物ですが、今回の記事を読んで、其の時の事を思い出しました。
当人達は悪巫山戯の積りで遣った事が、最悪の事態を招いてしまう事も在る。昨今、残忍な少年犯罪を目にする機会が少なく無いけれど、其れ等の中には元々“悪巫山戯感覚”で始まった物が結構在る様に感じられます。だからこそ、今回の件は厳しく御灸を据える必要が在るでしょうね。