ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

インターネット投票の危うさ

2017年08月16日 | 其の他

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「“ゆりやん 疑惑”のウェブ試験・・・手軽さの半面不正リスクも、当該LCC『参考資料』」(8月15日、デイリースポーツ

 

女性芸人・ゆりやんレトリィバァ(26歳)が14日、京都市内で取材に応じ、9日発売の週刊文春が報じた格安航空会社(LCC)の客室乗務員(CA)採用試験を巡る“替え玉”受験」疑惑を謝罪した。騒動を頭を下げて詫び、先輩女性芸人に頼まれ、自宅のパソコン等で回答するウェブ英語試験を手伝ったとされる事に「横で見といてと言われまして。」と、採用試験だと知らなかったと説明した。

 

嘗て企業の採用試験は、試験会場での筆記試験が主流だったが、近年は多くの企業がパソコンで回答するウェブ試験を取り入れている。但し、方式や目的は企業によって様々。

 

今回、先輩女性芸人が受験したLCCの場合は、1次面接通過者が“受験”する物。自宅等でIDとパスワードを入力して受ける方式採っていると言う。

 

当該LCCの広報によると、自力回答等の決まりは明記していないと言うが、当然、御本人に回答して戴く物で、他人の協力を得る事は趣旨から逸脱します。とした。社の場合は、得点による足切り等は無く、飽く迄2次面接の「参考資料」と説明。書類審査→1次面接→ウェブ試験→2次面接→採用という経緯で、テストでは無く、面接重視の「人物本位」採用で在ると言う。

 

一般的には、他の企業でも英語や一般教養等をウェブ試験で課している。指定会場に集まってのPC受験型や、回答時間が設定されているケースも多いが、各自のパソコンで受験する場合等は特に、“代行”等の懸念も在る。ネット上には「替え玉」に関する記述や、其のリスクを解説するHPも存在する。

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自分が社会人になった頃は、インターネットが普及していた時代とは言い難いので、ウェブ試験なんていうのは隔世の感が在る。、採用試験に関して、少なからずの企業でウェブ試験が導入されている事は認識していたし、今回の様な事件が起こる可能性は想像していた。

 

今回の件、伝わっている情報を元に言えば、ゆりやんレトリィバァさんが「採用試験だと知らなかった。」と言っている事は、非常に疑わしい。当該する先輩女性芸人が態々ウェブ試験の場に彼女を呼んだという事は、普通に考えれば”手伝って貰う事”在りきとしか思えないからだ。

 

採用試験に於て、「テスト最重視では無く、人物本位で考える。」という事自体は、個人的に賛成。だけれど、幾ら「自力回答等が明記されていなかった。」とは言え、自力回答が当たり前の中で、替え玉受験をさせた゛ならば”、先輩女性芸人の人間性に問題は在るだろう。1次面接を通過していたとしても、替え玉受験が事実“ならば”、真摯にウェブ試験に臨んだ他の受験者達を考慮し、2時面接は受けさせるべきではないと考える。

 

で、話は変わるが、こういうニュースに触れると、以前から“インターネット投票”に危うさを感じていた自分としては、益々インターネット投票は導入すべきでは無い。という思いが強くなる。

 

投票所に足を運ぶのが困難な人達や投票自体に面倒さを感じている人達が存在する事から、「自宅でインターネットにて、投票出来る様にして欲しい。」と訴える声が在るのは理解しているけれど、インターネット投票で一番懸念されるのは“成り済まし投票”だ。「マイナンバーの情報を入力させる等、本人確認を徹底した上、インターネット投票をして貰うので、成り済まし投票の心配は無い。」と導入賛成者は主張するだろうけれど、其れで成り済まし投票を排除出来るとは思えない。

 

昔、「認知症罹患した有権者を、“特定の組織”に属する人間が投票所に連れて行き、投票用紙に“好ましい立候補者”の名前を手を添えて“書かせて”いる。」という話を、何度か聞いた事が在る。事実かどうか判らないし、都市伝説類いの様にも感じる。少なくとも“今”は、そんな事は出来ないだろう。でも、インターネット投票が導入されれば、成り済まし投票は、手を添えて書かせるより容易なのではなかろうか。


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