ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

あの女性が行方不明に

2007年10月01日 | 時事ネタ関連
今年の初めに「娘が19年ぶりに保護!しかし・・・」という記事を書いた。カンボジア北東部のラタナキリ州で19年前に行方不明となっていた少女(当時8歳)が、19年振りに保護されたというニュースを扱った内容。保護された彼女は言葉を殆ど話せず、与えられた衣服を脱いでしまう等、半分野生化した状態で、彼女の父親も「屈んで歩く姿勢が猿の様に変わっており、骨と皮しかない。目は虎の様に赤い。」と証言していた事から、社会復帰の困難さを感じてはいたのだが・・・。

タイの英字新聞「バンコク・ポスト」によると、保護されたロチョム・プンギエンさん(27歳)が約1ヶ月前から行方不明になっているという。カンボジアの地元警察が捜査を続けているものの、その足取りは全くの不明で、現地では「19年以上暮らしたジャングルが恋しくなり、人間社会を捨ててジャングルに帰ってしまったのではないか。」という声が上がっているとか。

両親の元に帰った彼女を周囲は何とか文明社会に戻そうと、スプーンを使って食事をさせたり、服を着せたりと懸命の努力を続けた。しかし、結局本人は言語を習得する事も無く、着せられた服も直ぐに破ってしまう等、文明を受け容れる事は無かったそうだ。文明社会にずっと身を置いている自分なぞは「利便性の高さ=快適さ」と捉えがちだが、彼女にとっては利便性の高さが逆に苦痛で在ったのかもしれない。彼女の気持ちも理解出来るが、唯、19年振りに我が子と再会出来たのに、再び消息が判らなくなってしまった親御さんの気持ちを思うと複雑では在る。

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1 コメント

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人間界の生活は ((まめ)たぬき)
2007-10-01 22:20:02
いったんそれを離れてしまった人には適応しがたい場所なのかもしれませんね。
アマラとカマラ(かつてシング牧師が手元においていた野生の姉妹)も、結局人間らしい生活を取り戻せないまま短い一生を終えていますし。

さて、書き込みありがとうございました。
どうやらカープ、混セの鍵を握るという9月半ばでの私の推測が当たってしまったようです。
先日のファーム選手権でのドラゴンズに対する雪辱を晴らすことになるわけで、ジャイアンツファンの皆さんにとっては喜びですよね。
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