ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

人口半減社会

2010年12月26日 | 其の他
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都道府県別将来人口予測(2000年→2050年)】

北海道:565万人→343万人(60.8%)
青森県:147万人→72万人(49.3%)
岩手県:141万人→72万人(51.5%)
宮城県:236万人→156万人(66.0%)
秋田県:118万人→50万人(42.7%)
山形県:124万人→68万人(54.8%)
福島県:212万人→121万人(57.3%)
茨城県:298万人→190万人(63.9%)
栃木県:200万人→141万人(70.7%)
群馬県:202万人→141万人(69.9%)
埼玉県:692万人→531万人(76.7%)
千葉県:596万人→514万人(86.2%)
東京都:1,201万人→1,204万人(100.3%)
神奈川県:843万人→840万人(99.6%)
新潟県:247万人→138万人(56.0%)
富山県:112万人→69万人(62.2%)
石川県:117万人→79万人(67.5%)
福井県:82万人→52万人(63.9%)
山梨県:88万人→58万人(66.4%)
長野県:221万人→139万人(63.2%)
岐阜県:210万人→144万人(68.4%)
静岡県:376万人→265万人(70.6%)
愛知県:701万人→669万人(95.4%)
三重県:185万人→133万人(72.1%)
滋賀県:134万人→126万人(94.4%)
京都府:263万人→191万人(72.9%)
大阪府:878万人→596万人(67.8%)
兵庫県:554万人→394万人(71.1%)
奈良県:144万人→81万人(56.9%)
和歌山県:107万人→50万人(47.0%)
鳥取県:61万人→39万人(64.0%)
島根県:76万人→40万人(53.1%)
岡山県:195万人→139万人(71.5%)
広島県:287万人→189万人(65.7%)
山口県:152万人→80万人(52.7%)
徳島県:82万人→47万人(57.1%)
香川県:102万人→62万人(60.8%)
愛媛県:149万人→84万人(56.6%)
高知県:81万人→45万人(55.8%)
福岡県:500万人→370万人(73.9%)
佐賀県:87万人→55万人(62.9%)
長崎県:151万人→79万人(52.8%)
熊本県:185万人→118万人(63.5%)
大分県:122万人→75万人(61.6%)
宮崎県:117万人→67万人(57.7%)
鹿児島県:178万人→105万人(58.8%)
沖縄県:130万人→144万人(110.1%)
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週刊現代(12月25日号)に「『人口半減社会へ』 小さくなるニッポン ~人口7,000万人経済 その時会社は?~」という記事が載っていた。少子化が進む我が国に在っては遠くない将来、大幅な人口減が指摘されているのは知っていた。しかし現在は約1億2,700万人の総人口が、2050年には1億人を割り込み、2070年代には7千万人程度迄減る予測というのだから、「人口半減社会」という表現も強ち大袈裟とは言えない。

で、冒頭に紹介させて貰ったのは、「人口問題」を専門とする土居英二氏(静岡大学名誉教授)が作成された「都道府県別将来人口予測(2000年→2050年)」で在る。矢印の左は「2000年時の人口」、右は「2050年の予測人口」、そして括弧内は「2000年から2050年に掛けての変化率」を表している。此のデータを見ると2050年には、東京都と沖縄県を除く45道府県で人口が減少しており、中でも50%程度の減少を見せるの県が16も在る事が判る。減少率が最も高いのが秋田県というのは判らないでも無いけれど、逆に最も増えるのが沖縄県というのは結構意外だった。

最悪のケースでは、労働人口が今の3分の2以下に減る可能性が。国内市場は大きく縮小し、人口減少により個人所得の合計金額が減る事で、消費も減少するとの予測も。「人口半減社会では、一体どういう事態が起こるのか?」を元記事では記している。「受信料収入が現在の半分近くに迄減る可能性が在るNHKでは、此れ迄の様な良質なドラマやドキュメンタリーが製作出来なくなる。」、「毎年100万を超えていた住宅着工件数が、近年80万戸を割り込む等、不動産業の未来は明るくない。人口減少が進む中で、更なる住宅需要の低下は必定で、デヴェロッパーは今後、海外への進出を図る一方で、外国人向けに国内物件を販売する方向に注力。」、「1992年に8,200億円を誇ったクリーニング市場も、現在では其の半分近く迄縮小し、店舗数は約16万軒をピークに、現在では約13万軒迄減少。労働人口の減少と共に、今後スーツを着るサラリーマンの数が減るならば、クリーニングは益々斜陽産業に。」等々。

意外な面で言えば、『老人用清涼飲料水』が、コンビニ等に並ぶ様になるのではないか。という指摘。「今の清涼飲料水は甘過ぎる。」として水で薄めて飲む高齢者が多いそうで、人口半減&高齢者激増に伴い、「薄めた仕様の清涼飲料水」が出て来るという読みだ。

読んでいて気分が落ち込んで来る内容では在ったけれど、人口半減社会が必ずしも悪い面ばかりでは無い可能性も在るだろう。「人口が半減すれば、個々人が使用出来る土地面積がアップする。」という可能性だって無い訳では無いし。そんな前向きな事を考えないと、遣ってられない。

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2 コメント

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生きてるかわからない (spa supernova)
2010-12-29 01:29:38
だいたい60年後に自分が生きてるとは思えないし(多分あと30年かなあ)、ついでに言うといきなり半減するわけではないから、徐々に何らかの対応を後手後手ながらやっていくでしょうね。

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>spa supernova様 (giants-55)
2010-12-29 02:11:48
書き込み有難う御座いました。

自分の場合、60年後どころか40年後ですら生きているかどうか怪しいです。

総人口7千万人と言えば、終戦時の我が国の総人口と同じなのだそうです。其処から1億2,700万人迄増加したのですから、仮に7千万人迄減ったとしても、再び増加に転じる可能性はゼロではないでしょうね。
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