ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

クリスマス・プレゼント

2010年12月25日 | 其の他
「子供の頃、クリスマス・プレゼントは何時貰う事になっていたか?」という質問をされた時、恐らく答えは2つに大別されるのではないだろうか。即ち「24日に貰っていた。」という「クリスマス・イヴ派」と、「25日に貰っていた。」という「クリスマス派」に分かれるのではないかと。5年前の記事「サンタは何処から入って来る?」で記した様に、我が家はクリスマス・イヴ派だった。と言っても、クリスマス・イヴというのは本来「クリスマスの“前夜”」という意味なので、正確に言えば「24日の“朝”、目覚めると枕元にサンタ・クロースからのプレゼントが置いてある。」というのが我が家のスタイルだった。記事の中で書いた様に、自分は小学校4年辺り迄サンタ・クロースの存在を信じていたし、だからこそ「風呂焚き用の釜に繋がった直径10cmも無い煙突から、一体どうやってサンタ・クロースは入って来るのだろうか?」と不思議に思った事も。

クリスマス・イヴ派の人達にとっては時宜逸してしまったが、クリスマス派の人達にとっては「25日」という今日に在って、グッド・タイミングな記事を紹介したい。24日付けの東京新聞(朝刊)、読者投稿欄「あけくれ」に47歳の女性が寄せた記事だ。読んでいてホンワカした気持ちになったので、皆様へのクリスマス・プレゼントになったらと思う。

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毎年この時季トナカイ用のニンジン10本とサンタクロース用のお茶とケーキを用意して、待っていました。壁には「トイレはこちらです。」と矢印付きの紙も貼りました。

幼稚園の娘が「トナカイさんのサインも欲しい。」と言うので、サツマイモをトナカイの足形に彫りました。「絶対に寝ないで会う!」と頑張る娘たちを「起きている子の所は後回しになっちゃうかもね。」と脅しながら、寝たのを確認し、ニンジンを片付けます。トナカイの足形芋版に庭の土を付けてサイン代わりに押し、枕元にプレゼントを置いたら、サンタ用のお茶とケーキで一息つきます。翌朝の娘たちの笑顔を胸に布団にもぐり込みます。

現在、高3と中3になった娘たち、「サンタにお願いするなら内申(成績)が欲しい。」と現実的な言葉。もう準備することもなくなりましたが、娘たちというクリスマスプレゼントをあらためていとしく思う1日なのです。
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御嬢さん達の夢を壊さない様にと彼女達が寝静まるのを待って、トナカイ用の人参を片付け、トナカイの足形に掘った芋版にわざわざ庭の土を付けた上で“サイン”として押し、枕元にプレゼントを置く。そして御嬢さん達がプレゼントを見付けた時の喜ぶ顔を思い浮かべつつ、サンタ・クロース用の御茶とケーキで一息付く。何とも言えない微笑ましい光景ではないか。

何かと世知辛い世の中だからこそ、出来得る事ならば「多くの子供達が“サンタ・クロースからの”プレゼントを待っている。」という状況で在って欲しい。

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