結果として「ジャイアンツ投手陣の不振。」、「田口麗斗投手が、昨季程の成績を残せなかった(13勝4敗→2勝8敗)。」、そして「ジャイアンツが3位。」というのは的中。
で、菅野智之投手だが、「開幕から2試合先発し、『0勝2敗』と1つも勝てなかったけれど、3試合目からは蘇った。」ものの、8月22日に「予想通り&予想外」という記事を書いた時点では、「10勝7敗」と非常に物足りなさを感じる状況だった。
然し、レギュラー・シーズンを終えてみると、彼は最多勝、最優秀防御率、そして最多奪三振の“投手三冠”を達成した許りか、「2年連続で沢村賞受賞。」も確実視されている。2年連続“以上”の受賞となれば杉下茂氏(1951年&1952年)、金田正一氏(1956年~1958年)、村山実氏(1965年&1966年)、そして斎藤雅樹氏(1995年&1996年)に続き、史上5人目となる。「恐れ入谷の鬼子母神」だ。
そんな菅野投手が昨夜、クライマックス・シリーズ(CS)のファースト・ステージ第2戦に先発し、スワローズ打線を相手にノーヒットノーランを達成した。CSでのノーヒットノーラン達成は初めての事。(日本プロ野球でのノーヒットノーランは延べ80人、合計91回達成されているが、今回はレギュラー・シーズンでは無い、初のポストシーズンでの達成という事になる。)「ファイナル・ステージ進出を、ノーヒットノーランで決める。」、もう“脱帽”としか言い様が無い。