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「金本、引退『身体がしんどいなっていう思い。』」(9月12日、読売新聞)
プロ野球、阪神の金本知憲外野手(44歳)は12日、兵庫県西宮市内のホテルで記者会見を開き、今季限りで現役を引退すると発表した。
1,492試合連続フル・イニング出場の世界記録を樹立して「鉄人」と呼ばれた金本選手は、引退の理由を「限界かなという思いや(活躍出来ず)肩身の狭い思い。身体がしんどいというのも在る。」と説明した。
広島県出身で広陵高から東北福祉大を経て、ドラフト4位で1992年に広島に入団。フリー・エージェント宣言して2003年から阪神へ移籍し、2003、2005年のリーグ優勝に大きく貢献。連続フル・イニング出場記録は1999年から2010年に掛けて続けた。2010年に右肩の筋肉断裂の大怪我を負った影響や腰痛で満足なプレーが出来ず、今季は出場機会が減少していた。
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カープで11年、タイガースで9年。金本選手の現役生活が、今季で終わる事となった。全盛期の彼は実に勝負強く、ジャイアンツ・ファンの自分にとっては嫌な選手の1人だった。
低迷していたタイガースを“闘う集団”に変えたのは、金本選手の加入が大きい。彼が“打撃の軸”のみならず、“チームの軸”となった事で、タイガースの2003年及び2005年の優勝は為し得たと思っている。
個人的には、「辞め時を誤ったなあ。」という感は在る。2010年のシーズンが終わった時点で、遅くとも昨年のシーズンが終わった時点で辞めるのがベターだったと思うが、彼の様な超一流選手は「引退を自らが決める権利」を有していると考えているので、「今季辞めるのが、時期的にベストなだったのだ。」と思いたい。シーズンは未だ残っているが、取り敢えず一言。
金本選手、20年間御疲れ様でした。
昨季、そして今季と低迷を続けているタイガース。“永遠のライヴァル”の弱体は、唯々寂しい。“チームの軸”だった金本選手が引退する事で、タイガースは変わらないといけない。「俺が、新しい軸になる!」という気概を持った選手、出来れば若手選手の登場を期待する。
近い将来、指導者として球界に戻って来るで在ろう金本選手。望むらくはカープの監督となって、強かった時代の“赤ヘル軍団”の再現を!
今度は、金本が去ることによって、阪神が変わればいいと思っています。
金本が阪神来てから、金本→新井兄弟、ずっと移籍してきた広島県人が阪神の4番でした。はえぬきの4番を育ててもらいたいです。
そうですね。金本は広島に指導者として戻ってほしいですね。そして阪神の前にたちはだかってもらいたいです。
落合博満選手や清原和博選手、江藤智選手等々、ジャイアンツには他チームの4番打者が席してくれた事で“強く”なれた過去が在ります。又、“血の入れ替え”というのもチームを活性化させる意味で、決して悪い事では無いとも思っています。
唯、他チームから4番打者を獲得するというのは、FA制度等のシステム上「そう長くは4番打者を務められない年齢で在る。」という面がどうしても在るし、「長期的に強さを持続出来るチームを作る。」という意味では、“生え抜きの4番打者”にはどうしても敵わないと思うのです。手前味噌になってしまいますが、ジャイアンツも阿部慎之助選手が4番に座る様になった事で安定感を増した感じが在りますし。
だからこそ雫石様も書かれている様に、タイガースには生え抜きの4番打者を是非育てて欲しい。又、血の入れ替えは絶対に必要だと思うけれど、其の交換選手として巷間言われている様に能見篤史投手を出すのは絶対に反対。彼は真のエースと成り得る逸材で、且つタイガースの生え抜き選手。4番打者同様、エースも生え抜き選手の方がチームは真に強くなれると思うからです。
セ・リーグの6チームが均衡した戦力を有し、激戦の中での優勝争いが見たい。其の結果として愛するジャイアンツが優勝してくれれば言う事が無いけれど、最後の最後迄鎬を削る相手はタイガースで在って欲しい。ジャイアンツにとってタイガースは、“特別なチーム”で在るから。