”球界で最もヒールが似合う男”ナベツネが、又しても球界に戻って来るという。一場投手への裏金問題の責任を取る形でオーナー職を辞した彼だが、ジャイアンツの代表取締役会長に内定。僅か10ヶ月の短期間で球界復帰する彼に、野球ファンの多くは非難の声を上げている。彼の身勝手さ&傲慢さ、そして下卑た物言いには不快感を持っている自分も、多くの野球ファンと全く同じ思いだ。これで又、ジャイアンツのみならず球界が掻き乱されると思うと、暗澹たる気持ちになる。
非常に不快では在るが、彼の球界復帰は不可避と言わざるを得ない。復帰を拒む法的根拠もなく、又、代表取締役会長に就任というのはあくまでもジャイアンツ内部の事だからだ。
彼が過去の所業を悔い改めて球界に復帰してくれれば良いのだが、その可能性は限りなく低いだろう。80年近くも維持して来た個性や思想は、そう易々と変わるものではない。そうは思っているものの、敢えて彼に望みたい。「ナベツネよ、球界のハカイダーになれ!」と。
今から30年以上前、「人造人間キカイダー」という変身ヒーロー物の番組が在った。「仮面ライダー」を始めとして、多くの変身ヒーロー物を描いた石ノ森章太郎氏の原作だったのだが、正義のヒーローであるキカイダーに対して、悪のヒーローともいえる存在だったのがハカイダーだった。このハカイダーの位置付けは非常に微妙なものがあった。100%の悪という訳ではなく、時折”正なる心”を垣間見せ、その事に懊悩する彼の姿に、当時の子供達は何とも言えない切なさと同情心を覚えていた気がする。だからこそ、彼は主役のキカイダーよりも人気が在ったとも聞く。最終的に彼は、キカイダーと共に自分が属していた悪の存在と闘い、そしてキカイダーの腕の中で絶命して行った・・・。
日本の怪獣映画を代表するゴジラも、最初は完全な悪役だった。それが回を重ねる毎に人間の見方と変わって行った。ナベツネにはそういったハカイダーやゴジラの様な存在になって貰いたい。悪が転じて正義に変わる。ジャイアンツのみならず、球界の問題点を悉く破壊し尽くした上で、静かに消え去って貰いたいのだ。
”御飾り職”に胡坐をかいた不勉強なトップが多い中(先日亡くなられたファイターズの元オーナー大社義規氏等は、例外的な存在と言っても良いだろう。)、ナベツネは球界の様々な事柄を良く勉強はしていると思う。「毒を以って毒を制する」ではないが、影響力が半端ではないナベツネが”まともな方向”で動いて行けば、球界の改革は一気に加速するだろう。
先ずはジャイアンツをまともな組織に変えて行く事だ。読売グループの天下り先と化してしまったフロントを正し、野球への深い愛情と知識を持った人間で構成する。チーム低迷の責任を現場にだけ取らせるのではなく、フロントにも負わせるのは当然の事となるだろう。
チームに於いては、過去の実績や”名前”に頼った起用に固執しないで、全力疾走を怠ったり、雑なプレーを成した選手を即刻活きの良い若手選手と交代させられる監督を抜擢する。競争原理の徹底だ。コーチも”コネ採用”を止め、能力の在る人材を登用する。指導力に疑問が感じられるコーチには、減俸等の厳しい処置が取られる。コーチの世界にも競争原理を徹底させるのだ。
そして球界に置いては、12球団が共存共栄出来る様に(企業努力を明らかに怠り、甘い汁を吸っているだけのチームは排除されるべきだが。)、ドラフト制度等の諸問題解決にイニシアチブを取って欲しい。
あのナベツネに、こんな期待をするのは虚しい事とは判っているが、そうでも思わないと遣り切れない。ナベツネは球史に悪しき存在として名を刻むか、それとも、”最後には”良き存在だったとして名を刻むのか。間違っても、プロ野球を破壊するという意味でのハカイダーにさせない様に、彼の言動を注視し、批判していきたいと思っている。
非常に不快では在るが、彼の球界復帰は不可避と言わざるを得ない。復帰を拒む法的根拠もなく、又、代表取締役会長に就任というのはあくまでもジャイアンツ内部の事だからだ。
彼が過去の所業を悔い改めて球界に復帰してくれれば良いのだが、その可能性は限りなく低いだろう。80年近くも維持して来た個性や思想は、そう易々と変わるものではない。そうは思っているものの、敢えて彼に望みたい。「ナベツネよ、球界のハカイダーになれ!」と。
今から30年以上前、「人造人間キカイダー」という変身ヒーロー物の番組が在った。「仮面ライダー」を始めとして、多くの変身ヒーロー物を描いた石ノ森章太郎氏の原作だったのだが、正義のヒーローであるキカイダーに対して、悪のヒーローともいえる存在だったのがハカイダーだった。このハカイダーの位置付けは非常に微妙なものがあった。100%の悪という訳ではなく、時折”正なる心”を垣間見せ、その事に懊悩する彼の姿に、当時の子供達は何とも言えない切なさと同情心を覚えていた気がする。だからこそ、彼は主役のキカイダーよりも人気が在ったとも聞く。最終的に彼は、キカイダーと共に自分が属していた悪の存在と闘い、そしてキカイダーの腕の中で絶命して行った・・・。
日本の怪獣映画を代表するゴジラも、最初は完全な悪役だった。それが回を重ねる毎に人間の見方と変わって行った。ナベツネにはそういったハカイダーやゴジラの様な存在になって貰いたい。悪が転じて正義に変わる。ジャイアンツのみならず、球界の問題点を悉く破壊し尽くした上で、静かに消え去って貰いたいのだ。
”御飾り職”に胡坐をかいた不勉強なトップが多い中(先日亡くなられたファイターズの元オーナー大社義規氏等は、例外的な存在と言っても良いだろう。)、ナベツネは球界の様々な事柄を良く勉強はしていると思う。「毒を以って毒を制する」ではないが、影響力が半端ではないナベツネが”まともな方向”で動いて行けば、球界の改革は一気に加速するだろう。
先ずはジャイアンツをまともな組織に変えて行く事だ。読売グループの天下り先と化してしまったフロントを正し、野球への深い愛情と知識を持った人間で構成する。チーム低迷の責任を現場にだけ取らせるのではなく、フロントにも負わせるのは当然の事となるだろう。
チームに於いては、過去の実績や”名前”に頼った起用に固執しないで、全力疾走を怠ったり、雑なプレーを成した選手を即刻活きの良い若手選手と交代させられる監督を抜擢する。競争原理の徹底だ。コーチも”コネ採用”を止め、能力の在る人材を登用する。指導力に疑問が感じられるコーチには、減俸等の厳しい処置が取られる。コーチの世界にも競争原理を徹底させるのだ。
そして球界に置いては、12球団が共存共栄出来る様に(企業努力を明らかに怠り、甘い汁を吸っているだけのチームは排除されるべきだが。)、ドラフト制度等の諸問題解決にイニシアチブを取って欲しい。
あのナベツネに、こんな期待をするのは虚しい事とは判っているが、そうでも思わないと遣り切れない。ナベツネは球史に悪しき存在として名を刻むか、それとも、”最後には”良き存在だったとして名を刻むのか。間違っても、プロ野球を破壊するという意味でのハカイダーにさせない様に、彼の言動を注視し、批判していきたいと思っている。
もはや存在自体がイメージダウンの原因となってしまった渡邊氏に何を期待するのも難しいのでしょうが、もしあるとすればただ1つ。折り合いが悪いとされるオリックス宮内オーナーとの闘争です。
渡邊氏が不在となった間のジャイアンツフロントは迷走を続けていた感はありますが、それでもプロ野球のあるべき改革に向けて動いていないわけではありませんでした。
となると、今の球界で最大の癌はやはりオリックスという企業でしょう。それだけに、「夷を持って夷を制す」となってもらい、オリックスが球団を手放すようになればありがたいところです。
いずれにせよ、この件に関してはジャイアンツファンの皆さんに声を上げていただかなくては何ともなりません。ぜひよろしくお願いいたします<(__)>
どうしても球界復帰を止められないのなら、それならそれで密かに期待している事が一つだけあります。
セのDH採用です。
どれ程の選手が救われる事でしょう。
(ええ、実は浜ちゃんのことしか頭にないんですが・・)
無駄な投手交代も減って試合時間も短縮されるはず。。
今回の交流戦で、各チーム「DHっていいなあ」と感じたはず、と思っていますので、守れない大砲を抱えている巨人などは今オフに動いてくれやしないかと密かに期待している事は内緒です。(^^;)
長島さんじゃ「同じライン」になってしまうかも (^-^;;
原さんは嫌われているだろうし。ここはひとつ社外取締役を導入して、王さんに参謀役を。
#無理でしょうね orz
球界改革とは、巨人の人気に依存しようとする精神構造の誤りに気づき、読売による支配を打ち破ることに他なりません。制度などはそれができればおのずと決まるもの。
それがナベツネ退陣後、巨人が妙に「いい顔」をしているもんだから論点がボケまくりです。巨人のエゴをストレートに表現してくれないと、野球好きの怒りが表出しないでしょう。
プロ野球は、日テレの視聴率のため、読売新聞の発行部数のために存在しているわけではありません。ナベツネ復帰後、再びこのような声がストレートにわき上がる事を期待しています。
#いろいろと補足いただきました (^-^)
反面教師がいないと何が正しいのかはっきりしないというのはありますね。そういう意味ではナベツネ復活大いに期待できますね!暴走して止める人が必須ですが。
またよろしくお願いします!
翻ってプロ野球は……
渡辺氏が復帰しましたがどうしても彼の考えには古さを感じてしまいます。
プロ野球ファン(野球を愉しむ人)が昔と比べて減っていると想います。
またプロ野球のサポーター(特定球団を応援する人)も減っているような気がします。
サッカーのサポーターの方達。彼らはプレーの質に(試合の最中)はさほど拘りを持たない人が多いでしょう。チームの勝敗が第一です。
また”応援”することが目標であって、試合を”見る”ことが目的ではないでしょう。
彼らはなぜ日本代表を応援するのか………
昨夏、北海道を歓喜と熱狂の渦に巻き込んだ駒大苫小牧。”たかだか”高校生のプレーに一喜一憂したのは彼ら(応援する方・される方)が共に「道民」であったことを抜きに論じることはできません。
一種の「ナショナリズム」をあの時道民の方は感じられていたのではないでしょうか。
なぜ、日本人は日本代表を応援するのか。それは日本人だからです。
なぜ、あの時北海道の人々は駒大苫小牧ナインの快挙に”あそこまで”感動したのか。それは「地元」だったからです。
「地元」これはファン拡大のためには絶対に無視できないと思います。
地元か否かでは興味・関心に時には圧倒的な差が出てきます。
その為にはチーム数を「増やす」ことも必要だと考えます。簡単なことではないとは百も承知です。しかしこのままでは……
Jリーグは将来的には各都道府県に2チームづつ、100チームを目指しています。今は約30チーム。
「今日、勝ってますよ」この言葉が意味するスポーツが将来も普遍であると現状では到底思えません。
来年はドイツで持ちきりでしょう。隆盛のサッカー、影指すプロ野球。もう、待ったなしです。
時代は既に”全国区”のチームが生まれ難い環境にあると思うのですが……
国や県の「ナショナリズム」抜きにプロ野球再興はありえない、と私は信じています。
サッカーのサポーター達が、”概して”試合を見ると言うよりも応援をする事に主眼を置いているというのは、自分も感じる所です。日本で行なわれたワールドカップの際も、日本チームの勝利に大騒ぎして、街中の物を破壊しまくる一部の連中には愚かしい思いと怒りを覚えましたが、多くのサポーターの心にナショナリズムが存在していたのは否定出来ないでしょう。
プロ野球に於いてもローカリズムは必須条件。古くは西鉄ライオンズの時代より、「おらがチーム」の応援に人々は熱狂し、それがプロ野球の隆盛を支えたのは確かだと思います。
プロ野球選手のレベル・ダウン(と言うよりも、所謂一流選手とそうでない選手の差が、昔よりも遥かに乖離してしまった気がしているのですが。)を感じてしまう自分としては、極端にチーム数を増やしてしまう事には抵抗を覚える部分は正直在りますが、少なくとも「北海道、東北、関東、中部、関西、中国、四国、九州&沖縄」と8つのブロックにチームを分散&発足させて貰いたいです。資金面や環境面で多くの問題は在りましょうが、球界全体として取り組んで行けば何とでもなる話ではないかと。ジャイアンツを始めとしたごく限られたチームだけが、利益を享受している時代ではないのですから・・・。
ば○こう○ち様の「毒を以って毒を制す」って言葉イイですね。きなこもね、この記事を読み始めた途端に、この言葉が真っ先に思いつきました。
心配なのは、ギルの脳を移植したハカイダーになっちゃうことです。ありゃダメです。
一度、球界を離れ、一般の目で見て、なにかを感じてくれれば今回の復帰も悪くないですね。
もう一度、大鵬、巨人、卵焼きになって欲しいですね。
ファンのことを考えた提案を期待しますよ。
ナベツネの復帰は正直言って反対だし、もう出てこないでほしいとまで思ってました・・・
こうなった以上はその権力を使っていい方向に向かってくれ~とプラスに考えるしかないですね