***************************************
(舞台下手より登場。)
今日はお前らに言いたい事が在る。心して聞け!
ひとーつ!
「日本代表がドイツワールドカップ出場決めてチョー嬉しい!ジーコ最高!もう一生忘れないぞ!」って言ってるそこの奴。ジーコ最高だって?はぁ?
ちょっと前まで「ジーコは何も教えない。ジーコじゃ勝てない。」って辞任要求のデモに参加してたよなあ?どうせ、ワールドカップで敗退したら、また「ジーコ辞めろ!」ってデモ起こすんだろ、このヤロー!
(マイクを叩き付ける。)
***************************************
「エンタの神様」で最近注目を集めている女性ピン芸人の摩邪さんなら、こう斬り捨てるのではないだろうか。
「ジーコは選手達に何も教えない。」「チーム作りの方向性が見えない。」「トルシエ前監督の時の方が、組織的な攻撃が見られた。」「ジーコなんか辞めてしまえ!」等々・・・。1年余り前は、ジーコ監督の手腕を疑問視する声が日本中に渦巻いていたといっても良い。辛辣な批判が飛び交い、サポーターによるジーコ辞任要求デモも繰り広げられ、1億総バッシング状態にジーコ監督は晒されていた。その頃の過激さは無いものの、ワールドカップ出場を決めた先日の北朝鮮戦迄もジーコ批判を見聞する事が少なくなかった。
ハッキリ言ってサッカーに興味が無い。上記した北朝鮮戦は平均視聴率が50%近かった様だが、自分は全く見ていなかったという”異端者”の側に居た事になる。サッカーのルールも良く判らないし、ましてや技術的&戦略的な事に関してはド素人と言って良い。だから、ジーコの手腕がどうこうと言える立場に無いし、それを言うつもりもない。唯、不気味なのは、ワールドカップ出場を決めた瞬間から、一夜にしてジーコ監督を賛美する声に切り替わった世論だ。
「勝てば官軍、負ければ賊軍」というのは勝負の世界の常の様な所は在るが、それにしても露骨過ぎる程の豹変ぶりではないか?「何も教えない。」と批判された事が、一転して「自立心を植え付けたジーコの長期的ヴィジョンは流石だ!」となってしまうのだから笑ってしまう。
何度か書いているのだが、世論というものはかなり好い加減な側面を持っていると思っている。特に、日本の場合は一つの方向に一気に世論が動く傾向が強い。マスメディアの偏向報道に大きな原因が在るとは思うが、報じられたままを鵜呑みして、自らの頭で”咀嚼”した上で知識や意見という”血肉”に換えるという作業を怠っている人間が少なくない事も否定出来ないのではないだろうか。
今マスメディアを賑わわせている「若貴の確執」。*1連日の様にTVやスポーツ紙はこの話題を報じ、自分も含めて少なからずの人間が、彼等の言動に批判の目を向けている。でも、一寸思い出して欲しい。僅か10年程前には、マスメディアはこぞって「若貴の兄弟愛」や「理想の家族で在る花田家」を賛美してはいなかっただろうか?自分は偏屈な事も在って(笑)、当時から”美談の嵐”には白けた思いしかなかったが、多くは美談の嵐に酔っていたのではないだろうか。
先日、貴乃花親方が当時の若貴ブームに付いて、「嬉しかったですが、余りにも奇麗事だった。綺麗な部分だけでは済まない、何時かこういう日が来る事は、幼いながらに感じていました。」と語っていたが、その通りだろう。
理想の家族と言えば、皇室もそういった論調で語られる存在。嘗て昭和天皇が存命中の頃、皇室は仲睦まじい理想の家族像として、マスメディアはその根拠となる事象をこれでもかという位に報じていた。「御優しい皇后陛下は美智子様を慈しまれ、常に心配りを成されている。」等といった報道もしばしばされていた。其処にはマイナス要素の報道等、皆無に等しかったと言っても良い。
ところが、昭和天皇が亡くなり、皇太后が表舞台に登場しなくなった途端に、マスメディアから「皇后と美智子さんの長きに亘る確執」といった報道が堰を切った様にされ始めたのは、何とも呆れ果てる思いがした。確執が在ろう事はそれなりに思いを巡らせば別段驚くに値しない事で、その事が呆れ果てたのではない。散々と気持ち悪い程の美化&美談仕立てしまくっていたマスメディアが、良くぞここ迄豹変したものだと呆れ果てたのだ。近い所で言えば昨年の「秋篠宮と皇太子の対立」報道の嵐も、それ迄散々理想の兄弟像を報じていたマスメディアの極端な”手の平返し”だろう。この無神経さ&図々しさは、あの人やこの人を思わせる。
偏向報道を嬉々として成しているマスメディアには唾棄の念を覚えるが、それに安易に乗っかってしまう世論というのもどうかと思う。
唯、かく言う自分も小泉首相誕生の際には、「これで日本を良い方向に変わって行くだろう。」と諸手を挙げて歓迎していたのだから、偉そうな事は言えないのだが・・・。
*1 以前にもマスメディアに登場しまくって花田家の問題を暴露しまくっていた元家政婦という女性。今回も「若貴の確執」を始めとした花田家の曝露話を様々な所で行なっている。ベッカム家の元メードといい、この元家政婦といい、守秘義務の概念は彼女等に無いのだろうか?社会正義に駆られての内部告発ならいざ知らず、ペラペラと家庭内の醜聞を喋りまくる彼女等には、金に飢えた野卑さしか感じられず、侮蔑の思いしか湧かない。羞恥心を喪失した人間が増えて来ているが、彼女等もそういった範疇に在るのだろう。
(舞台下手より登場。)
今日はお前らに言いたい事が在る。心して聞け!
ひとーつ!
「日本代表がドイツワールドカップ出場決めてチョー嬉しい!ジーコ最高!もう一生忘れないぞ!」って言ってるそこの奴。ジーコ最高だって?はぁ?
ちょっと前まで「ジーコは何も教えない。ジーコじゃ勝てない。」って辞任要求のデモに参加してたよなあ?どうせ、ワールドカップで敗退したら、また「ジーコ辞めろ!」ってデモ起こすんだろ、このヤロー!
(マイクを叩き付ける。)
***************************************
「エンタの神様」で最近注目を集めている女性ピン芸人の摩邪さんなら、こう斬り捨てるのではないだろうか。
「ジーコは選手達に何も教えない。」「チーム作りの方向性が見えない。」「トルシエ前監督の時の方が、組織的な攻撃が見られた。」「ジーコなんか辞めてしまえ!」等々・・・。1年余り前は、ジーコ監督の手腕を疑問視する声が日本中に渦巻いていたといっても良い。辛辣な批判が飛び交い、サポーターによるジーコ辞任要求デモも繰り広げられ、1億総バッシング状態にジーコ監督は晒されていた。その頃の過激さは無いものの、ワールドカップ出場を決めた先日の北朝鮮戦迄もジーコ批判を見聞する事が少なくなかった。
ハッキリ言ってサッカーに興味が無い。上記した北朝鮮戦は平均視聴率が50%近かった様だが、自分は全く見ていなかったという”異端者”の側に居た事になる。サッカーのルールも良く判らないし、ましてや技術的&戦略的な事に関してはド素人と言って良い。だから、ジーコの手腕がどうこうと言える立場に無いし、それを言うつもりもない。唯、不気味なのは、ワールドカップ出場を決めた瞬間から、一夜にしてジーコ監督を賛美する声に切り替わった世論だ。
「勝てば官軍、負ければ賊軍」というのは勝負の世界の常の様な所は在るが、それにしても露骨過ぎる程の豹変ぶりではないか?「何も教えない。」と批判された事が、一転して「自立心を植え付けたジーコの長期的ヴィジョンは流石だ!」となってしまうのだから笑ってしまう。
何度か書いているのだが、世論というものはかなり好い加減な側面を持っていると思っている。特に、日本の場合は一つの方向に一気に世論が動く傾向が強い。マスメディアの偏向報道に大きな原因が在るとは思うが、報じられたままを鵜呑みして、自らの頭で”咀嚼”した上で知識や意見という”血肉”に換えるという作業を怠っている人間が少なくない事も否定出来ないのではないだろうか。
今マスメディアを賑わわせている「若貴の確執」。*1連日の様にTVやスポーツ紙はこの話題を報じ、自分も含めて少なからずの人間が、彼等の言動に批判の目を向けている。でも、一寸思い出して欲しい。僅か10年程前には、マスメディアはこぞって「若貴の兄弟愛」や「理想の家族で在る花田家」を賛美してはいなかっただろうか?自分は偏屈な事も在って(笑)、当時から”美談の嵐”には白けた思いしかなかったが、多くは美談の嵐に酔っていたのではないだろうか。
先日、貴乃花親方が当時の若貴ブームに付いて、「嬉しかったですが、余りにも奇麗事だった。綺麗な部分だけでは済まない、何時かこういう日が来る事は、幼いながらに感じていました。」と語っていたが、その通りだろう。
理想の家族と言えば、皇室もそういった論調で語られる存在。嘗て昭和天皇が存命中の頃、皇室は仲睦まじい理想の家族像として、マスメディアはその根拠となる事象をこれでもかという位に報じていた。「御優しい皇后陛下は美智子様を慈しまれ、常に心配りを成されている。」等といった報道もしばしばされていた。其処にはマイナス要素の報道等、皆無に等しかったと言っても良い。
ところが、昭和天皇が亡くなり、皇太后が表舞台に登場しなくなった途端に、マスメディアから「皇后と美智子さんの長きに亘る確執」といった報道が堰を切った様にされ始めたのは、何とも呆れ果てる思いがした。確執が在ろう事はそれなりに思いを巡らせば別段驚くに値しない事で、その事が呆れ果てたのではない。散々と気持ち悪い程の美化&美談仕立てしまくっていたマスメディアが、良くぞここ迄豹変したものだと呆れ果てたのだ。近い所で言えば昨年の「秋篠宮と皇太子の対立」報道の嵐も、それ迄散々理想の兄弟像を報じていたマスメディアの極端な”手の平返し”だろう。この無神経さ&図々しさは、あの人やこの人を思わせる。
偏向報道を嬉々として成しているマスメディアには唾棄の念を覚えるが、それに安易に乗っかってしまう世論というのもどうかと思う。
唯、かく言う自分も小泉首相誕生の際には、「これで日本を良い方向に変わって行くだろう。」と諸手を挙げて歓迎していたのだから、偉そうな事は言えないのだが・・・。
*1 以前にもマスメディアに登場しまくって花田家の問題を暴露しまくっていた元家政婦という女性。今回も「若貴の確執」を始めとした花田家の曝露話を様々な所で行なっている。ベッカム家の元メードといい、この元家政婦といい、守秘義務の概念は彼女等に無いのだろうか?社会正義に駆られての内部告発ならいざ知らず、ペラペラと家庭内の醜聞を喋りまくる彼女等には、金に飢えた野卑さしか感じられず、侮蔑の思いしか湧かない。羞恥心を喪失した人間が増えて来ているが、彼女等もそういった範疇に在るのだろう。
お金目当てを批判するより、職業上知りえた秘密を喋るのは自分が「その職業ではプロではない」ことを全国に向け発信していること、それを見るのがいやなんです。
その考えを覆すほどのお金をつかめるんでしょうか。やれ強いのは金の力か・・。
ジーコはジーコなりにやっている。それがベストかどうかは、わからないし、もっと良い選択があるかも知れない。ただ北朝鮮とバーレーンより強いことが判っただけのこと。
でも、日本代表の監督も選手も、自分たちに対する評価に、慢心も過信も無いことが進歩を感じます。
なんか‥‥「キレイすぎる」ように思うんですよね‥。アジアはともかく、欧州や南米の強豪相手では‥。
しかしここは素直に喜ぶべきでしょう。おめでとうございます。
サッカーと野球の応援の根本的な違いといえば‥。
野球は相手選手がファインプレーをしたら素直に称えることもありますけど‥。
サッカーはないですね、ありえません。少なくとも試合中は。サポーターはひたすら味方へは声援を送り鼓舞し、相手にはブーイングを連呼。それもゴールキックやコーナーキックの度に。
野球で言えば相手チームのチャンスの度に‥と言うところでしょうか。
「健闘を称えあう」なんて余裕はあまりありません。
サッカーは「戦争」と言われます。「ケンカ」と言った方が適切でしょうか。
ともかく、激しいです。代表戦は国の威信をかけた(大げさではありません)戦争、いえ「ケンカ」。
ケンカをしている時に相手の健闘を褒める人は少ないでしょう。
W杯はその中でも最大のお祭り。ナショナリズムが爆発する場です。
ですからジーコへの態度が勝った負けたで全く違うのは自然であり当然のこと。
W杯予選は「内容」なんてどうでも良いのです。全ては「結果」。
過去に予選敗退した為命を狙われたり、実際命を落とした選手や監督もいますし‥‥(韓国でも帰国した監督が空港で襲われる事件がありました)
下手をしたら本当に命を懸けることになる。それがサッカーの代表選手や監督です。
とりあえず‥‥ドイツに出られるんですから。
出られなかったら‥‥凄かったことでしょう。
皇室のことは‥ちょっと‥‥。最近はあまりに「芸能人化」し過ぎているように思います。
色々な論議がありますね。”女帝”問題など。男子のみの相続は「男女不平等」と言う声が大きいようですが‥。
そもそも”皇室”の存在自体が憲法に矛盾しています。その皇室に「国民」と同じ原理を適用するのはどうかと‥‥。
女性天皇は容認しても女系天皇には慎重であるべきです。
日本史と天皇は切っても切り離せない関係ですから。
今の日本代表については、正直、強さも魅力もあまり感じられません。何とか結果を残せてるのは他のアジアの国々が弱かっただけのような気がします。前回のワールドカップでは地の利があったとはいえベスト16に入った国です、アジア予選を通過するのは当たり前、私としては結果はもちろんのこと、いかに内容が伴っているかを主題としてこの予選を見てきました。実際、内容より結果だけを求めるのはW杯本戦からで十分ではないか、つまりそれくらい日本代表には期待と誇りを持っていたってことですけどね・・・
日本代表チームがワールドカップ出場を決めた事に付いては、同胞として素直に嬉しく思っています。監督や選手達も良く頑張ったとも思っています。唯、あの手の平返しの様な報道(kageppo様が書かれておられる様に、世論という域迄に捉えてしまうのは、一寸違っていたかもしれません。)には、違和感を覚えざるを得ないんです。
思い返せば、王さんがジャイアンツの監督をされていた最終年。マスメディアの多くは「王解任!」とか「王辞めろ!」等と散々煽りまくっていました。ところが、いざ彼が解任された途端、「解任はおかしい!」等の王擁護論&同情論をぶち上げ始めた事に、節操の無さだけが心に残りました。それ迄にも一部マスメディアの好い加減さは感じていたのですが、この事で不信感は決定的となりました。
記事でも触れた様に、サッカーには興味が無い為、その試合も殆どと言って良い程観戦した事が在りません。Jリーグ元年の開幕戦を見たのが、まともに観戦した唯一の機会と言える有様。そんな自分ですので、サッカーの応援に付いてコメント出来る立場では無いのですが(だったらサッカーに関する記事なんか書かなければ良いのにと言われたら、それ迄なのですけれども(^o^;;;。)、野球よりも世界的に普及しているサッカーが、純粋なスポーツという面だけではなく、国の威信を背負った”戦争”であるという話は聞き及んでいます。そういう意味では、サッカー選手と監督というのも大変な立場なんでしょうね。
女帝問題に関しては、以前に記事(http://964.jp/Z2eR)にしましたが、女帝容認論が余りにも「男女平等」の観点からばかり主張されている気がするのは、一寸抵抗を覚えますね。一定の歯止めが講じられるべきではないかと思うのですが・・・。
祝福ムードに水を差したくないという気持ちは働いているのでしょうね。それは判るのですが、「余りにも豹変ぶりが過ぎるんじゃない?」とマスメディアに対して思ってしまいます。上でhigu様宛てに書かせて戴いたのですが、自分がマスメディアに対して明確に不信感を抱いたのが、この豹変ぶり故でした。
散々批判的な事を書きながらも、心の何処かでは「しっかりしてくれよ。」という期待にも似た思いがマスメディアには在り、だからこそ変わる事の無い「一貫性の無さ」に腹立たしさを自分は覚えてしまうのかも(^o^;;;。
アジア以外で勝てていないこと、自由なサッカーどうのこうのと言っておきながら(個人的には自由なサッカーが全て正しいとは思わないが)中田ヒデがいなければチームがまとまらないこと
またきっとコンフェデで負けたら更迭論が出るんです
コロコロ意見変えるな、とは思いますが
Jリーグにも選手はいる
大黒が代表で活躍していますがジーコはロクに視察をしていませんでした
ジーコはビデオで全ゲーム確認しているので故ゆえ・・・と言っていましたがビデオではボールを持っていないときの動きを把握できないのに
マスコミはデモを扇動していませんでした
寧ろ反対だった印象があります(自分は関西でデモがあれば参加していたクチです)
一喜一憂している日本人に思うことはまだ予選だよ、もうワールドカップは参加する事に意義があるというレベルじゃなくて勝つことしか意義がないんだよということを認識してほしいなと
マスメディアはジーコ万歳でなくてジーコで世界を勝ち抜けるかを議論して欲しいです
プレイボーイやサッカー雑誌位でしかできないでしょうが
かつてフランスW杯の出場選手に三浦知良選手を選ばなかった岡田武史監督が、日本をW杯出場に導いた事への賛美から一転、非難にさらされた事を思い出しました。あの当時は事の是非よりも、周囲の掌返しぶりにうんざりしたものです。
巨人がらみで書かせて貰えば、原監督の辞任もそうですね。
物議を醸した辞任会見のせいか、原氏への同情が集まっていましたが、周囲がそれまで原監督を温かい目で見守っていたとはとても思えません。
成績に対してもそうですが、一部選手への扱い、FA宣言した松井選手に対する態度など、私の拙い認識の中でも原氏に対する批判は相当なものでした。
散々叩いておきながら、いざ辞任となるとそれまで叩いてきた事や、原氏の監督としての問題点などを棚に上げて、悲劇のヒーロー像を作り上げる様には唖然としました。
私はむしろ騒動のとばっちりでスタートラインから白い目で見られ、急造内閣、アンバランスな戦力、酷使の影響を受けた投手など、沢山の重荷を背負わされた堀内監督の方が気の毒に見えました(今でもそう思っています)。
どの話題にしてもそうですが、
日和見的、または極論と断片的な報道のせいで、煽り目的という印象を受けることが多々あり、辟易とします。
こればかりはメディアリテラシーではありませんが、受け手が一方的な情報に流されないようにするしかないと思います。
三浦知良選手外しで、岡田監督は猛バッシング遭いましたね。哀しい程サッカーの知識が無いものですから、正しい見解かどうかは判りませんが、素人目には外して正解だったと思っています。全盛期と比べると、”数字面”ではかなり厳しいものが在りましたので。サッカーをここ迄盛り上げてきた大功労者に対して、最後の機会を何とか与えて欲しいというファンの熱き気持ちは判りますが、監督としてはドライに決断を下したという事で、正しかったのではないかと。
原前監督の場合も、マスメディアの手の平返しは酷かったです。唯、五味様には非常に申し訳ないのですが、自分は原さんの仁志選手に関する起用法には強い不信感を持っていました。「ジャイアンツ愛」を掲げていた原さんにとっては、一言居士で癖の強い仁志選手が使い難い存在で在った事は理解出来ます。唯、覇気やプロ意識に欠けた選手が多い(様に見えて仕方ないのですが。)ジャイアンツに在って、仁志選手の個性&プロ意識は非常に貴重で、こういった或る意味”異分子”を上手く使いこなせてこそ名伯楽ではないかとも思っていました。
そして、シーズン途中から、原さんの父親が週刊誌で仁志選手の去就の事(他にもチームの事に付いて、原氏からこういった相談を受けたとか、具体例を挙げる等。)をインタビューで答えているのを何度か目にした時、これは幾らアマチュアの名監督で在り原さんの父親という立場で在るにせよ、越権行為ではないかと感じました。考えたくはなかったのですが、原さんが父親をスポークスマンにして、仁志選手のトレードを正当化する為にやっているのではなかろうかとも勘繰ってしまいました。
実際はどうだったのかは判りません。唯言えるのは、あのまま原さんが監督を続けていたならば、仁志選手は九分九厘ジャイアンツからトレードに出されていたでしょう。彼の様な貴重な存在をジャイアンツから出してしまう事は、ジャイアンツにとっては非常にマイナスに働くと”自分”は思いました。ですので、原さんの解任には少しホッとした部分が在ったのは事実です。
唯、他の部分に於いては原さんの能力は優れていましたね。若手選手の起用とかは見るべき点が多かったですし・・・。
とは言え、マスメディアには一貫性を持った報道をして貰いたいです。王さんや原さんが監督として駄目と報じ続けていたのならば、一貫して主張すべき。解任された途端に、さも自分等はずっと彼等を擁護していたといった論調に切り替わると、「好い加減にせーよ!」という思いしか湧かないです(^o^;;;。
返信ありがとうございました。
原氏については失礼ながら、特に目を瞠るほどの監督だとは思わなかったので、
辞任会見から伺えた球団の手際の悪さはともかく、私も退任自体は仕方ないと思っていました。
9連敗、相次ぐ大量失点、頻出し過ぎた故障者、節々に見られた起用法の拙さ。
成績面でも一時は5位に落ち、Aクラスも最後まで危なかった等、当時の現場にも問題は少なからずありましたので。
仁志選手に対しての扱い、私も同様の考えを持っていました。
当初は一番打者以外の可能性を仁志選手に求めようとしていたかに見えたのですが、
最終的には打順のたらい回しにベンチウォーマー、挙句の果てにはトレード要員。
何を考えているのかと呆れた事もありました。
その点打順を変則的にしながらも9番に仁志選手を置く等、下位に置きながらもその中でつなぎという役割を意識づけさせ、守備力という特長をスポイルしなかった堀内監督の方が仁志選手を尊重していると思います。
giants-55さんの仰った裏事情もそうですが、
昨年一番に復帰して結果を取り戻し、今年一番を外されてもなお結果を残し続けている仁志選手を見るにつけ、
やはり仁志選手に対する心配りが原氏に足りなかったのだと私も思わざるを得ません。
辞任後のシュプレヒコールのような原氏擁護の論調には正直気味の悪さすら覚えました。
現場批判を幾度と無く目にした者としては、
氏への同情と言うよりはただ巨人を叩きたいが為にやっている、
世間を煽りたいが為にやっているとしか見えませんでした。
悪に仕立てられ英雄に祭り上げられる当事者よりも、私はそれを作り上げる世論の影響力の方が怖いです。