ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

カヴァー

2023年01月04日 | 其の他

五木ひろし氏は、歌が上手い其れは、自分も認めている。だが、歌の上手い彼で在っても、“合う歌”と“合わない歌”が在る。1ヶ月程前だったか、或る音楽番組にて彼が、自分の持ち歌では無い“昭和の名曲”を次々と歌っているのを見て、そう強く感じた。彼の声質や歌い方が、其の歌に合わないケースが在るのだ。

今から46年前の1975年、「演歌チャンチャカチャン」【】という歌が大ヒットした。「昭和の名曲の“さび”の部分だけを、メドレー形式で歌い上げる。」というコミック・ソング。「演歌」とタイトルに付いているけれど、中には「演歌って呼べるのか?」という物も含まれており、厳密に言えば「昭和歌謡曲チャンチャカチャン」という感じだ。で、「演歌チャンチャカチャン」に収録されている歌の内、1曲だけ知らない物が在った。「なぜか忘れぬ 人ゆえに♪」というさびだけなのだが、深く印象に残った。

大の懐メロ好きなのに、此の歌が緑の地平線というタイトルなのを知ったのは、比較的最近の事。1935年に公開された邦画緑の地平線」の主題歌で、楠木繁夫氏という方が歌っておられたのだとか。YouTubeで彼が歌っている【】のを聞いたが、さびだけでは無く、通して聞くと「良い曲だなあ。」と。

以降、YouTubeで此の歌を何度も聞いているのだが、同時に、多くの歌手がカヴァーしている事が判明把握出来ただけでも、次の方々がカヴァーしている。

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石川さゆりさんヴァージョン動画
石原裕次郎氏ヴァージョン【
ちあきなおみさんヴァージョン【動画
美空ひばりさんヴァージョン【
島倉千代子さんヴァージョン【
大川栄策氏ヴァージョン【
八代亜紀さんヴァージョン【
森昌子さんヴァージョン【動画
青木光一氏ヴァージョン【動画
近江俊郎氏ヴァージョン【動画
都はるみさんヴァージョン【
藤山一郎氏ヴァージョン【
鶴岡雅義と東京ロマンチカ
ヴァージョン【
田端義夫氏ヴァージョン【
小柳ルミ子さんヴァージョン【
二葉百合子さんヴァージョン【
細川たかし氏ヴァージョン【
三橋美智也氏ヴァージョン【
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錚々たる顔触れ。名曲だからこそ、名歌手達がカヴァーして来たのだろう。そんな歌を、懐メロ好きを標榜乍ら、つい最近タイトルどころか、通して聞いた事すら無かったのだから恥ずかしい。

全ヴァージョンを聞いて戴きたいが、同じ歌で在っても、歌う人によって結構印象が違う。「合わないなあ。」と思う人も居れば、「オリジナル楠木繁夫氏よりも良い!」と思う人も。飽く迄私見だが、一番良かったのはちあきなおみさんヴァージョン。声質も歌い方も、ぴたりと合っている。次によかったのは三橋美智也氏ヴァージョンで、3番目は近江俊郎氏ヴァージョンだ。

何度も何度も聞いて思うのは、曲調及び歌詞と、『緑の地平線』というタイトルが乖離している様に感じる。という事。名曲だからこそ、其の乖離が凄く気になる。


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