ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

昔は興味無かったが

2023年01月03日 | 其の他

以前にも書いたが、「昔は嫌いだった、乃至は敢えて食べ様とは思わなかったが、年齢を重ねた事で好きになった食べ物。」というのが在ったりする。自分の場合、松前漬けがそんな1つで、子供の頃は嫌いだった。「具材の1つで在る数の子が苦手。」というのが理由だったけれど、日本酒を飲む様なってからは、其の数の子の味や食感が好きになり、延いては松前漬けが大好きになった。

そんな感じで、趣味や嗜好って、年齢を重ねる事で変わって行く物。好んで見るスポーツも同様だ。プロ野球は子供の頃から一貫して大好きだが、「昔は全くと言って良い程に興味が無かったのに、今は夢中になって見る様になったスポーツ。」というのが、自分には在る。

年末から年始掛けて、“似た様な感じの詰まらないTV番組”が目白押しの中、夢中になって見入ってしまったのは、2つの“スポーツ系の番組”だった。1つは、12月27日にTBS系列で放送されたSASUKE、そしてもう1つは日テレ系列で昨日放送された箱根駅伝往路だ。

何方も、昔は“敢えて見様とは思わない番組”だった。特に箱根駅伝は、「年始に親戚の家に集まると、必ずと言って良い程にTV中継が流されていて、皆が夢中になって見ているのが不思議でならなかった。」程。何が、そんなに面白いんだろう?延々と走っているだけなのに。と、冷めた目で見ていたのだが・・・。

「SASUKE」も「箱根駅伝」も、基本的に“自分の身一つで闘うスポーツ”で在る。靴とかユニフォーム等は身に付けているけれど、「野球サッカーの様に、“道具”を必要とするスポーツでは無い。」と言っても良い。「徹底的に鍛え抜かれた身一つで闘う。」というイメージが「SSUKE」や「箱根駅伝」には在り(そういったスポーツが、他に無い訳では無いけれど。)、40代を越えた位から、魅了される様になった。

又、“見ている側を泣かせ様とする演出”が両番組には昔から在り、そういうのが興味を惹かれない理由でも在った。今もそういう部分は在るのだけれど、そういう演出を凌駕する程に、アスリート達の必死さを感じられる様になり、自然と感動して落涙してしまう様になった。年齢がそうさせるのだろうけれど、『SASUKE』で“壁”を突破出来なかったアスリート達の涙や、『箱根駅伝』で“時間切れ”にて繋げなかった学生の悔し泣きを見ては泣けてしまう。のだ。

「良い年をしたおっさんが、TV番組を見て泣いている姿。」なんて、客観的に見たら実に妙では在るのだが・・・。


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2 コメント

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Unknown (悠々遊)
2023-01-03 16:13:09
再びこんにちは
私の場合は子供のころ乃至若いころはよく見ていたけれど、歳とともに関心が薄れ見なくなったスポーツがあります。
その最たるものがプロレスで、それに連なるような格闘技物もほとんど見なくなりました。
特にプロレスは子供のころは真剣勝負だと思ってみていたのが、演出されたショーだと分かった時点で(苦笑)。
マラソンも最近は根気が無くて退屈に・・・その点、同じ長距離走でも駅伝は区間ごとに順位が入れ替わったりのドラマがあるので、ついつい最後まではらはらしながら見てしまいます(笑)。
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>悠々遊様 (giants-55)
2023-01-03 23:43:17
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

自分も、嘗ては夢中になってプロレスを見ていました。でも、悠々遊様とは一寸異なり、プロレスが持っていた彼の胡散臭さが好きだったんです。子供心に“御約束性”を感じていましたし、又、“全身生傷男”や”ナチス親衛隊の生き残り”等の禍々しい愛称にも惹かれた。

でも、世の中で“透明性”が叫ばれる様になって以降、プロレスの世界からそういう胡散臭さが取り除かれて行き、個人的には魅力を感じられなくなった。

そうなると、より真剣さを感じられるプロボクシング等に、"正反対の意味合い”で惹かれる様になりました。
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