8日にテレビ朝日系列で放送された「池上彰のニュースそうだったのか!! 10年前と比べてみようSP」の中で、“国家指導者の年齢”に付いて取り上げていた。
今年の11月5日にアメリカ大統領選挙が行われるが、民主党の候補となりそうなジョー・バイデン現大統領(81歳)と共和党の候補になりそうなドナルド・トランプ前大統領(77歳)が共に高齢で在る事から、「何方も年齢面で不安が在り、大統領には相応しく無い。」と考えているアメリカ国民が可成り多いという事だ。現時点でも「史上最年長にして、アメリカ史上最高齢の大統領。」で在るバイデン大統領。若し大統領に再選されれば、任期を終える「2029年1月20日」には86歳という事になる。一方、トランプ氏が返り咲いた場合、同年同月同日には82歳。心身共に不安が囁かれ続けているバイデン大統領だが、一方のトランプ氏も最近、演説中に突然30秒近く“フリーズ”してしまう等、健康面での不安が指摘されている。超大国の指導者だけに、其の決断が与える影響は“地球規模”で在り、アメリカ国民では無い自分でも“高齢なアメリカ大統領”には不安を感じる。
番組では「国家指導者の平均年齢(中央値)」が62歳とし、アメリカ以外の5つの国の国家指導者の“今の年齢”も紹介されていた。
**************************************************************
・ウラジミール・プーチン大統領(ロシア):71歳
・習近平国家主席(中国):70歳
・岸田文雄首相(日本):66歳
・エマニュエル・マクロン大統領(フランス):46歳
・金正恩最高指導者(北朝鮮):40歳
**************************************************************
マクロン大統領と金最高指導者以外は皆、平均年齢を超えている事になる。
此方の情報を元に、他の主な国の国家指導者の年齢を調べてみると、「リシ・スナク首相(イギリス):44歳、セルジョ・マッタレッラ大統領(イタリア):82歳、ドラウパディ・ムルム大統領(インド):65歳、ジャスティン・トルドー首相(カナダ):52歳、尹錫悦大統領(韓国):63歳、フランク=ヴァルター・シュタインマイヤー大統領(ドイツ):68歳」となっている。
「国家指導者の年齢は、若ければ若い程良い。」という訳で無いのは、金最高指導者等を考えると言える事。一方、「積み上げて来た経験や知恵、人脈等の強みが在る。」とはいえ、高齢の国家指導者には心身面で不安が残る。
因みに、「我が国の歴代首相」に関して、就任時の年齢が最も若いのは「初代首相・伊藤博文氏の44歳」、逆に最も高齢なのは「第42代首相・鈴木貫太郎氏の77歳」だとか。