久し振りに海外旅行をしようかと考えている。とは言え、懐が氷河期並に寒い身なので、近場を出来るだけ安く旅したいと目論んでいるのだが、激安のパッケージツアー(且つ完全フリー。)を見付けて大喜びするのも束の間、特記事項に目をやると、燃油サーチャージが結構馬鹿にならない費用で、総合的な激安感が失せてしまうのが悩ましい所。
「通常の航空運賃では賄い切れない程の燃油価格が上昇した際、乗客に燃油コスト増の一部を負担して貰う別建て料金」が燃油サーチャージなのだが、昨今の原油価格高騰の煽りを受けて、こちらも高騰化している様だ。
「原油価格高騰の付けを、安直に乗客転嫁するな!」と怒鳴りたい所だが、「日本航空では、原油価格の高騰で収益が悪化した為、全社員の給与を1割程度減らす方針を固めた。」とか、「航空会社サイドも、燃料を如何に減らすかで頭を痛めている。」という報道を見聞してしまうこの御時世では、怒りの持って行き場が無いのが現状だ(笑)。
一昨日の新聞に、「航空会社は・・・『燃料減らせ』」という記事が載っていた。”燃料ダイエット”に勤しむ航空会社の姿を報じているのだが、アメリカでは燃料費増大が経営を圧迫し、9月にノースウエスト航空等大手二社が破綻している現実は、決して対岸の火事では無いという事だろう。記事によると、原油価格の高騰で航空燃料は約2年半で3倍近くに高騰し、2005年度は日本航空が500億円超、全日空は300億円近くのコスト増になる見込みなのだとか。
コンチネンタル航空は、主翼の先端を上に折り曲げた恐竜の様な形をした飛行機を登場させた。1機当たり約5千万円を投じて改造した代物という事だが、空気抵抗を減らす事で、1機当たり年間30万リットル(約1,800万円)分の燃料を節約出来るのだそうだ。
全日空は客室乗務員の知恵を借りた機内「ダイエットキャンペーン」を展開中で、「午前便は御酒の量を減らしても問題ないのではないか?」とか、「全員に配っていたコーヒー用の砂糖を、希望者だけにしてはどうか?」といった意見が寄せられているという。「何とも微々たる事を・・・。」と思われるだろうが、「塵も積もれば山となる」とは良く言ったもので、結構馬鹿にならない様なのだ。実際に、全日空が国際線のビジネスクラス以上に登場させた、特殊な皿や湯飲みの話が載っている。磁器の中に微細な空気を入れる事で軽量化した皿や湯飲みを採用したのだそうだが、皿だけで1枚170グラム軽くなり、1機で66キロ減となる。湯飲みも合わせ560点を乗せる成田-ニューヨーク路線では、これだけで年間ドラム缶約200本分の燃料が浮く計算になるのだとか。
又、日本航空では機体に色を塗らない貨物専用機を導入。塗料を塗らないだけで1機150キロの減量となり、年間4万リットルの燃料が減らせるという。
結果的に乗客への上乗せを減らす方向で知恵を絞る事は大歓迎だが、くれぐれも安全第一の観点は忘れないで貰いたい。
「通常の航空運賃では賄い切れない程の燃油価格が上昇した際、乗客に燃油コスト増の一部を負担して貰う別建て料金」が燃油サーチャージなのだが、昨今の原油価格高騰の煽りを受けて、こちらも高騰化している様だ。
「原油価格高騰の付けを、安直に乗客転嫁するな!」と怒鳴りたい所だが、「日本航空では、原油価格の高騰で収益が悪化した為、全社員の給与を1割程度減らす方針を固めた。」とか、「航空会社サイドも、燃料を如何に減らすかで頭を痛めている。」という報道を見聞してしまうこの御時世では、怒りの持って行き場が無いのが現状だ(笑)。
一昨日の新聞に、「航空会社は・・・『燃料減らせ』」という記事が載っていた。”燃料ダイエット”に勤しむ航空会社の姿を報じているのだが、アメリカでは燃料費増大が経営を圧迫し、9月にノースウエスト航空等大手二社が破綻している現実は、決して対岸の火事では無いという事だろう。記事によると、原油価格の高騰で航空燃料は約2年半で3倍近くに高騰し、2005年度は日本航空が500億円超、全日空は300億円近くのコスト増になる見込みなのだとか。
コンチネンタル航空は、主翼の先端を上に折り曲げた恐竜の様な形をした飛行機を登場させた。1機当たり約5千万円を投じて改造した代物という事だが、空気抵抗を減らす事で、1機当たり年間30万リットル(約1,800万円)分の燃料を節約出来るのだそうだ。
全日空は客室乗務員の知恵を借りた機内「ダイエットキャンペーン」を展開中で、「午前便は御酒の量を減らしても問題ないのではないか?」とか、「全員に配っていたコーヒー用の砂糖を、希望者だけにしてはどうか?」といった意見が寄せられているという。「何とも微々たる事を・・・。」と思われるだろうが、「塵も積もれば山となる」とは良く言ったもので、結構馬鹿にならない様なのだ。実際に、全日空が国際線のビジネスクラス以上に登場させた、特殊な皿や湯飲みの話が載っている。磁器の中に微細な空気を入れる事で軽量化した皿や湯飲みを採用したのだそうだが、皿だけで1枚170グラム軽くなり、1機で66キロ減となる。湯飲みも合わせ560点を乗せる成田-ニューヨーク路線では、これだけで年間ドラム缶約200本分の燃料が浮く計算になるのだとか。
又、日本航空では機体に色を塗らない貨物専用機を導入。塗料を塗らないだけで1機150キロの減量となり、年間4万リットルの燃料が減らせるという。
結果的に乗客への上乗せを減らす方向で知恵を絞る事は大歓迎だが、くれぐれも安全第一の観点は忘れないで貰いたい。
日本シリーズを未だ引きずっている阪神ファンのまるじゅです。
航空会社も色々涙ぐましい努力をしているんですね~
仮に原油価格が安くなっても、経営状態がウハウハになっても、
こういう無駄を無くす工夫や努力は続けて欲しいと思います。
そいでもって燃費の問題を突き詰めた結果。
体重の重い/軽いで増減する運賃システムが導入され、
体重計が設置された空港から女性客の足が遠のく・・・・
なんて光景をフト想像してしまいました。
絶対に実現しないでしょうけど、
燃費向上委員会(?)で一度は取り上げられてるような気が(笑)
良い旅行プランが見つかるといいですね!
ここ数年で飛行機の快適装備がだいぶ増えましたし、座席数も減ったのではないでしょうか?
燃料費が増加してひぃひぃ言っているのならこう言った部分から直していったほうがいいんじゃないかと思いますね。
余談ですが、北九州と韓国を結ぶ高速船も500円付加運賃がかかるように成ったようです。
日本シリーズの結果は残念でしたね。でも、セ・リーグを制覇した事は厳然たる事実ですし、誇れる事だと思います。それなのに未だ引きずっているというので在れば、ジャイアンツ・ファンの自分等は一体どうすれば良い事やら(笑)。
日本人の悪い所に、「喉元過ぎれば熱さを忘れる。」というのが在りますよね。節約を美徳として捉え、「勿体無い。」という言葉を多用していた日本人が、高度成長期を経験して以降は「大量消費こそ美徳」といった感じに変貌し、節約を蔑ろにする様になった事から傾国は始まった様にも思います。(或る程度消費し続けて行かないと、国が成り立たないという面も在るのでしょうが。)
仰る様に、燃料費が下がっても、安全面に問題の無い範囲での無駄減らしは続けて貰いたいですね。
燃料費とは別にしても、エコロジーで飛行機を飛ばすのは良いことだと思います。
コンコルドは燃料を馬鹿食いしていたのでフライトの費用も高く、結局消えてしまいましたが、自動車にしても飛行機にしても、燃料との費用対効果というものを考えないといけないのだと思います。
需要が低いときは中型機に変えるなど、いろいろと業界も考えているようです。
蛇足ですが、最近は燃料チャージプラス、保険代もかかりますよね。
別に航空会社が儲けているわけではないのはわかるのですが、実際に支払うときに、金額が増えているのはショボーンです。
成田の空港使用料もちょっと高いですしね。