
声質が良いらしい。「声と顔がミスマッチ。」という、嬉しくない指摘をされた事も何度か在る。若かりし頃、同年代以上の人から「声が似てるね。」と良く言われたのは・・・。
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「『ハクション大魔王』【動画】の声優・大平透さん死去」(4月14日、Excite Bit コネタ)
「声優の大平透さんが、2016年4月12日に亡くなった。」と、読売新聞電子版が報じています。86歳でした。アニメ「笑ゥせぇるすまん」【動画】の喪黒福造や、「ハクション大魔王」の声を演じた他、「ザ・シンプソンズ」【動画】のホーマー・シンプソン、映画「スター・ウォーズ」【動画】のダース・ベイダーの吹き替え等も担当しました。
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大平氏と言えば、上で紹介されている「喪黒福造」や「ハクション大魔王」、「ホーマー・シンプソン」、「ダースベイダー」も有名だが、自分が子供だった際、夢中になって見ていたアメリカのTVドラマ「スパイ大作戦」【動画】での“或る声”が、個人的には最も印象深い。「スパイ組織“IMF”のリーダーに対し、小型オープンリール式テープ・レコーダーに録音された指令が流される。」というのが御決まりなのだが、其の「御早う、フェルプス君。」で始まる指令の声【動画】を担当していたのが大平氏で、当時は此のフレーズを真似する人が多かった。此の指令の声に似ていると良く言われたのが、今となっては懐かしい。
合掌。
giants-55さんが思い入れがあるのは「スパイ大作戦」だそうですが、私にとっては、大平さんと言えば何と言っても「スーパーマン」の主役クラーク・ケントことスーパーマンの声ですね。
昭和30年代前半の、外国テレビドラマの最大ヒット作です。最盛期には視聴率74%という驚異的な数字を出し、冒頭の「空を見ろ!鳥だ!、飛行機だ!、あっ、スーパーマンだ!」のセリフは流行語になりました。
その頃は私の家にはまだテレビがなかったのですが、見たくてたまらず、近所の家をハシゴして夢中になって見ておりました。シリーズ中期になってようやくテレビが家に来て、毎回食い入るように見た記憶があります。
大平さんと「スーパーマン」とは縁があって、日本で最初にテレビの吹き替えを行ったのが昭和30年放映開始の、アニメ版「スーパーマン」(製作は「ポパイ」や「ベティ・ブープ」でも知られるフライシャー・スタジオ)で声を担当した大平さんでした。いわば元祖、吹き替え役者(声優)だったわけです。
つい最近まで、現役だったそうですからすごい。テレビの歴史と、声優の歴史をその黎明期から共に生きて来たわけですね。
長い間、本当にお疲れ様でしたと言いたいですね。ご冥福を祈ります。
スーパーマンの声というと、自分はささきいさお氏のイメージが強いのですが、大平氏が一番最初だったんですね。
記事では触れなかったけれど、アニメを見て育った世代としては「ハクション大魔王」の他に、「おらぁグズラだど」のグズラ、「いなかっぺ大将」の大柿矢五郎、「科学忍者隊ガッチャマン」の南部博士、「ポールのミラクル大作戦」のベルトサタン等々、大平氏が担当された声には多くの多い出が在ります。
「余人を以て変え難い」という表現が在りますけれど、フランク永井氏や美空ひばりさんと並び、大平氏も余人を以て変え難い声質の方でした。
仰る通り、大平氏は声優として当たり役が多い方。記憶から抜け落ちておりましたが、「マグマ大使」のゴアも彼でしたね。着ぐるみもされていたというのは驚き。
良く良く考えると「マグマ大使」では、マグマ大使の声を金内吉男氏(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%86%85%E5%90%89%E7%94%B7)、ガムの声を(一部では在りますが)野沢雅子さん(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E6%B2%A2%E9%9B%85%E5%AD%90)が担当されていたのですから、実に豪華。