ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

勿体無かったなあ・・・

2012年05月31日 | スポーツ関連

本題に入る前に、御断りしたき事が1つ。本日から数日間、インターネットアクセスする事が難しそうな此の間の新しい記事のアップ、そして頂戴した書き込みへのレス付けは無理と思われる。アクセス出来る様になり次第、従来通りの対応をさせて戴く所存、御理解戴ければと。

 

さて、昨日は野球関連で、嬉しい出来事が2つ在った。1つはメジャー昇格を果たした松井秀喜選手(レイズ)が、其の初戦で2ランを放った事。「35」という新しい背番号には違和感拭えないけれど、大好きな松井選手が現役続行し、メジャーで活躍するに到った事は本当に嬉しい。今後、もっともっと活躍して欲しいものだ。

 

そしてもう1つの嬉しい出来事は、杉内俊哉投手(ジャイアンツ)のノーヒットノーラン達成。昨夜行われた「ジャイアンツvs.ゴールデンイーグルス」戦は、ジャイアンツが杉内投手、ゴールデンイーグルスは田中将大投手の先発で試合が始まった。

 

初回から“三振奪取の嵐”だった杉内投手は、4回表が終わった段階で8奪三振という物凄さ。一方の田中投手は、1回裏に先頭打者の長野久義選手に行き成り3塁打を打たれるも、後続確り抑えた。6回裏を終えた時点で「3安打無失点」と、此れ又見事な投球。超一流投手が御互いを強く意識し、結果として見応えの在る投げ合いに。此れ程の「手に汗握る投手戦」は久し振りで、地上波で中継されなかった事が、何とも勿体無く感じてしまった。

 

9回表、2アウトを取り、27人目の打者を「1ボール、2ストライク」とした杉内投手。此処迄1人も塁に出さず、パーフェクト・ゲーム達成迄、1つのストライクを取るだけという状況。日本プロ野球の公式戦が初めて行われたのは1936年なので、今年で77年目を迎えた事になるのだが、パーフェクト・ゲームを達成したのは僅か15人だけ。平均で言えば「約5年に1人が達成している。」訳だが、前回の達成者は1994年の槇原寛己氏というのだから、もう18年も前の事になる。其の前は1978年の今井雄太郎氏と、槇原氏が達成する迄16年の月日を要しており、パーフェクト・ゲームの達成が如何に難しいかを思い知らされる。

 

中盤以降、に“逆球”が投じられる様になった杉内投手。な予感が頭を過ったりもしたが、9回表に1アウトを取った段階で、「パーフェクト・ゲーム達成するだろうな。」と確信。そして上記した様に、27人目の打者を「1ボール、2ストライク」と追い込んだのだが、次の球を投じる時に再び嫌な予感が。其れ迄は(捕手の)阿部慎之助選手が出すサイン通りに投げていた杉内投手が、阿部選手のサインに対して何度か首を振ったのだ。「最後の決め球は、自分の思い通りにしたいんだろうな。」と理解する一方で、「此れでリズムが崩れなければ良いけれど・・・。」という不安が。

 

投じた球は「ストライク」とコールされてもおかしくはない、実に微妙なコースに行き、結果は「ボール」。杉内投手の表情が一瞬、落胆した様に見えた。此れで力んでしまったのか、「2ボール、2ストライク」からの5球目はとんでもないボール球に。「3ボール、2ストライク」から投じた6球目は又してもボールとなり、16人目のパーフェクト・ゲーム達成者誕生とはならなかった。勝負に「たられば」を言っても詮無いが、「1ボール、2ストライク」からの4球目を、阿部選手のサイン通りに投げていたら。達成迄99.99999%という状況だっただけに、「勿体無かったなあ・・・。」という思いが今でも残る。

 

とは言え、ノーヒットノーランの達成も非常に難しい事。日本球界では、杉内投手を含めて75人しか達成していないのだから。本当におめでとう!!!


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