昨夜行われた「スワローズvs.カープ」戦で、新井貴浩選手が2千本安打を達成した。紆余曲折在った彼の野球人生。タイガースから古巣のカープに戻った昨年、カープ・ファンの中には、彼に対して複雑な思いを持つ人も居た。でも、敵地・神宮球場に押し寄せた大勢のカープ・ファンが、彼の偉業達成を大きな拍手で称えていた光景を目にすると、「色々在ったけれど、カープ・ファンは新井選手が大好きなんだなあ。」と嬉しい気持ちに。プロ入りから18年目での2千本安打達成、本当におめでとう!!
「日本球界で通算2千本安打を達成したのは、新井選手で47人目。」と報道されている。確かに此方を見ると其の通りなのだが、此れは“日本球界での記録”だけで、“メジャー・リーグでの記録”は加味されていない。
日本球界でデビューして活躍した後、メジャー・リーグに移って活躍し、“日米通算で2千本安打”を達成した選手で抜け落ちている者が、全部で3人居る。イチロー選手(日:1,278安打、米:2,943安打→通算:4,221安打)、松井秀喜氏(日:1,390安打、米:1,253安打→2,643安打)、そして井口資仁選手(日:1,698安打、米:494安打→通算:2,192安打)だ。
だから、(日本球界でデビューした者で)日米通算2千本安打を達成した選手は、新井選手で50人目という事に。
此の50人をデビューした球団別で数えた所、以下の通り。(球団名が変わった場合、現在存在する後進の球団名に入れた。)
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ホークス:6人
ジャイアンツ:6人
カープ:6人
マリーンズ:5人
ドラゴンズ:5人
ファイターズ:4人
ライオンズ:4人
スワローズ:4人
バファローズ:3人
ベイスターズ:3人
近鉄バファローズ:2人
タイガース:1人
インディアンス*1:1人
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セ・パで分けると、「セ:25人、パ:24人、他:1人」で、略互角という結果に。
*1 アレックス・ラミレス氏が当該。彼は「米:86安打、日:2,017安打→2,103安打」と、日本球界だけで2千本安打を達成している。