似た様な番組が多いので、年々、地上波の放送を見る時間が減っている。其の分、衛星放送を見る時間が増加。ドキュメンタリー番組も良いが、懐かしい番組には、ついつい見入ってしまう。
今夏、TBSチャンネルでは、面白い投票が行われていた。過去に放送された“大映ドラマ”の最終回だけを一挙に再放送し、此れ等の中から“全話を見たい作品”を、視聴者に投票して貰ったのだ。で、10位迄の投票結果は、以下の通り。
*********************************
4位: 「人はそれをスキャンダルという」(1978年制作)
7位: 「噂の刑事トミーとマツ」(1979年制作)【動画】
8位: 「事件狩り」(1974年制作)
9位: 「ポニーテールはふり向かない」(1985年制作)【動画】
*********************************
「顔で笑って」、「不良少女と呼ばれて」、「人はそれをスキャンダルという」、そして「事件狩り」以外の6作品は、全話を通してで無い物も在るが、全てリアル・タイムで見ていた。
で、1位から5位に選ばれた作品に関しては11月以降、全話が放送される事となっており、11月末からは「人はそれをスキャンダルという」(全21話)を見た。12月に入ってからは大好きだったドラマ「夜明けの刑事」(全111話)が放送開始となり、現在も放送中。1位に選ばれた「顔で笑って」(全26話)は、昨夜、最終回を迎えた。
41年前に放送開始となった「夜明けの刑事」には、意外な人間が登場したりしている。3年前の紅白では、下にも置かない歓待振りで出演していた矢沢永吉氏。そんな彼がキャロルのメンバーとして、“刺身のつま”の様な扱いで「夜明けの刑事」に出ていたのには、「えー。」という感じだったし。
「夜明けの刑事」の出演者では坂上二郎氏、鈴木ヒロミツ氏、石立鉄男氏、宇津井健氏等が鬼籍に入られている。42年前に放送開始となった「顔で笑って」に到っては、宇津井健氏の他、フランキー堺氏、松村達雄氏、葦原邦子さん、初井言榮さん、野添ひとみさん、橋本功氏、夏夕介氏、谷村昌彦氏、松山英太郎氏、浦辺粂子さん等、非常に多い。麻雀大会を開催する回が在ったけれど、雀卓を囲んでいる面子が宇津井健氏、フランキー堺氏、松村達雄氏、そして野添ひとみさんで、「全員が、既に亡くなっているじゃないか。丸で、彼の世での麻雀大会を見ている様な感じだなあ。」と、不謹慎な事を思ったりも。
小学校の低学年の頃、祖父だったか祖母だったか忘れたが、「年を取るってどういう事?」と質問した事が在る。「年を取るかあ・・・昔からの知り合いがどんどん亡くなり、少なくなって行く事かなあ。」という答えには、当時ぴんと来る物が無かったのだけれど、近年は凄く判る様になった。古いドラマ等を見ていると「此の人、もう亡くなってる。あ、此の人もだ。」といった感じで、古くから見知った著名人の“死”を意識する機会が増えたので。
石橋正次さんがカッコイイですねぇ。
どうぞ、良いお年を~!!
hiro様も「夜明けの刑事」を見られているんですね。石橋正次氏、今は可成り髪の毛が後退してしまいましたが、昔は本当に格好良かった。子供の頃のイメージでは、高身長という感じだったけれど、再放送を見て、意外に小柄だった事に驚いています。
41年前と言えば、鈴木勇刑事役の“二郎さん”は、当時40歳。今時の40歳と比べると、何とおっさん度が強い事か。
又、次週の予告で“二郎さん刑事”というナレーションが入ったりと、鈴木刑事というよりも“坂上二郎”というキャラクターを、番組が前面に押し出していたのも面白いですね。
最後に、今年も1年間、大変に御世話になりました。良い年末&年始を御過し下さい。