先月アップした「暗殺された女性記者」という記事の中で、プーチン政権に批判的な報道を繰り返していたロシアの女性記者が射殺された事件に暗殺の疑いが掛けられている事、又ロシアでは7年間に100人以上のジャーナリストが殺害されている事を記した。
そんな中、プーチン政権の強権体質を批判し続けて来たロシア連邦保安庁(FSB)の元中佐が、亡命先のイギリスで毒殺未遂に遭い重体の状態に在るという。この人物はアレクサンドル・リトビネンコ氏で、嘗てプーチン氏から政敵の暗殺を命じられ、それを拒んだが為にイギリスに亡命せざるを得なかったと言われている。今回の毒殺未遂事件は、上記した女性記者殺害に関与した人物のリストを受け取るべく、情報提供者とロンドン市内のレストランで接触し、其処で飲食した物に劇物のタリウムが仕込まれていた様だ。その情報提供人はレストラン内で一切飲食物を摂らなかったとの事。
これもプーチン大統領の意を受けたFSBの所業なのだろうか?強権国家の空恐ろしさを感じてしまう。流石に我が国では此処迄荒っぽい所業は見られないものの、嫌な兆候(「中学生を脅迫するアベシンゾー」の項)は近年チラホラ見え隠れしているのが気になる所。”声の大きな人物”の問題に関しては何故か主要なマスメディアがダンマリを決め込んでいる以上、一般国民は権力に対してより注意を払わなければならないと思う。
そんな中、プーチン政権の強権体質を批判し続けて来たロシア連邦保安庁(FSB)の元中佐が、亡命先のイギリスで毒殺未遂に遭い重体の状態に在るという。この人物はアレクサンドル・リトビネンコ氏で、嘗てプーチン氏から政敵の暗殺を命じられ、それを拒んだが為にイギリスに亡命せざるを得なかったと言われている。今回の毒殺未遂事件は、上記した女性記者殺害に関与した人物のリストを受け取るべく、情報提供者とロンドン市内のレストランで接触し、其処で飲食した物に劇物のタリウムが仕込まれていた様だ。その情報提供人はレストラン内で一切飲食物を摂らなかったとの事。
これもプーチン大統領の意を受けたFSBの所業なのだろうか?強権国家の空恐ろしさを感じてしまう。流石に我が国では此処迄荒っぽい所業は見られないものの、嫌な兆候(「中学生を脅迫するアベシンゾー」の項)は近年チラホラ見え隠れしているのが気になる所。”声の大きな人物”の問題に関しては何故か主要なマスメディアがダンマリを決め込んでいる以上、一般国民は権力に対してより注意を払わなければならないと思う。
ロシアに限らず、独裁国家&強権国家には「人権」という概念が乏しく、人の命が枯れ葉一枚程の重さの様に扱われているのが恐ろしい所です。
「暗殺された女性記者」の中でも触れましたが、現在のロシアは「貧しき者と富める者との格差が拡大する一方。官僚主義が横行し、自由が失われつつ在り、多くのジャーナリストは時の政府に不都合な情報は流さなくなっている。」とか。何となく日本も似通って来ている気がするのは、杞憂に過ぎるのでしょうか。
背後から注射されたとか、推測がかなり出たよなぁ、そんなことをふと思い出した。
いずれにしても、ソビエトからロシアに変わった国、政権までもが逆戻りしていかなければいいと思うが・・・。
リトビネンコ氏重体から持ち返したとも言われていたのですが、結局は亡くなられましたね。死人に口無しとは言いますが、これで真相は闇に葬られる事になってしまうのでしょうか。イギリス当局は「必ず真相究明する。」と言っている様ですが・・・。
日本での常識が海外からすると常識外だったりする事が在りますが、こと「正義」に関しては個々人で概念が異なるものですよね。恐らくまっさらな心で在るならば、その正義なる概念は万人がほぼ等しく為り得るのでしょうが、其処に私利私欲といった邪まな思いが介在して来ると、正義の概念すらも極めて危険なものとなってしまうのかと。
こういった恐ろしい組織の活動は、007の世界だけで在って欲しいものですが(苦笑)。
そうやって、一人の人間を平気で殺せるプーチン大統領ってどういう人なんでしょうか。私が見たあるサイトには、「モサドの創始者は生まれながらのスパイで、対談者はその視線により必ず口を割ってしまうような目の人だった。そして、今日までにそのような視線を持ったものはウラジミール・プーチンだたひとりである。」って書いてありました。ロシアの人々は、このような大統領のことをどう思っているんでしょうか。そこらへん、何かしっていますか。長く書いてすみません。
「”ソ連時代”に戻るのか?」の方に頂戴した書き込みにレスを付けさせて貰ったのですが、この事件”も”何となく闇に葬られそうな感じですね。唯、”表面的には”何事も無かったかの様に装えても、地下では確実に独裁政権に対する反意が広まっているのではないでしょうか。それがリトビネンコ氏の残した言葉の指す所で在り、プーチン大統領の指示で彼が殺されたのだ”としたら”、プーチン政権は自らパンドラの箱を開けてしまったと言えるでしょう。
プーチン大統領の元側近だった富豪のボリス・ベレゾフスキー氏が、亡命先のイギリスで「武力によるプーチン政権の打倒」を口にしましたが、これにより地下で脈打っていたマグマが一気に噴出する事になるのかどうなのかは、今後注視して行く必要が在るでしょう。
ロシアの中でもプーチン政権に対する見方は、二分されているのではないでしょうか。現政権下で”甘い汁”を吸っている人達にとれば現状を変える必然性は何も無いでしょうし、逆に更に酷い環境に追いやられてしまった人達にとっては一刻も早く現政権を打倒して貰いたいのではないでしょうか。