19日に投開票された沖縄県知事選挙で、無所属新人にして自民&公明両党が推薦していた仲井真弘多氏(67歳)が、同じく新人で民主党等野党六党推薦の糸数慶子氏(59歳)等を破り初当選を決めた。民主党等野党は今回の選挙を「年内最大の政治決戦」と位置付けていたが、野党間の意見調整に時間が手間取り後手を踏んだ事や、公明党が支援母体の創価学会をフル回転させ票の掘り起こしを図った事が勝敗を分けたと言える。
先の福島県知事選挙で敗北を喫した自民&公明両党故、今回の勝利は再び勢いを取り戻す一助としたい所だろう。唯、「今回の勝利=国民が安倍政権へ全面支持を与えた」と与党の首脳陣が口々に主張しているのは全くおかしな話だと思う。これが国政選挙で与党が大幅に勝利を収めたというので在れば未だしも、一地方の首長選挙の勝利”だけ”で「安倍政権の全面支持を得た。だから教育基本法の改正も、人権擁護法案や共謀罪の法案通過も勝手気ままに出来るのだ!」となってしまうのでは暴論。今回の沖縄県知事選の争点は「アメリカ軍普天間飛行場移設問題」に在った筈だ。小泉政権発足以降、この手の火事場泥棒的で手前勝手な「内閣への全面支持」発言が目立ちはしまいか?
郵政民営化に反対して自民党を離党した所謂「造反組」議員に対し、自民党執行部は彼等を復党させる方向で最終調整に入ったという。来夏の参議院選挙で自民党が勝利を収める為には、造反議員達の力が欠かせないという事なのだろう。国民の多くが反発したとしても来夏迄にはすっかり忘れてしまうだろうという読みと、年内に党所属の議員数を増加させて政党交付金を増加させたいという思惑が自民党執行部に在ると思われる。
造反議員の復党には、小泉チルドレンを中心とした一部議員の間から反対の声が上がっている。それに対して小泉前首相は、「政治家は常に使い捨てにされる事を覚悟しないといけない。甘えちゃいけない。使い捨てが嫌なら国会議員にならない方が良い。」と述べていた。この発言自体は全く正論。色々もっともらしい理由付けをしているが、反対している議員の多くは結局の所、己が選挙区を造反議員達に取り戻されたくないだけとしか思えないからだ。
唯、この発言自体は正論にしても、前回の総選挙を小泉首相(当時)自身が「郵政民営化に賛成か否かを問う選挙。」と位置付けた以上、造反議員の復党をホイホイと安直に認めるのはおかしな話。「郵政民営化に賛成の意を表明させる。」とか、「安倍政権への全面的な忠誠を誓わせる。」といった”踏絵”を造反議員達に踏ませた上で復党させるという事だが、人間の主義&主張は状況によって変化するのは已むを得ない事としても、政治家たる者は確固たる信念を持ち続ける可きで在って、自民党に属する事が最終目的で在ってはならないと思う。*1
見目麗しい松坂慶子さんが歌った「愛の水中花」。その出だしは「これも愛、あれも愛、多分愛、きっと愛♪」だったが、差し詰め今の自民党は、全ての事柄に関して手前勝手に「これも民意、あれも民意、多分民意、きっと民意♪」と捉えている様に感じる。
*1 当ブログでも何度か書いている様に、自分は郵政民営化に賛成している。だからこそ造反議員達のこの件に関する主張には相容れないものが在るのだが、唯、中でも平沼赳夫氏の姿勢には共感を覚えている。確固たる信念を持っているというのも在るが、「自らの信念を目先の利益の為に放棄するのは、自分の子供達に対して親として示しが付かない。」と語っていた事も”人間として”魅力を感じたからだ。だからこそ郵政民営化に反対しているならば、その主義を曲げて復党する事だけは避けて貰いたい。
先の福島県知事選挙で敗北を喫した自民&公明両党故、今回の勝利は再び勢いを取り戻す一助としたい所だろう。唯、「今回の勝利=国民が安倍政権へ全面支持を与えた」と与党の首脳陣が口々に主張しているのは全くおかしな話だと思う。これが国政選挙で与党が大幅に勝利を収めたというので在れば未だしも、一地方の首長選挙の勝利”だけ”で「安倍政権の全面支持を得た。だから教育基本法の改正も、人権擁護法案や共謀罪の法案通過も勝手気ままに出来るのだ!」となってしまうのでは暴論。今回の沖縄県知事選の争点は「アメリカ軍普天間飛行場移設問題」に在った筈だ。小泉政権発足以降、この手の火事場泥棒的で手前勝手な「内閣への全面支持」発言が目立ちはしまいか?
郵政民営化に反対して自民党を離党した所謂「造反組」議員に対し、自民党執行部は彼等を復党させる方向で最終調整に入ったという。来夏の参議院選挙で自民党が勝利を収める為には、造反議員達の力が欠かせないという事なのだろう。国民の多くが反発したとしても来夏迄にはすっかり忘れてしまうだろうという読みと、年内に党所属の議員数を増加させて政党交付金を増加させたいという思惑が自民党執行部に在ると思われる。
造反議員の復党には、小泉チルドレンを中心とした一部議員の間から反対の声が上がっている。それに対して小泉前首相は、「政治家は常に使い捨てにされる事を覚悟しないといけない。甘えちゃいけない。使い捨てが嫌なら国会議員にならない方が良い。」と述べていた。この発言自体は全く正論。色々もっともらしい理由付けをしているが、反対している議員の多くは結局の所、己が選挙区を造反議員達に取り戻されたくないだけとしか思えないからだ。
唯、この発言自体は正論にしても、前回の総選挙を小泉首相(当時)自身が「郵政民営化に賛成か否かを問う選挙。」と位置付けた以上、造反議員の復党をホイホイと安直に認めるのはおかしな話。「郵政民営化に賛成の意を表明させる。」とか、「安倍政権への全面的な忠誠を誓わせる。」といった”踏絵”を造反議員達に踏ませた上で復党させるという事だが、人間の主義&主張は状況によって変化するのは已むを得ない事としても、政治家たる者は確固たる信念を持ち続ける可きで在って、自民党に属する事が最終目的で在ってはならないと思う。*1
見目麗しい松坂慶子さんが歌った「愛の水中花」。その出だしは「これも愛、あれも愛、多分愛、きっと愛♪」だったが、差し詰め今の自民党は、全ての事柄に関して手前勝手に「これも民意、あれも民意、多分民意、きっと民意♪」と捉えている様に感じる。
*1 当ブログでも何度か書いている様に、自分は郵政民営化に賛成している。だからこそ造反議員達のこの件に関する主張には相容れないものが在るのだが、唯、中でも平沼赳夫氏の姿勢には共感を覚えている。確固たる信念を持っているというのも在るが、「自らの信念を目先の利益の為に放棄するのは、自分の子供達に対して親として示しが付かない。」と語っていた事も”人間として”魅力を感じたからだ。だからこそ郵政民営化に反対しているならば、その主義を曲げて復党する事だけは避けて貰いたい。
どうなんでしょう?
前回の衆議院選挙で、郵政民営化に賛成し自民に初めて投票したなんて人、たくさんいると思います。
そんな人達にとっては、「造反組」議員を復党なんてことになれば、絶対に自民にいれることはないでしょう。
復党させることこそマイナスのような気がします。
政権を担うには外交安保がしっかりしてないと無理です。
英国でも保守党と労働党で外交安保政策にほとんど差はありません。
郵政民営化は私は賛成でしたが、反対する自民党議員が己の信念に従ったのは評価してました。
それなのに一年あまりで、郵政民営化も進みつつあるのに復党するのは去年の選挙とは何だったのか?
あまりに有権者をバカにした行為だと思います。
基本日本が有事になったときに在日米軍が本気で
防衛のために戦闘するかっていうことに対しては
やはり懐疑的です。まあ日本が戦場になるような
有事はありえませんが。。。
所詮アメリカなんて不沈空母ジャパンとしてしかみてない。
こうなるとやはり憲法第九条改正、防衛庁→防衛省となって自国の軍隊を合憲化しなければ。。。
そして核保有の是非を本気で論議し(現実地下核実験が出来ないから実現しないとしても)、対ミサイル防衛システムをきっちりと整備しつつ、対アジア外交を進めていかないと。。。
ここまでやると自虐な大人の政治家ではなく自国を本気で防衛する姿勢が社会の空気を変えて小学生のイジメという名の暴行障害、恐喝事例が減ることでしょう。
子供は大人の鏡ですから。
(さてそうなったらいいなと。。。)
でも核保有国でイジメが無いというとそうでもないか。。。^^;
自民党は独自に世論調査を行い教育基本法の改正は沖縄知事選に影響しないと判断したそうですね。もしかしたらこのとき沖縄知事選は与党の勝利とはじいたのかもしれませんね。公明党の組織票がかなり物を言っているようです。
これは裏腹に無党派層、特に若者の投票行動を起こさないことにつながっているのではないかと思います。正社員になかなかなれず、派遣社員、フリーターで酷使、搾取される。挙句の果てには憲法改正で武器を持たされて最前線に連れ出されかねない状況なのに、ネット上では保守的な若者が多いことを不思議に思います。今安倍政権が進めようとしている政策のリスクの多くは若者が背負い込むことになると思うのですが。
沖縄県は確か都道府県別で最も失業率の高い所だったと思います。ですから経済の問題が、争点の一つとして常に在ると言えますね。大阪府等、都心部でも財政が破綻状態に在る所は在りますが、未だ経済面で何とか救われている面は在ります。問題なのは地方で財政難に在る所。
昨日、財政破綻した夕張市が約360億円の借金を20年間で返済す可く、打ち出した財政再建計画案が波紋を呼んでいました。市内に11校在る小・中学校を、2010年迄に小・中学校各1校に統合するのを始めとして、図書館や体育館、公営の老人ホーム、市内唯一の映画館といった施設をもクローズするとか。市民税を始めとした諸税を大幅に引き上げ、ゴミ回収は有料化、保育料や交通料金も大幅に引き上げられるとか。バス料金は現状の200円から、最大で4倍になる所も出て、一家4人の平均的な家庭では、年間で16万円を超える支出増(中でも保育関係の支出が大幅にアップするとか。)と報じられていました。
炭鉱閉鎖による人口減から、ハコモノを作って「観光の街」として生き残ろうとしたものの、それこそ”武士の商法”で莫大な赤字を生み出してしまった訳ですが、それを地域で穴埋めしなければならない面は在るにせよ、此処迄行ってしまうと「貧しき者達は死ね。」と言っている様なもの。何でもかんでも税金で救済するというのは考え物ですが、国会議員1人を”飼う”のに年間で最低1億円もの税金が費やされている事を考えると、彼等の数を半減すれば夕張市の赤字穴埋めがほぼ1年で出来てしまうのに・・・と思ってしまいます。
景気拡大局面が続き、戦後最長だった「いざなぎ景気」を超えて58ヶ月を記録したとか。しかし一般レベルでその恩恵を被っている人って、一体どれ程居るんでしょうか?マヌケ様が以前から主張されておられる様に、企業ばかりがこの恩恵を独り占めとしている様な感じですね。結局、政府の視線が企業や一握りの金持ちにしか向いていないというのが最大の原因ではないでしょうか。