ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

麻薬探知犬の代わりと成り得るか?

2011年07月31日 | 時事ネタ関連

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「麻薬探知が出来るかも 蛾、追う触角匂いセンサーに」(7月26日付け東京新聞【朝刊】)

 

警察犬吠える代わりに、蛾が麻薬の入った鞄に群がって密輸を防ぐ日が来るかもしれない。東京大の桜井健志特任助教神崎亮平教授等は、フェロモン鋭敏に感じ取るカイコガ遺伝子を一ヶ所組み換えるだけで、簡単に別の匂いを追う様になる事を発見した。上手く利用すれば、匂いの高感度センサーになるかもしれない。成果はデータベース必読論文に指定される等話題を呼んでいる。

 

カイコガのは、微量の性フェロモンを頼りに雌に辿り着く。触角に在る受容体と呼ばれる組織が、性フェロモンだけを確実に捉えて脳に信号を送り、雌を追う性行動を引き起こすからだ。

 

桜井特任助教等は、カイコガの受容体と性行動が、たった一つの遺伝子から決まる事を発見。別種のコナガの受容体の遺伝子をカイコガに組み入れてみると、コナガの雌を追う様になった。

 

昆虫は80万種以上居り、多くの独自の受容体を持つ。もし此の中から麻薬や爆薬、病気等の匂いに反応する受容体が見付かれば、其の遺伝子をカイコガに組み入れて防犯や医療に役立てられる可能性も在ると言う。

 

カイコガがフェロモンを嗅ぎ分ける能力は警察犬の嗅覚並み。しかも訓練不要で育成コストは1匹当たり50円以下。と桜井特任助教は蛾の“捜査官”の優秀さを強調する。

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先日放送された「探偵!ナイトスクープ」で、「天然を捕りたい!」という依頼が在った。「田舎の御爺ちゃんの家の近くの川に鰻が居て、御母さんが『天然の鰻は美味しいらしいが、高くて食べられない。何とか捕まえて、食べさせて欲しい。』と言っている。しかし5年前から何度も挑戦しているけれど、どうしてもも捕まえられない。其処で優秀な“探偵”を派遣して貰い、是非とも天然鰻を捕まえさせて欲しい。」という中2の男子からの依頼に、長原成樹探偵が応えるという内容。実に笑える展開で、何とかかんとか天然鰻は捕獲出来た。

 

川の中の穴に潜り込んでいる天然鰻を、蚯蚓を餌に付けた釣り針で釣り上げるという方法だったのだが、兎に角捕れない。「鰻釣りの名人」と称される人物が試みても捕れず、時間だけが延々と過ぎ去って行った。同行した釣具店の店主に長原探偵が「何故釣れないのか?」と聞いた所、店主は「雨が降り出すのを鰻が予知して、(増水で)流されない様に穴の奥に行ってしまっているのだろう。」と回答。「へー。」と思って見ていたら、直ぐに雨がザアザアと降り出して来たので、「動物の能力って凄いなあ。」と改めて感じた次第

 

大地震の前に動物達が異常な行動を取る。」というのは、良く指摘される事。科学的な裏付けは取れていない様だが、動物には人間に無い優れた能力が在る様に自分は思う。類い稀なる鋭敏な嗅覚を有する蛾を、遺伝子組み入れ(遺伝子を弄くる事自体には、抵抗が無い訳では無いが。)をする事で麻薬探知や病気の発見に利用するというのは、中々面白い発想。続報を期待したい。


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