ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

24回目の命日

2013年02月09日 | 其の他

1989年2月9日(水)、帰宅途中の車内で“漫画神様”こと手塚治虫氏が亡くなられた事を知った。乗客が持っていた夕刊紙載っていたのか、将又、車内の電光掲示板に速報として流れていたのかは、全く覚えていない。一瞬にして頭の中が真っ白になってしまい、から崩れ落ちそうになってしまいそうな程、大きなショックを受けたので。1月7日に「昭和」が終わった此の年、「昭和を代表する“巨星”墜つ。」という思いになった事だけは、明確に覚えている。

 

マイナーな漫画だけど好き」、「『人間が生き物の生き死にを自由にしようなんて、おこがましいとは思わんかね。』」、「手塚治虫作品ベスト10」、「稀な経験」(「手塚氏と連れションした。」というのが、数少ない自慢の1つ。)、「安達が原」等々、過去に関連記事を幾つか記して来た様に、自分にとって手塚治虫氏は特別な存在。「漫画家」という枠に収まり切れない彼から、自分は多くの事を学んだ。人格形成に彼は大きな影響を及ぼし、「彼がなかったならば、今の自分は無い。」と言っても過言では無い。其れ程凄い「クリエーター」で在り、「思想家」でも在った。

 

今日、手塚氏が亡くなられてから24回目の命日を迎えた。十二支で言えば、二回りした事になる。「60歳」(享年)で年齢が止まったの手塚氏に対し、自分(giants-55)の年齢はどんどん増えて行き、手塚氏との年齢差は縮まる一方なのが哀しい。もっともっと長生きして、良い作品を生み出して欲しかった。

 

手塚作品を知らないだけで無く、「手塚治虫」という人物すらも知らない世代が増えていると聞く。ファンとしては本当に残念でならないし、「手塚作品を知らない儘、人生を終えてしまうのは勿体無いなあ。」と思ってしまう。


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4 コメント

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Unknown (透明人間)
2013-02-10 11:07:08
手塚作品で育ったと言える世代としては死去された時はショックでした
昔は学生時代の夏休みや冬休みの楽しみと言ったら午前中にTV放送されるアニメ劇場でした
色んな作品が放送されますが必ずと言って良いほど手塚アニメが入ってた記憶が有りますリボンの騎士、海のトリトン、不思議なメルモちゃんなど
(不思議なメルモちゃんなんかは二次元だけど児童ポルノ規制法で現在は放送禁止かも?)
しかし今の学生はかわいそうですねアニメ劇場はワンピース一択かポケモン一択状態だから(今の子はネットや塾に行ってるからアニメなんか見ないかな)
手塚作品で好きなセリフはブラックジャックの「私なら自分の母親の値段は百億つけたって安いもんだがね」です
今回確認したら「おばあちゃん」の中のセリフだと思ってたら「もらい水」のセリフだったのを知りました
(でもこのセリフはおばあちゃんの方が似合ってるような・・・)
余談ながら自分にとって手塚先生と同じぐらい亡くなられた時にショックを受ける漫画家と言ったらこち亀山の秋本治先生かな
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>透明人間様 (giants-55)
2013-02-10 13:00:59
書き込み有難う御座いました。

「昔は学生時代の夏休みや冬休みの楽しみと言ったら、午前中にTV放送されるアニメ劇場でした。」という点から推測するに、恐らく透明人間様は自分と同世代ではないかと思うのですが、当時の夏休み&冬休みのTV番組って午前中は完全に「子供シフト」が組まれていましたよね。「ピュンピュン丸」や「魔法使いサリー」、「ミクロイドS」、「もーれつア太郎」辺りがアニメでは、そして「マグマ大使」や「仮面の忍者 赤影」、「スペクトルマン」辺りが特撮番組では“再放送”の定番でした。

手塚アニメで言えば、「ミクロイドS」と「海のトリトン」のOP曲が大好きで、今でもカラオケで歌ったりします。曲も然る事乍ら、詩が良い!

手塚氏は「性教育」をテーマにした作品も幾つか描いており、「ふしぎなメルモ」の他にも「やけっぱちのマリア」や「アポロのう歌」等も印象に残っています。唯、永井豪氏の作品の様に「幼心にも欲情してしまう様な絵」では無く、其の辺が手塚氏自身も自覚していた様で、「僕は女性を上手く描けない。」といった言葉を残していますね。

「もらい水」も心に残る作品。ブラック・ジャックこと間黒男(はざま くろお)は「幼い頃に亡くなった母親への思慕の念。」と、「優しい母親を捨てて、愛人の元に走った父親への嫌悪感。」というのが人格形成の上で大きな影響が与えられている。だからこそ、「自分の母親」を投影した様な名作が多い様に感じます。
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Unknown (マヌケ)
2013-02-10 17:12:40
夏休みの午前中は宇宙家族ロビンソンやカーク船長、ミスタースポックの宇宙大作戦でした。 夕方になると仮面の忍者赤影やマグマ大使でした。 しかし、夕方と言えば南総里見八犬伝や謎の転校生なんかも懐かしいです。 手塚作品で好んで読んでいたのはブラックジャックや三つ目がとおるだったでしょうか。 少年チャンピオンでしたっけ? アニメはメルモちゃんも覚えています。 変身する時の裸になるシーンにくぎ付けでした。 インド版の巨人の星が向こうでテレビ放送されているそうですが、映像の中にはスズキの自動車やパナソニックの冷蔵庫が登場して、マーケティングと日本製品の刷り込みも行われているのだとか。 アジアで日本が好感をもたれているのはこうしたアニメが一役買っているのですね。 
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>マヌケ様 (giants-55)
2013-02-11 00:33:38
書き込み有難う御座いました。

スポ根物や劇画が人気を博し、丸まっこい線が特徴の手塚作品は「古い。」とされた時代が在りました。運営していた「虫プロダクション」が倒産し、「手塚は終わった。」とさえ言われていた1973年、少年チャンピオンで連載開始となった「ブラック・ジャック」、そして翌年から少年マガジンで連載開始となった「三つ目がとおる」が人気となり、不死鳥の如く蘇った手塚氏。此の2作が無かったら・・・今の漫画界は大きく変わっていたかもしれません。

「御色気物」と言えば、ドラマでは「ハレンチ学園」、そしてアニメでは「キューティーハニー」をドキドキし乍ら見ていた幼少期。思えば「性への目覚め」は、永井豪氏の作品で惹起された様に思います。女性の裸のラインが本当に綺麗で、そして艶めかしかった。

インド版巨人の星、「野球」では無く「クリケットを題材にし、「大リーグ・ボール養成ギブス」の形状が変わる等の点は知っていましたが、日本製品のアピールという面も在るんですね。アニメが日本のイメージの向上に大きく寄与していると思うし、今回のインド版巨人の星も人気を博して欲しいものです。
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