****************************
「チベット:暴動が甘粛省に波及・・・亡命政府『30人が死亡』」(3月15日、毎日新聞)
中国チベット自治区で始まった暴動は15日迄に、西部・甘粛省甘南チベット族自治州夏河に波及した。チベット仏教僧侶を含む数百人が14日にデモ行進し、15日には治安当局がデモ隊に催涙ガス弾を発射した。AP通信が地元住民の話として伝えた。暴動の成り行き次第では、他のチベット族居住地にも飛び火する可能性が出て来た。
一方、インド北部ダラムサラを拠点とするチベット亡命政府は15日、ラサの14日の武力鎮圧で30人の死亡が確認されたと発表。国連の即時介入と現地調査を求める声明を出した。中国国営新華社通信は、ラサの暴動で商店主等10人が死亡したと伝えていた。
こうした中、チベット自治区の司法当局は15日、ラサの暴動に加わった僧侶等に出頭を呼び掛ける通告を出した。住民の密告も奨励しており、あらゆる手段で事態収拾を急ぐ姿勢を見せている。通告は「18日午前0時迄に出頭すれば減刑し、他の犯罪者の検挙に協力すれば刑の免除も在り得る。」としている。「期限迄に出頭しない者や、犯罪者を匿まった者には厳罰で臨む。」と警告した。
チベット亡命政府は声明で死者100人の未確認情報も在るとし、「平和的なデモが、無差別殺人で抑圧されている。」と非難。中国政府が暴力的な鎮圧を続ければ「チベット人は方向性を失う。」として暴力の連鎖の深刻化に懸念を示し、全チベット人に暴力で対抗しないよう求めた。
声明は又、チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世を暴動の「首謀者」とする中国政府の主張に付いて、「全く根拠が無い。」と全面否定した。
インドの首都ニューデリーでは15日も、中国大使館の塀を攀じ上ろうとする等した亡命チベット人等約50人が警察に逮捕された。ダラムサラでも約300人がデモ行進したが、大きな混乱は無かった。インド政府は中国側での暴動に関連し、国内の亡命チベット人による政治活動を厳格に取り締まる方針を確認している。
****************************
「人類の歴史は殺戮の歴史でも在る。」この言い古された表現の如く、我々人類はこれ迄に数多の殺戮を行って来た。「殺し合いは激しい憎悪を生み、その憎悪が新たな殺し合いを生み出して行く。」という不毛な連鎖を頭で理解しつつ、性懲りも無く殺戮を繰り返してしまうのは、人間の弱さで在り、愚かさでも在る。
中国に関連した事件が起こる度に、それこそ鬼の首を取った様に嬉々としてバッシングする人達とは一線を画したいが、唯彼の国の人権意識の無さ加減にはずっと憤りを覚えている。まともな国家足らんとするならば、武力によって言論の封じ込めを計るなぞは言語道断。北京オリンピック開催を約5ヵ月後に控えた中国政府としては、強硬手段にて早急なる事態収拾を図りたいのだろうが、それでは火に油を注ぐだけだろう。
嘗てのモスクワオリンピックやロサンゼルスオリンピックでは政治的な理由から、少なからずの国家が不参加を表明する事態となった。ショーン・マコーマック米国務省報道官は14日の記者会見で今回の事件に関し、「中国政府に対し、チベット文化を尊重し、武力を使用しないよう要請した。」と表明。又、「今回の事件による北京オリンピックへの影響は無い。」とも。
右打ち職人様が書かれておられる様に、自分も「莫大な金を生み出す様になったオリンピックでは、『不参加』というカードをスパッと切れる国はなかなか居ない。」と思っている。だがしかし、それはあくまでも現状に於いての話。中国政府が今後も強硬な姿勢を採り続ける場合は、不参加を決める国が出て来ないとは言えないだろう。
「チベット:暴動が甘粛省に波及・・・亡命政府『30人が死亡』」(3月15日、毎日新聞)
中国チベット自治区で始まった暴動は15日迄に、西部・甘粛省甘南チベット族自治州夏河に波及した。チベット仏教僧侶を含む数百人が14日にデモ行進し、15日には治安当局がデモ隊に催涙ガス弾を発射した。AP通信が地元住民の話として伝えた。暴動の成り行き次第では、他のチベット族居住地にも飛び火する可能性が出て来た。
一方、インド北部ダラムサラを拠点とするチベット亡命政府は15日、ラサの14日の武力鎮圧で30人の死亡が確認されたと発表。国連の即時介入と現地調査を求める声明を出した。中国国営新華社通信は、ラサの暴動で商店主等10人が死亡したと伝えていた。
こうした中、チベット自治区の司法当局は15日、ラサの暴動に加わった僧侶等に出頭を呼び掛ける通告を出した。住民の密告も奨励しており、あらゆる手段で事態収拾を急ぐ姿勢を見せている。通告は「18日午前0時迄に出頭すれば減刑し、他の犯罪者の検挙に協力すれば刑の免除も在り得る。」としている。「期限迄に出頭しない者や、犯罪者を匿まった者には厳罰で臨む。」と警告した。
チベット亡命政府は声明で死者100人の未確認情報も在るとし、「平和的なデモが、無差別殺人で抑圧されている。」と非難。中国政府が暴力的な鎮圧を続ければ「チベット人は方向性を失う。」として暴力の連鎖の深刻化に懸念を示し、全チベット人に暴力で対抗しないよう求めた。
声明は又、チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世を暴動の「首謀者」とする中国政府の主張に付いて、「全く根拠が無い。」と全面否定した。
インドの首都ニューデリーでは15日も、中国大使館の塀を攀じ上ろうとする等した亡命チベット人等約50人が警察に逮捕された。ダラムサラでも約300人がデモ行進したが、大きな混乱は無かった。インド政府は中国側での暴動に関連し、国内の亡命チベット人による政治活動を厳格に取り締まる方針を確認している。
****************************
「人類の歴史は殺戮の歴史でも在る。」この言い古された表現の如く、我々人類はこれ迄に数多の殺戮を行って来た。「殺し合いは激しい憎悪を生み、その憎悪が新たな殺し合いを生み出して行く。」という不毛な連鎖を頭で理解しつつ、性懲りも無く殺戮を繰り返してしまうのは、人間の弱さで在り、愚かさでも在る。
中国に関連した事件が起こる度に、それこそ鬼の首を取った様に嬉々としてバッシングする人達とは一線を画したいが、唯彼の国の人権意識の無さ加減にはずっと憤りを覚えている。まともな国家足らんとするならば、武力によって言論の封じ込めを計るなぞは言語道断。北京オリンピック開催を約5ヵ月後に控えた中国政府としては、強硬手段にて早急なる事態収拾を図りたいのだろうが、それでは火に油を注ぐだけだろう。
嘗てのモスクワオリンピックやロサンゼルスオリンピックでは政治的な理由から、少なからずの国家が不参加を表明する事態となった。ショーン・マコーマック米国務省報道官は14日の記者会見で今回の事件に関し、「中国政府に対し、チベット文化を尊重し、武力を使用しないよう要請した。」と表明。又、「今回の事件による北京オリンピックへの影響は無い。」とも。
右打ち職人様が書かれておられる様に、自分も「莫大な金を生み出す様になったオリンピックでは、『不参加』というカードをスパッと切れる国はなかなか居ない。」と思っている。だがしかし、それはあくまでも現状に於いての話。中国政府が今後も強硬な姿勢を採り続ける場合は、不参加を決める国が出て来ないとは言えないだろう。
で、チベット。
日本は今までこのことを積極的に報道したためしがないように思うのですが、なぜか今回はトップで扱い、特にいつもは消極的なNHKですらしかもソースはアメリカからのを使ってたりする。
何か起こりそうだな、という気がします。
過去の複雑な歴史も在ってか、中国内での言論封殺に関しては我が国でその詳細が取り上げられる事が稀ですよね。アラメイン伯様のブログ(http://blog.livedoor.jp/alamein/)等、ネット上の記事にて後追いで事実を知る事が多いというのは全く妙な話です。
「民族浄化」というのは実に嫌な表現なれど、今回の事件は「ダルフール紛争」と同じ民族浄化の臭いがします。中国政府は相変わらず強気な姿勢を崩していない様ですが・・・。
宗教だけ見ても、仏教にキリスト教、イスラム教、道教、儒教、はたまた新興宗教と様々な信者がその地域毎に深く根付いている国家ですので、そもそも一つの国として成立している(させる)のが無理な話。風貌も言語も習慣も違うんですからね。
中国政府としては独立を認めてしまうと、次々に“綻び”が生じて、最終的に自らの基盤を喪失してしまうという恐れが在るのでしょう。だからこそ他国がどうこう言っても耳を貸そうとしないのでしょうが、まともな国家としてこういう姿勢はどうなんでしょうね。まあ為政者による暗殺行為が平然と行われている大国も在りますし、中国だけが例外ではないのでしょうが・・・。
もし我が国も無防備ならチベットのようになってたかもしれません。
中国が報道管制をしいてるので映像も実像も伝わってきませんが、もし天安門事件のような映像が流れるとアメリカもヨーロッパも激高する世論を抑えられなくなるでしょう。そうなるとオリンピックどころではなくなる可能性もあります。
「騒乱」だの「暴動」だのというのは、支那の支配者側の視点に立った言葉づかいですよね。今の日本のマスゴミはこの呼び方からしておかしい。
その狂った日本のマスゴミはこうです。CNNはトップニュースに流しているにもかかわらず、日本ではNHKが習近平が副首席に選ばれたというニュースを、チベット蜂起を報じる前に流していたようです。
中国の支配者階級は今北京五輪にむけて日本とアメリカのマスコミの報じ方に神経を尖らせています。向こうは五輪放映権をちらつかせてこちらの報道にまで恫喝を続けている有様。またそれに屈する日本の腰抜け政府とマスゴミ。。。
わが国はいつからこんなどうしようもない腑抜け国家になったのだ。情けない。
我が国のマスメディアを全て否定する気は在りませんが、そのスタンスに疑問を感じるメディアは確かに存在しますね。他に優先して伝えるべきニュースが少なからず在るというのに、ニュースの冒頭で「今日、アイドルの○○さんが結婚発表しました。」とニコニコ顔で伝えるキャスター。嘗て大宅壮一氏が生み出した「一億総白痴化」という言葉が頭を過ぎります。
マスメディアによる“言葉遊び”の酷さは常々書いて来ましたが、確かに今回の事件は「暴動」では無く「蜂起」と称されるべき代物でしょうね。これ迄からすると今回は割合きちんと報道しているとは思いますが、それでも奥歯に物が挟まった様な報道スタンスが感じられない訳でも無く、事実を“加工”しないで在りの侭に伝えて欲しいもの。まあこれは対象国が中国じゃなく、例えばアメリカで在っても或る程度の“加工”を感じてしまう我が国のマスメディアでは在りますが。
あの国は今色々と問題抱えてますからね
今の状態で友好路線というものには正直疑問があります
まぁ胡錦濤自身がチベット侵略指揮してましたからね…
侵略しても国内問題ですます国に
50年以上前の戦争責任云々って…
今現在進行形の侵略は止めようがないんでしょうか
色々考えさせられる問題だと個人的には思ってます
ただ皇統が血脈ではなく党に変わっただけです。
私は民主化には興味はないですが、革命とあらば別で、断固支持します。(孔子は何度も革命軍に参加しようとしてました。封建主義者としては当然)
わが国のメディアが腰抜けなのは、北京五輪のプレスパスの絡みでしょう。支那の大使館が圧力をかけている話も聞きましたから。