① 予感的中か?
昨日、パ・リーグは開幕を迎えた。3試合共に1点が勝敗を分けるという、実に緊迫した面白い内容。中でも戦力的にかなりの苦戦を予想していたバファローズが、ライオンズの若きエース・涌井秀章投手を相手に勝利したのは大きい。今季のパ・リーグは意外に混戦模様になるのかもしれない。
一方、セ・リーグは来週に開幕を控え、23日迄オープン戦を残している。実を言えば、昨日横浜スタジアムで行われる「ベイスターズv.s.ジャイアンツ」の試合を観戦する予定だったのだが、生憎の雨で中止に。今年初めての観戦だっただけに残念。
それにしもオープン戦でのジャイアンツは、余りに御寒い状況だ。昨日迄に15試合を消化して2勝15敗3引き分け(勝率:.167)と、12チームで断トツの最下位。同率で5位のチーム防御率(3.07)も然る事乍ら、順位同様に断トツで最下位のチーム打率(.167)がチーム不振の元凶と言って良いだろう。兎に角、余りにも打てなさ過ぎる。
昨年10月の記事「内田打撃コーチが首ですか・・・」で内田順三氏及び伊勢孝夫氏というベテラン打撃コーチの“解雇”に疑問を呈した。そして彼等の跡を継いだのが篠塚和典氏及び村田真一氏という事に、大きな不安を感じた。選手としての篠塚氏は超一流だったが、指導者になって以降の彼は己が役割を果たしている様には全く見えなかったし、村田氏もバッテリー・コーチとしてなら未だしも、打撃コーチとしての手腕が余りにも未知数だったからだ。能力云々では無く、原監督の「ゴルフ仲間」や「飲み仲間」という観点から選んだ様なコーチ陣。まるで“KY首相”が好んだ“御友達内閣”の雰囲気に、「内田打撃コーチの解任は、来季のジャイアンツに大きなマイナスを生じさせるだろう。」とその記事では記したが、どうやら予感的中といった感じか。
② レコードプレーヤー
「『レコード』の存在を全く知らない若い人が居て、その事にビックリしてしまった。」という話を以前書いたと思う。1980年中盤より媒体がレコードからCDへと以降して行った事を考えれば、それから20年以上経つのだから、レコードの存在を知らない若者達が居てもおかしくないのだろう。「その存在は知っていても、いざレコードプレーヤーを目の前にすると、レコード針を外側では無く内側に置こうとした若者が居た。」という記事を前に目にしたし。
昨日の「FNNスーパーニュース」で、レコード楽曲をパソコンに取り込むレコードプレーヤーがソニーから来月発売されるというニュースが報じられていた。「レコードの持つ味わいが好き。」というファンは結構居る様だし、「レコードでは発売されたが、CD化されていない嘗ての曲を聞きたい。」という人も居たりで、「レコード音源をパソコンに取り込み、それをiPOD等の携帯音楽プレーヤーに転送。」という需要に目を付けた商品と言えよう。
③ 付録合戦
これも、昨日放送された「FNNスーパーニュース」で取り上げていたネタ。現在の出版界は“付録合戦”とも言える状態に在り、雑誌類に豪華な付録を付ける競い合いが各社で繰り広げられているとか。出版不況が言われて久しいが、雑誌の売上げもかなり下がっているそうで、「“四大婦人雑誌”の唯一の生き残りだった『主婦の友』が発行部数の激減により、5月に発売される6月号で91年の歴史にピリオドを打つ。」というニュースが報じられたのも記憶に新しい所。その打開策の一つが、この付録合戦。
自分が子供だった時分、学習雑誌の付録と言えば紙製の工作物やソノシートが定番だった。近年では内容がかなり変化しているのは3年前の記事でも触れたが、今発売されている「小学一年生」の4月号には、何と「ドラえもん どこでも指ピアノ ドレミくん」なる“ハイテク付録”が付いているのだ。5本の指に端子を付けて指を動かすと、まるでピアノを弾いているが如く音が出るという優れ物。
又、或る女性雑誌にはブランド品のガーターが付いており、この商品は普通に買うと1,500円はする代物との事。700円を切る価格の雑誌に、その2倍以上の価格の付録が付いている訳だ。
以前は「この雑誌が好きだから買う。」という“固定化された読者”が多かったが、最近は「この特集や付録が良いから、今回はこれを買おう。」という“流動的な読者”が増えており、それも在って各社は付録合戦に参戦。実際に雑誌類に豪華な付録を付けると、その売れ行きは格段に良いそうだ。
これは我が国だけの現象では無く、御隣の韓国も付録合戦に在る。付録のメインはコスメだそうだが、中には本体価格の10倍もする付録が付いた事も在ったと言うから驚きだ。
「これだけ椀飯振舞いして、出版社は大丈夫なのか?」という疑問も涌くが、コスメやファッション系の付録の場合には「その手の商品に興味を持っている人達が実際に付録として使用し、やがて固定ファンになってくれる。」のを期待するメーカーが、宣伝の一環として格安で供給してくれるので、出版社が赤字になるケースは余り無いそうだ。
④ 水島作品を読まなくなった理由
先月の記事「小さな巨人」でも触れた様に、昔は水島新司氏の野球漫画を夢中で読んでいた。それなのに、彼の作品を読まなくなってもうかなりになる。続けて読んでいたのは「ドカベン」迄、飛び飛びで読んでいたのも「あぶさん」の途中辺り迄だろうか。読まなくなった理由を深く考えた事は無かったのだが、「作品内容のマンネリ化で読まなくなったのだろう。」とボンヤリと思ってはいた。そして昔の様に水島作品が人口に膾炙されなくなったのも、「プロ野球人気の低迷で、野球漫画を好む人達が減ったのだろう。」という思いで居た。
しかし破壊王子様の記事を拝読して、自分も含めた少なからずの人間が水島作品に“別れ”を告げた大きな理由に気付かされた。パ・リーグの弱小球団の悲哀が感じられなくなった事が、水島作品の魅力を減じさせたのではないだろうか?
「男どアホウ甲子園」で主人公の藤村甲子園が目指すのは、当時“ダメ虎”と揶揄されたタイガースへの入団。そして他の作品でも「あぶさん」の景浦安武に見られる様に、主人公は弱小チームに所属しているケースが多く、その代表が当時は決してメジャーな存在とは言えなかったパ・リーグのチームだったと思う。水島作品の魅力は「弱小チームの悲哀と、その悲哀を乗り越えて掴み取った栄光」に在ったと言っても良いだろう。
それが今や、パ・リーグはメジャーな存在に。パ・リーグの繁栄を望んで止まなかった水島氏だが、実際にパ・リーグが此処迄メジャー化した事で、逆に彼の作品の魅力が減じてしまう結果になった“としたら”、何とも言えない皮肉さを感じてしまう。パ・リーグがメジャー化した今、チームの悲哀を描くとすればジャイアンツ辺りが相応しかったりして。
昨日、パ・リーグは開幕を迎えた。3試合共に1点が勝敗を分けるという、実に緊迫した面白い内容。中でも戦力的にかなりの苦戦を予想していたバファローズが、ライオンズの若きエース・涌井秀章投手を相手に勝利したのは大きい。今季のパ・リーグは意外に混戦模様になるのかもしれない。
一方、セ・リーグは来週に開幕を控え、23日迄オープン戦を残している。実を言えば、昨日横浜スタジアムで行われる「ベイスターズv.s.ジャイアンツ」の試合を観戦する予定だったのだが、生憎の雨で中止に。今年初めての観戦だっただけに残念。
それにしもオープン戦でのジャイアンツは、余りに御寒い状況だ。昨日迄に15試合を消化して2勝15敗3引き分け(勝率:.167)と、12チームで断トツの最下位。同率で5位のチーム防御率(3.07)も然る事乍ら、順位同様に断トツで最下位のチーム打率(.167)がチーム不振の元凶と言って良いだろう。兎に角、余りにも打てなさ過ぎる。
昨年10月の記事「内田打撃コーチが首ですか・・・」で内田順三氏及び伊勢孝夫氏というベテラン打撃コーチの“解雇”に疑問を呈した。そして彼等の跡を継いだのが篠塚和典氏及び村田真一氏という事に、大きな不安を感じた。選手としての篠塚氏は超一流だったが、指導者になって以降の彼は己が役割を果たしている様には全く見えなかったし、村田氏もバッテリー・コーチとしてなら未だしも、打撃コーチとしての手腕が余りにも未知数だったからだ。能力云々では無く、原監督の「ゴルフ仲間」や「飲み仲間」という観点から選んだ様なコーチ陣。まるで“KY首相”が好んだ“御友達内閣”の雰囲気に、「内田打撃コーチの解任は、来季のジャイアンツに大きなマイナスを生じさせるだろう。」とその記事では記したが、どうやら予感的中といった感じか。
② レコードプレーヤー
「『レコード』の存在を全く知らない若い人が居て、その事にビックリしてしまった。」という話を以前書いたと思う。1980年中盤より媒体がレコードからCDへと以降して行った事を考えれば、それから20年以上経つのだから、レコードの存在を知らない若者達が居てもおかしくないのだろう。「その存在は知っていても、いざレコードプレーヤーを目の前にすると、レコード針を外側では無く内側に置こうとした若者が居た。」という記事を前に目にしたし。
昨日の「FNNスーパーニュース」で、レコード楽曲をパソコンに取り込むレコードプレーヤーがソニーから来月発売されるというニュースが報じられていた。「レコードの持つ味わいが好き。」というファンは結構居る様だし、「レコードでは発売されたが、CD化されていない嘗ての曲を聞きたい。」という人も居たりで、「レコード音源をパソコンに取り込み、それをiPOD等の携帯音楽プレーヤーに転送。」という需要に目を付けた商品と言えよう。
③ 付録合戦
これも、昨日放送された「FNNスーパーニュース」で取り上げていたネタ。現在の出版界は“付録合戦”とも言える状態に在り、雑誌類に豪華な付録を付ける競い合いが各社で繰り広げられているとか。出版不況が言われて久しいが、雑誌の売上げもかなり下がっているそうで、「“四大婦人雑誌”の唯一の生き残りだった『主婦の友』が発行部数の激減により、5月に発売される6月号で91年の歴史にピリオドを打つ。」というニュースが報じられたのも記憶に新しい所。その打開策の一つが、この付録合戦。
自分が子供だった時分、学習雑誌の付録と言えば紙製の工作物やソノシートが定番だった。近年では内容がかなり変化しているのは3年前の記事でも触れたが、今発売されている「小学一年生」の4月号には、何と「ドラえもん どこでも指ピアノ ドレミくん」なる“ハイテク付録”が付いているのだ。5本の指に端子を付けて指を動かすと、まるでピアノを弾いているが如く音が出るという優れ物。
又、或る女性雑誌にはブランド品のガーターが付いており、この商品は普通に買うと1,500円はする代物との事。700円を切る価格の雑誌に、その2倍以上の価格の付録が付いている訳だ。
以前は「この雑誌が好きだから買う。」という“固定化された読者”が多かったが、最近は「この特集や付録が良いから、今回はこれを買おう。」という“流動的な読者”が増えており、それも在って各社は付録合戦に参戦。実際に雑誌類に豪華な付録を付けると、その売れ行きは格段に良いそうだ。
これは我が国だけの現象では無く、御隣の韓国も付録合戦に在る。付録のメインはコスメだそうだが、中には本体価格の10倍もする付録が付いた事も在ったと言うから驚きだ。
「これだけ椀飯振舞いして、出版社は大丈夫なのか?」という疑問も涌くが、コスメやファッション系の付録の場合には「その手の商品に興味を持っている人達が実際に付録として使用し、やがて固定ファンになってくれる。」のを期待するメーカーが、宣伝の一環として格安で供給してくれるので、出版社が赤字になるケースは余り無いそうだ。
④ 水島作品を読まなくなった理由
先月の記事「小さな巨人」でも触れた様に、昔は水島新司氏の野球漫画を夢中で読んでいた。それなのに、彼の作品を読まなくなってもうかなりになる。続けて読んでいたのは「ドカベン」迄、飛び飛びで読んでいたのも「あぶさん」の途中辺り迄だろうか。読まなくなった理由を深く考えた事は無かったのだが、「作品内容のマンネリ化で読まなくなったのだろう。」とボンヤリと思ってはいた。そして昔の様に水島作品が人口に膾炙されなくなったのも、「プロ野球人気の低迷で、野球漫画を好む人達が減ったのだろう。」という思いで居た。
しかし破壊王子様の記事を拝読して、自分も含めた少なからずの人間が水島作品に“別れ”を告げた大きな理由に気付かされた。パ・リーグの弱小球団の悲哀が感じられなくなった事が、水島作品の魅力を減じさせたのではないだろうか?
「男どアホウ甲子園」で主人公の藤村甲子園が目指すのは、当時“ダメ虎”と揶揄されたタイガースへの入団。そして他の作品でも「あぶさん」の景浦安武に見られる様に、主人公は弱小チームに所属しているケースが多く、その代表が当時は決してメジャーな存在とは言えなかったパ・リーグのチームだったと思う。水島作品の魅力は「弱小チームの悲哀と、その悲哀を乗り越えて掴み取った栄光」に在ったと言っても良いだろう。
それが今や、パ・リーグはメジャーな存在に。パ・リーグの繁栄を望んで止まなかった水島氏だが、実際にパ・リーグが此処迄メジャー化した事で、逆に彼の作品の魅力が減じてしまう結果になった“としたら”、何とも言えない皮肉さを感じてしまう。パ・リーグがメジャー化した今、チームの悲哀を描くとすればジャイアンツ辺りが相応しかったりして。
まず天谷が今年ヤクルト人的補填された福地選手並みに改善されました
昨年移籍喜田剛も開眼し活躍が期待されます
赤コジラの生みの親でもある内田コーチ効果既に出てきている状態です
嶋選手の再生やシーボルのポテンシャル引き出し
巨人打線の影響は開幕後にわかることで余計な詮索は控えますが…打撃に村田はありえませんよね
パリーグに悲哀感無いっていえいえ球団平均年俸を見れば巨人の1/3の広島その広島より下回る球団
年俸低い球団が2チームもあるんですから驚きで正直悲壮感を感じますよ
楽天は予想しましたが…
日ハムも該当していました
現在の水島さん作品はたまに見る程度でいいです
マンネリリを超えたファンタジー作品になっていますから
内田氏の解雇は、案の定ジャイアンツにマイナスとなった様です。今になって「打撃コーチは何やってるんだ!」とばかりに原監督はオロオロしている様ですが、自分としては「何を今更。」といった思いです。それだけ内田氏の抜けた穴は大きかったし、カープにとっては将来を含めて良い結果を及ぼす事でしょう。
チームの平均年俸で言えば、確かにパ・リーグは未だ恵まれていないのかもしれませんね。唯、閑古鳥の無く試合が少なくなった嘗てのパ・リーグを思うと、今の注目度の高さは隔世の感が在ります。「『人気のセ、実力のパ』を思い知らせてやる!」とばかりに、オールスター・ゲームでパ・リーグの選手達が死に物狂いで向かって来た昔。その意味では「パ・リーグの悲哀」というのが薄れて来た様に感じます。
当初の予想では、十何試合か好投手を打ちあぐねる試合が増えるぐらいとしか予想していませんでしたから・・・。
そうなると、「責任者は責任を取るために存在する」わけですので、”現場の最高責任者”たる原監督にその責任を取ってもらわなければなりません。
そんな所に、とあるプロサッカーチームでは、開幕2連敗(しかも零封負け)したために監督のクビが飛んだそうで、もしかすると開幕3連戦3連敗、遅くとも開幕9試合目で、原監督のクビが飛ぶかもしれません。
さて、もしそうなった場合、新しい”現場の最高責任者”が必要となってくるわけですが、どうも最近、某北京五輪代表監督が、本番までに試合勘を養っておくために二軍で指揮を執るとかいう話が出てきており、もしかすると何かの間違いで、某北京五輪代表監督がジャイアンツの”現場の最高責任者”に就任するなんて事になるのかもしれません。
となると、かつての”天性のホームランアーチスト”2人が打撃コーチになって、貧打を解消してくれるかもしれませんよ?
下記の意見はその理由であり、日本サッカーの歴史の礎を築いたとされるサッカー漫画「キャプテン翼」の近年の続編にも感じていた事でもあり、10年前からいつも閲覧しているとあるプロ野球ファンサイトの管理人の意見でもあります。
「作者がお気に入りのキャラ(ほとんどの場合が作品の主人公)に自らの願望を投影し過ぎて、作者の自己満足に走り過ぎてしまった挙句に作品そのものが崩壊してしまう。」
「ドカベン・プロ野球編」の連載開始当初は、まだ実在の選手達に対する配慮なり敬意はあったのですが、年々実在の選手達を”咬ませ犬”化および”背景”化する事が目につくようになり、「スーパースターズ編」が始まる前に見切りをつけるようになりました。
「あぶさん」に関しては、そういった傾向がありはするものの、実在の選手達を立てる部分が残されているように感じ、未だに読み続けてはいます。
「特定の存在を”神格化”するのではなく、物語を形作る全ての存在に気持ちと敬意を払う。」
これこそが、世のクリエイター達に必要な心掛けだと思っております。
(何だか、訳わからない締めだなぁ・・・)
ちなみに
昔のパ・リーグに感じた魅力って、「マイナー故の悲哀」というよりも「マイナー故の雄々しさ」、「マイナー故のひょうきんさ」だったりすると思います。
そう考えると、ここ近年の外国人監督の台頭によるものなのか、ダルビッシュ投手(ファイターズ)等の洗練された若者達の台頭によるものなのか、パ・リーグの空気が昔と異なるようにも思えます。
内田&伊勢両氏、特に内田氏の解雇はジャイアンツに大きな影を落とすだろうとは思っていましたが、これ程早くに影響が出るとは予想外でも在りました。それだけ打撃コーチとしての彼の存在は大きかったと言う事でしょうね。“御友達内閣”しか組めなかった“KY首相”が手詰まりとなって辞任した様に、開幕からジャイアンツが低迷、それも貧打が原因でという事になれば、御友達で周りを固める事を良しとした指揮官・原監督の責任は免れられないでしょう。
某北京五輪代表監督が「オリンピック迄試合勘を鈍らせたくない。」との理由から、二軍戦でタイガースの監督を務める事が先日報道されましたが、どうやら他チームの二軍監督も務めるという話も。その中にはジャイアンツも含まれている様で、二軍監督とはいえあの御仁がジャイアンツのユニフォームを着ると思うと寒気が走ります。“タブチ君”や“ピーコ”でしたらウエルカムなんですけどね。
実在の選手達に対するリスペクトの念が薄れて来た。今回の記事を書く上でネット・サーフィンしていた所、水島作品に対してハニスポ様と同じ御意見を記されている方が居られました。もしかしたら水島氏自身も、パ・リーグの“地殻変動”(メジャー化という意味に於いては良い事なのですが。)に戸惑い続け、それが描き方の変化に繋がったのかもしれませんね。当人は気付かない内に・・・。
昔のパ・リーグって良い意味で「浪花節的な魅力」が在った様に思います。良くも悪くも選手達が洗練化されて来た為、そういった面での魅力が減じてしまったというのは在りましょう。
ドカベンは昔、近所の床屋読んでました。殿間が大好きでしたずら。土佐丸や不知火といったライバルの存在もよかったです。プロ野球編は私も読んでいません。
例年春先は投高打低の傾向が強いものですが、今季は特に若手選手の好投が光りますね。打ち合いの試合も面白いですが、1点を争う投手戦もなかなか味わい深いもの。
又、昨年はゴールデンイーグルスに傷め付けられたホークスが、今季は開幕から2戦連続でサヨナラ勝ちというのも面白いですね。王さんの絡みでパ・リーグはホークスを応援していますので、今季こそは優勝して欲しいです。
「あぶさん」が画期的だったのは、初めて「プロ野球」を「職業」として捉えた漫画だったからではないかと思います。ある漫画評論家氏が「妥協を許さぬプロフェッショナルの物語」として、「あぶさん」と「ゴルゴ13」を同一視されている方がいましたが、僕もその説には共感していました。「契約更改」や「自由契約」ということを描いた野球漫画って、それまでにはなかったと思います。
田淵さんがホークスの監督になったあたりが一つのピークで、いつのまにか読まなくなってしまいました。確かに、
「常勝チームの一員」であるあぶさん、というのは水島新司さんが描いてきた世界とはズレている感じがします。
今のあぶさんは、「登場人物が年をとっていくサザエさん」か、244さんのおっしゃるようにある種のファンタジーでしょうね。現実にはいなくなった「団塊の世代唯一の現役プロ野球選手」として、永遠に年をとらないデューク東郷の同様の存在になっていると思います。
舞台設定のよさがあると思います。
難波の球場からほど近い、昭和な横丁。
街中に球場があり、
そこから漏れるナイターの灯。
今の郊外にある野球場ではこの雰囲気を
醸し出すことはできないでしょう。
私の大人買いしたあぶさんは、
大阪を離れる所まで読みました。
なぜかそこから、読むのが進みません・・