ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

然らばジャイアンツ!

2022年10月06日 | スポーツ関連

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・2019年:優勝(77勝64敗2引き分け)
              日本シリーズでは、ホークス相手に「0勝4敗」。

・2020年:優勝(67勝45敗8引き分け)
        日本シリーズでは、ホークス相手に「0勝4敗」。

・2021年:3位(61勝62敗20引き分け)
       CSのファイナル・ステージでは、スワローズ相手に「0勝3敗1引き分け」。

・2022年:4位(68勝72敗3引き分け)
              CS進出出来ず。
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今年を含めた、ジャイアンツの過去4年間の成績だ。2019年と2020年は共にリーグ優勝を果たしたものの、日本シリーズでは全敗(0勝8敗)。昨季CSファイナル・ステージで「0勝3敗1引き分け」と、此れ又1つも勝てず。結局、2019年~2021年の“最後の試合”は「0勝11敗1引き分け」と、無様としか言い様が無い結果

そして、今季はCSすら進出出来ず、2年連続で負け越し
という事になった。「ジャイアンツが、2年連続負け越し。」という結果は、過去に1度だけ在る。2005年&2006年がそうで、2005年時は堀内恒夫監督、そして2006年時は原辰徳監督だった。此の時は“2人の監督での結果”だったけれど、今回は“原監督だけでの結果”

」という言葉を、好んで用いて来た原監督。特定の選手を“罵倒”する際にも使った事が在るけれど、彼の中では侍=潔さ象徴という感じが在った。そんな彼が、来季もジャイアンツの監督を続けると言う。*1

2019年は日本シリーズで全敗したけれど、リーグ優勝を果たした事も在り、「まあ、こういう年も在る。」という同情の思いが在った。でも、2020年もリーグ優勝を果たしたものの、前年に続いて日本シリーズ全敗となった事で、「余りにも過ぎる。“潔さを矢鱈押し売りする御仁”だから、当然潔く辞めるだろう。」と思っていたが、彼は何事も無かったかの様に続投

2021年はペナント・レースで3位に終わっただけでは無く、CSのファイナル・ステージでは“又しても”1つも勝てなかった。「幾ら何でも今季こそは、潔く辞めるだろう。あんなにも“潔さの押し売り”をして来たのだから、辞任しない事は在り得ない。」と思っていたが、前年同様、何事も無かったかの様に続投。自分の中では、激しい憤りしか無かった。

そして今季、ジャイアンツは“崩壊状態”で1年を終えた。「4年連続、無様な状態で終わったのだから、辞任しなければ、ファンを馬鹿にしている。」と思っていたのに・・・結局、原監督には“潔さ”なんて欠片も無かった例年の様に、チーム不振の全責任を立場の弱いコーチや選手に押っ被せ、彼等をスケープゴートにする事で、保身図るのだろう。

又、フロントも「原監督辞任を許せば、自分達の責任問題に発展してしまう。」という思いが在ったのだと思う

原氏の過去の言動より、“虚栄心と野望が非常に強い人”というのは感じていた。「最終的にNPBコミッショナーになるのが、原氏の野望。」等、彼の虚栄心や野望の強さを裏付ける報道も、過去に何度か。(自分は,「自民党国会議員になる事が、原氏の野望。」と昔から考えているのだが。)何にせよ誇り高き原氏には、
日本一、最悪でもリーグ優勝を果たした上で“勇退”し、其の勲章”を引っ提げてで無いと、野望は果たすにも格好が付かない。」という思っているが在る。そうだとしたら、「チームや選手達、そしてファンの事なんか全く考えず、自尊心を満足させたいだけ。」だろう。

過去にも何度か書いて来たが、自分は「半世紀を超えるジャイアンツ・ファン」だ。川上哲治監督時代からずっとジャイアンツを応援し続け、今に到っている。ジャイアンツを応援する様になったのは、「選手としてだけでは無く、1人の人間としても王貞治選手が好きになった。」。以降、ジャイアンツというチームに不信感を持つ事も何度か在ったけれど、「王氏がで、好きになったチームだから。」と、ファンを続けて来たのだった。

だが、ジャイアンツ・ファンを辞める事を決意した。正確に言えば、原辰徳氏がジャイアンツの監督を続けている間は、ジャイアンツ・ファンを辞める。「半世紀以上も応援し続けて来たチームなので、完全決別は出来ない。でも、言っている事と遣っている事が余りにも不一致で、チームや選手達をガタガタにしても恥じ入る所が無い原氏が監督を務めている限り、ジャイアンツは応援したくない。」という思いから、そういう決断となった。

ブログをずっと読んで来て下さっている方ならば御判りだろうが、自分は「原辰徳」という人物に、ずっと不信感を持っている。ジャイアンツを合計9回もリーグ優勝に導いてくれた事は感謝しているけれど、綺麗事”を矢鱈と口にする癖に、自身が遣って来た事は“筋”が通らない事が多い。というのが理由だ。「ジャイアンツに身を置くならば、“紳士”でなければならない。」みたいな事を、過去に彼は何度か口にしていたけれど、「不倫相手の女性との関係を、暴力団関係者に恐喝され、1億を支払っていた『美人局事件』。」や、「高額な賭けゴルフを繰り返していたと、“谷町”の男性や愛甲猛氏に暴露された『賭けゴルフ疑惑』。」等、「良くもまあ選手達に、『紳士でなければならない。』なんて言えたなあ。」と呆れてしまう事のオンパレード。加えて、潔さの欠片も無いのだから、人間として“”を置く事は出来ないし、「一日も早く、ジャイアンツの監督を辞めてくれ!」という思いのみだ。

過去に何度か書いて来たけれど、「明々白々違法行為で在ったり、第三者を傷付けたりするので在れば話は別だが、そうで無ければ、“男女間の問題”は当事者が解決すれば良い事で在り、第三者がああだこうだ言うべき物では無い。」というのが自分のスタンス。(原監督の“美人局事件”の場合は、暴力団関係者に不正な金銭を支払っていたという時点でアウト。)でも、少し前に報じられた坂本勇人選手の“女性問題”は、看過する事が出来ない。「彼の言動(とされている物)からは、相手に対する“最低限の労り”すらも感じられなかったし、何よりも許せないのは、“生命に対する尊厳”が完全に欠落していた。」からだ。選手としては超一流だし、彼のルックスだから、“独身”の彼が女遊びを繰り返して来た事にも「仕方が無いなあ。」という思いが在ったけれど、“守らなければならない最低限の物”は守らないと、人として失格

そんな彼の報道に関し、ジャイアンツは完全無視を貫いている。音声等、様々な証拠が在るのにだ。「当事者間で決着が付いている事だから。」というのが理由なのかも知れないが、チームを代表する選手の不祥事黙りを決め込むというのは、“超一流”を気取る組織としては許されない事だ。(上記した様に、原監督自身が“脛に疵持つ身”なので、フロントとしても坂本選手の問題に触れられたく無いのだろう。

「取るべき責任を、一切取り続けない指揮官。」に、「不都合な事実を、闇から闇に葬るチーム。」。もううんざりだ。

今季のジャイアンツ、特に中盤以降は「選手達の心が、原監督から完全に離れている。」様に感じられた。実際、自分の周りの野球ファン達からも同じ指摘を何度かされたし、ネット上で同じ思いを書くジャイアンツ・ファンも少なく無かった。「理解出来ない采配を繰り返し、敗戦後のインタヴューでは“解説者”の様な他人事モードの発言に終始する。敗戦の責任を選手達に押し付け、自分の過ちは認めない。」では、選手達の心が監督から離れるのも当然。チームは、完全崩壊状態だった。

オフ、「狂った様に、余所から戦力を搔き集める。」という悪癖が、ジャイアンツで復活するだろう。でも、監督から選手達の心が離れてしまった以上、来季もジャイアンツは低迷すると思う。仮令リーグ優勝を果たせたとしても、其れは“一過性の強さ”に過ぎない。そんな砂上の楼閣”の様なチームに、自分は魅力を感じられない。だから、原氏が監督を務めている限り、然らばジャイアンツ!だ。

来季は、カープを応援し様かと思っている。岡本和真選手等、ジャイアンツの個々の選手は応援しても、ジャイアンツを応援する気は全く無い。

*1 「8月下旬、原監督はフロントに進退伺を提出していたが、強く慰留され、結局、続投する事になった。」という報道もされていたが、茶番劇と言わざるをない。早い段階から原監督の続投は囁かれていたし、(上記した様に)フロントには「原監督辞任を許せば、自分達の責任問題に発展してしまう。」という“弱み”が在った。又、原監督の方はそういう状況を判り切っているので、「進退伺を提出した所で、強く慰留されるに決まっているから、躊躇する振りをした挙句、続投を承諾すれば良い。」という思いが在ったろう。心底、侍の潔さを尊んでいて、自身の責任を痛感していたならば、どんなに慰留され様とも、潔く辞めるだ。


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ファンをやめれる? (雫石鉄也)
2022-10-06 09:07:38
巨人ファンをやめられる。私から見るとうらやましいです。
私も何度も阪神ファンをやめてやると思いました。でもやめられません。giants-55さん(このハンドルネームはそのままですか)は王さんがお好きだから巨人ファンになったのでしょう。
私の阪神ファンは先天的なモノで、兵庫県西宮市の甲子園の歓声が聞こえるところで生まれ、阪神菌が胎内感染したのですからやめられません。
giants-55さんは原さんが監督だから巨人ファンをやめるのでしょう。
プロ野球の球団のファンになるのは何が気に入ってファンになるのでしょうか。
落語家の笑福亭松喬師匠はオリックスファンです。もとは阪急ブレーブスファンでしたが、球団が替わってもファンだそうです。監督は変わります。選手も新陳代謝します。親会社も変わります。球団の何にファンになるのでしょうか。
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よく決断されました (Kei)
2022-10-06 11:33:53
giantsをHNにしているくらいの根っからの巨人ファンであるgiants-55さんが、「ジャイアンツ・ファンを辞める事を決意した(原氏が監督を務めている限りという条件付ですが)」との事。
よく決断されました。いい事です。今のジャイアンツ、仰る通り、もうどうしようもないくらいダメダメですからね。

追加するなら、昨年には同僚への暴力行為発覚で日本ハム球団から無期限出場停止処分を受けた中田翔選手を、処分からわずか10日で無償トレードで獲得し、即試合に出させた事もありましたね。
普通、無期限出場停止処分という重い処罰は、他球団に移ったからと言って無かった事にするようなものじゃないですよね。トレードで譲り受けたとしても、やはり最低半年くらいは出場自粛させるのが常識でしょう(芸能界では、不祥事を起こせば2年~3年は復帰出来ないのが当たり前なのに)。
この点をみても、ジャイアンツには常識、モラルというものが決定的に欠けていると言わざるを得ません。原監督、中田、坂本と、よくまあこれだけ非常識な事ばっかり立て続けにやって平然としておられるものだと感心します。

振り返れば、1978年、ドラフト制度の空白の1日を利用して法政大の江川卓と電撃入団契約を行った事もありましたね。ルールに抜け穴があろうと、常識的にそんな姑息な事をやってNPBや世間が納得するはずがないという事が、どうして判らないのでしょうか。その後もゴリ押しにゴリ押しを重ね、翌日のドラフト会議ボイコット、シーズン始まる前の小林繁選手とのトレードによる江川巨人入団と、呆れる事ばかり。巨人=非常識の歴史はこの時から始まったように思います。

昔の長島、王がいた頃のジャイアンツは私も好きでした。テレビで応援した事もありました。しかし江川事件で呆れてしまい、それからはジャイアンツを応援する事はキッパリ止めました。シーズンによって横浜ベイスターズや広島カープ、ヤクルトスワローズ、今は阪神タイガースと応援するチームは変わりましたが、ジャイアンツだけは応援すまいと心に決めています。giants-55さん、こめんなさいね。

提言を申しますと、ジャイアンツが良くなる為には、生え抜き監督ではなく、外部から監督を呼んで来て、徹底的に膿を出して生まれ変わらせるくらいの荒療治をやるしかないと思います。例えば、元中日監督の落合氏を、GM兼監督に就任させてやりたいようにやらせる、これなら期待が持てると思います。いかがでしょうかね。
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>雫石鉄也様 (giants-55)
2022-10-06 18:59:27
書き込み有り難う御座いました。

「球団の何にファンになるのでしょうか。」、正直、自分の中でも答えが出ていません。数学の様にスパッと1つの答えが出れば良いのでしょうが、“感情面”が絡んだ問題だと、此れという1つの答えが出ないんですよね。

ジャイアンツというチームが好きになった“切っ掛け”ならば、王貞治選手の存在と断言出来ます。若し王貞治選手が他チームの所属だったら、仮令其のチームが強くなくても、自分は其のチームのファンになったと思うんです。基本的に「反体制」で「判官贔屓」な所が在る人間ですから、「ジャイアンツが強かったから、ジャイアンツのファンになった。」という訳では無いので。

元々、“筋を通さない人間”が大嫌いというのが在ります。人間誰しも「全てに於いて、筋を通して生きている。」という訳では無く、斯く言う自分も筋を曲げる事が在る。だから、筋を通さない人全てが大嫌いというのでは無く、正確に言えば「他者には異常に厳しいのに、自分には大甘、且つ筋を曲げ“捲り”な人間。」が大嫌いなんです。そういう意味で、「選手としての原辰徳は応援出来たけど、監督としての原監督はもう応援出来ない。」というのが現状。

筋を通さないという意味では、ジャイアンツというチームも同様。でも、“惚れた弱み”申しましょうか、半世紀以上応援し続けたチームを、すぱっと“縁切り”するのは辛い物が在り、「原監督が監督を続けている以上、ジャイアンツからは離れる。」と決断した次第です。

賛否両論在りましたが、開幕前に「今季で辞任する!」と言い切り、意地でチームをAチーム入りさせた矢野燿大監督は、本当に立派だと思います。又、チーム不振の責任を一身に背負い、辞任した佐々岡真司監督や井口資仁監督にも潔さを感じました。
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>Kei様 (giants-55)
2022-10-06 19:24:31
書き込み有り難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

川上哲治監督時代のジャイアンツも、ルールに則っていたとはいえ、「他チームからガンガン戦力を引き抜く。」という、「自分達さえ良ければ、全て良し。」といった傲慢さは在りました。「仮令引き抜いた戦力がジャイアンツで活躍出来なくても、引き抜いた先のチームの戦力が下がるのだから、ジャイアンツにとっては大きなメリットが在る。」という判断も在った様です。其の結果、他チームの戦力が下がっただけでは無く、「ジャイアンツの生え抜き選手達の中に、“飼い殺し状態”に置かれた儘、選手生活を終えなければならなかった者が続出した。」という面も。

「江川事件(空白の一日)」も、酷かったですね。ジャイアンツ・ファンの自分ですら憤りを感じたし、ジャイアンツ・ファンを辞め様かと真剣に思った事件でした。「ルール的には『在り。』でも、道義的には『無し。』といった事件。」でしたから。プロ野球が子供達に夢を与える世界で在る以上、こういう遣り方はNG.彼の事件の辺りから、ジャイアンツは迷走状態に入った気がします。

原監督の留任が決まり、コーチ陣の“首切り”が始まりましたが、首を切られて然るべきコーチ達の名前が無いのには、「矢張りなあ。」という思いが。首を切られたのは“外様のコーチ”が多く(原組の番頭格で、原氏が仲人を務めた程可愛がっていた人物は、其の能力にずっと疑問を感じていたのですが、今回は流石に馘首されて。でも、どうせ何時もの様に「読売グループ内で、別ポジションを与えられる事でしょう。)、生え抜きの“御友達”は残る様です。「御友達は優遇し捲り、少しでも異を唱える者は排除する。」、「「無駄に長期間トップを務め、在任記録を更新した。」、「奇麗ご事を矢鱈と口にするけれど、自身は”後ろ暗い所”が目立つ。」等々、矢張り原監督は何処ぞの元首相に似ています。

自分も「ジャイアンツは、生え抜き監督に固執する必要は無い。」と考えています。以前、某氏がジャイアンツの監督に就任する(自身で売り込んだ。)という話が在った際、大反対したのは「(原監督同様に”人として信が置けない面が多かったから。」で在り、そうで無ければ生え抜きで無くても大歓迎。古田敦也氏や落合博満氏、次のジャイアンツ監督として名前が挙がっていた工藤公康氏等、「余所から戦力を掻っ攫って来て、“一時的に”チームを強くさせる監督では無く、確固たる野球観を持った上で、抜本的にチームを作り替えてくれる人物。」を望んでいます。

飽く迄も想像ですが、“ナベツネ”氏が元気だったら、流石に原監督の続投は無かったのではないかと。良くも悪くも彼は、“チームとしての損得勘定”に付いて“冷徹な決断”が出来る人物だと思っています。原監督を留任させる事でのデメリット(人気面やチーム作り、采配面等)を考えたら、すぱっと原監督を切っていたのではないかと。
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