ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

“正義”とは、非常に危うい概念

2019年08月20日 | 時事ネタ関連

8月10日に茨城県の常磐自動車道で発生した煽り運転&暴行事件」は、関与した男女各1名が逮捕された。近年、“悪質な煽り運転”に関するニュースに触れる機会が多くなったけれど、今回逮捕された男性は過去に何度も、“趣味で”煽り運転を行っていた様だし、其の悪質さは群を抜いている。彼等をきちんと裁判裁いた上、“現行法の範囲内で適用出来る最高罰”を下して欲しい。

今回の件では、色々考えさせられた。「5年前、駐車場に停めていた自家用車を当て逃げされた。」際、ドライヴ・レコーダーの購入を考えたが、結構良い値段だったので踏み切れなかった。でも、煽り運転に遭遇する可能性を考えると、値段も安くなった様だし、本気で購入し様かと思っている。

又、性善説前提で成り立っている様な道路交通法を、実情に合わせた形で厳罰化しないといけないな。という思いも強くなった。

“正義”とは、非常に危うい概念だなあ。というのも、改めて思い知らされた。今回逮捕された女性の個人情報が警察から明らかにされる前、インターネット上では“其の女性と称される人物の個人情報”がガンガン拡散されたと言う。此の手の悪質な事件が発生すると、必ずと言って良い程に起こる事態だが、毎度の様に“全く無関係な人物の個人情報”だった。何も悪く無いのに、社会的に大きなダメージを受けた女性は本当に気の毒だし、「良い迷惑。」の一言では片付けられない出来事だ。

最初にデマを流した人、そして其のデマを信じて拡散させた人達の中には、面白半分で行った者も少なく無いだろうが、「悪質な煽り運転に関与した奴は、絶対に許せない!!」という正義の思いから行った者も又、少なからず存在する様に感じる。正義の思いが在れば、何をしても良いという訳では無いだろうに。

容疑者達が卒業文集に書いた文章や卒業アルバムに載った写真が、バンバンとメディア晒されている。逃亡中の容疑者が飲食している映像も公開されていたが、警察からの提供では無く、飲食店からの提供と思われる。以前、「自分を晒す人々」や「ズバリ聞きます!(54)」という記事の中で触れたけれど、犯罪行為をしたからと言って(容疑者段階で在るし。)、何でも彼んでも個人情報を晒して良いとは思わない。正義の履き違えは、非常に危険だ。


コメント    この記事についてブログを書く
« 元気な姿を見せて欲しい | トップ | 「クジラアタマの王様」 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。