3月下旬から4月に掛けて行われる「選抜高等学校野球大会」を“春の甲子園”と呼ぶのに対し、8月に行われる「全国高等学校野球選手権大会」は“夏の甲子園”と呼ばれる。
今年の“夏の甲子園”は先月25日、大阪桐蔭高校の2年振りの優勝(通算4度目)で幕を閉じたが、週刊ポスト(8月15日&22日号)に、“夏の甲子園”に関する興味深いデータが紹介されていた。「昨年の大会(第95回全国高等学校野球選手権大会)終了時点のデータ」で在り、今年の大会分は一切含んでいないのだが、此のデータを基に「“夏の甲子園”に関する彼此」というクイズを作ってみた。
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「“夏の甲子園”に関する彼此」
問1.“夏の甲子園に出場した高校で、プロ野球選手を多く輩出しているベスト10を作ってみた。次のA~Jを記せ。
2位:B【所在地:愛知県、選手数:59人】
3位:C【所在地:熊本県、選手数:54人】
4位:D【所在地:広島県、選手数:50人】
5位:E【所在地:京都府、選手数:49人】
6位:F【所在地:愛知県、選手数:45人】
G【所在地:神奈川県、選手数:45人】
8位:H【所在地:愛媛県、選手数:41人】
9位:I【所在地:東京都、選手数:37人】
J【所在地:宮城県、選手数:37人】
問2.夏の甲子園に出場した高校で、学校別勝利数ベスト10を作ってみた。次のK~Oを記せ。尚、A~Jに関しては、問1と同じ高校が対応している。
1位:B【所在地:愛知県、勝敗:76勝19敗、勝率:0.800】
2位:H【所在地:愛媛県、勝敗:60勝21敗1分け、勝率:0.741】
3位:E【所在地:京都府、勝敗:59勝29敗、勝率:0.670】
4位:A【所在地:大阪府、勝敗:48勝13敗、勝率:0.787】
5位:K【所在地:奈良県、勝敗:45勝24敗、勝率:0.652】
6位:L【所在地:広島県、勝敗:43勝15敗、勝率:0.741】
7位:M【所在地:岐阜県、勝敗:39勝27敗、勝率:0.591】
I【所在地:東京都、勝敗:39勝27敗1分け、勝率:0.591】
9位:N【所在地:高知県、勝敗:36勝22敗、勝率:0.621】
10位:O【所在地:和歌山県、勝敗:35勝18敗、勝率:0.660】
問3.“夏の甲子園”、都道府県別で「勝率」のベスト3(P~R)とワースト3(S~U)を記せ。
≪ベスト3≫
1位:P【勝敗:115勝62敗、勝率:0.650】
2位:Q【勝敗:155勝84敗、勝率:0.649】
3位:R【勝敗:117勝68敗、勝率:0.632】
≪ワースト3≫
1位:S【勝敗:20勝53敗、勝率:0.274】
2位:T【勝敗:23勝54敗、勝率:0.299】
3位:U【勝敗:23勝53敗、勝率:0.303】
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半分以上正解出来れば、結構な“夏の甲子園の通”と言って良いだろう。では、答えを記す。
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問1の答え
A=PL学園高校
B=中京大中京高校
C=熊本工業高校
D=広陵高校
E=龍谷大平安高校
F=享栄高校
G=横浜高校
H=松山商業高校
I=早稲田実業高校
J=東北高校
問2の答え
K=天理高校
L=広島商業高校
M=県立岐阜商業高校
N=高知商業高校
O=智辯和歌山高校
問3の答え
P=愛媛県
Q=大阪府
R=神奈川県
S=山形県
T=富山県
U=新潟県
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意外なデータとしては、「プロ野球選手を多く輩出しているベスト10」で3位に入った熊本工業高校を擁する熊本県が、“夏の甲子園”では一度も優勝した事が無いという事実。熊本工業高校だけでも多くの有名選手を輩出しているというのに、実に意外だ。
「北海道」、「東北」、「関東」、「中部」、「北陸」、「近畿」、「中国」、「四国」、そして「九州&沖縄」とブロック別に分け、各々の勝率も纏められていた。此れを見ると、巷間言われている「西高東低」は当たっている様だ。
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≪“夏の甲子園”のブロック別勝率≫
北海道:0.321
東北:0.379
関東:0.541
中部:0.502
北陸:0.353
近畿:0.596
中国:0.494
四国:0.589
九州&沖縄:0.488
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