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「方言が可愛いと感じる人の出身県ランキング」(gooランキング)
1位: 京都府(100)
2位: 大阪府(31.5)
3位: 福岡県(29.1)
4位: 沖縄県(28.8)
5位: 青森県(25.1)
6位: 秋田県(22.8)
7位: 北海道(16.7)
8位: 山形県(13.8)
9位: 兵庫県(12.7)
10位: 岩手県(11.6)
13位: 宮城県(10.1)
14位: 東京都(6.9)
17位: 熊本県(5.8)
21位: 岡山県(4.5)
24位: 愛知県(4.0)
41位: 富山県(1.9)
44位: 千葉県(1.3)
47位: 山梨県(0.3)
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以前、「けったましーん」や「方言を常時使う役者」等、「方言」に関連する記事を何度か書いている。「方言が好き。」という個人的な趣味から来ているのだが、gooランキングで「方言が可愛いと感じる人の出身県ランキング」というのが在ったので、今回は取り上げてみた。
「方言が可愛いと感じる人」と言っても、「何を以てして、可愛いと感じるか?」という基準が、答える人によって可成り異なる事だろう。「年齢」や「出身地(乃至は長く住んでいる場所)」の違いも大きく影響するだろうし、何よりも「性別」の差は結構在りそうな気がする。「方言が可愛いと感じる人」というのは、「異性」を対象に考えるだろうから、例えば女性が使った場合に多くの男性が「可愛い。」と感じても、同じ方言を男性が使った場合に多くの女性が同様に「可愛い。」と感じるとは限らない。其の逆も然りだ。
今回のアンケートで1位に輝いたのは「京都府」。所謂「京言葉」と言えば、ステレオタイプかもしれないが「言葉の最後に『どす』や『やす』、『はる』を付ける。」というイメージが在る。「そうどす。」とか「御越しやす。」、「乗って来はる。」といった感じで、他には「はんなり」なんて言葉も思い浮かぶ。「物腰の柔らかさ」を感じるし、「方言が可愛いと感じる人の出身県」で1位というのは頷ける。
意外だったのは、「東京都」が14位に入っていた事。「東京都の言葉=標準語」というイメージが在り、「方言」という感覚は無く、「最下位、又はブービー辺りかな?」と思っていたので。こんなにも上位に来るとは「へーっ。」という感じだったが、良く良く考えれば「山の手言葉」や「江戸言葉」に代表される「東京方言」というのは在る。
今からウン十年前、名古屋の田舎から関東に引っ越した際、「東京って、言葉が違うんだなあ。」と軽いカルチャー・ショックを受けたものだが、関東暮らしが長くなってしまった事で、そういうのも忘れてしまっていた。明石家さんま氏やダウンタウンの松本人志氏等が良く、「東京人の話し方」と称して「君は、僕の料理を作ってくれちゃったりするのかな?」みたいな言葉を“ネタとして”使ったりするけれど、「山の手言葉」や「江戸言葉」では無くても、一寸した違和感を覚える“東京弁”というのも在るのかもしれない。
最下位は「山梨県」だが、「山梨県の方言は可愛くない。」というのでは無く、「山梨県の方言の、具体的なイメージが湧かない。」という事が、結果として最下位になった最大要因ではないだろうか。下位にランキングされた県の場合、概して其の傾向が見られる様に思う。
3年前に「パッと思い浮かぶ有名人は? 【北海道&東北編】」、「パッと思い浮かぶ有名人は? 【関東&中部編】」、「パッと思い浮かぶ有名人は? 【近畿&中国編】」、そして「パッと思い浮かぶ有名人は? 【四国、九州&沖縄編】」という記事を書いたけれど、其れ等を見て戴ければ、「各都道府県の方言のイメージ」が湧くかもしれない。
こんにちは。
東京出身者として言わせてもらいたい!
東京は標準語とは全然違いますよ!
標準語よりも、相手の気持ちを
気遣うような言い方が多いような気がします・・・
(そのおかげで、話が進まず。
仕事の場では全然使い物にならないんですけどね・・・)
すごく狭い地域(神戸市兵庫区)の独自のモノ言いを指すのかな?
と考え込んでしまいます。
まあ、これも私が兵庫県でありながら中国方言に分類される
但馬方言を母なる方言としてるからかもしれませんが。
播州方言(姫路あたりの人の喋り方)になってると自分では思ってるのですが
大阪近郊の人には相っ変わらず「どこの出身ですか?」と聞かれます。
あ、但馬方言も播州方言も、京阪神の人よりかなり荒っぽいのでお世辞にも可愛いとは(笑)
私は島根県出雲の出身ですが、ほとんど東北弁に近いズーズー弁です。人混みや居酒屋などで「出雲弁」を耳にすると、思わず耳をそばだててしまいます。
京都が一位なのはわかりますが、最近はちゃんとした「京言葉」をつかう人はめっきり少なくなって来て・・・方言は貴重な文化遺産ですから守り伝えたいものです。特にあらゆるものが平均化、ボーダレス化する現代では・・・
「やまだたろう」という名前を拝見すると、どうしても「ドカベン」を思い出してしまう世代です。
生まれたのは東京なのですが、物心が付く前には大阪に移り、そして幼少期は名古屋で過ごした自分。小学校の中頃で関東圏に引っ越しましたので、「東京語=標準語」という感覚が在ったのですが、必ずしもそうでは無いのですね。失礼しました。
「(東京語は)標準語よりも、相手の気持ちを
気遣う様な言い方が多い様な気がします。」、何と無く判ります。概して大阪弁はハッキリ言うイメージが在るけれど、東京はオブラートに包んだ様な、良く言えば「気遣い」、悪く言えば「回りくどさ」は確かに在りますね。
今後とも、何卒宜しく御願い致します。
兵庫弁、自分も全くイメージ出来ないです。と言いますか、但馬方言や播州方言という物も、正直イメージできなかったりします。
「方言」って、一般的に認知度が高い地方の物ならば別でしょうけれど、そうじゃない物だと、話された側もそうですが、話した側も「方言」ってイメージが薄かったりしますよね。
名古屋を離れてウン十年経つ自分ですが、初対面の人、其れも標準語を普通に使っている人と話している内に、微妙なイントネーションの違いで、「あっ、此の人は名古屋出身だな。」と判る事が在ります。「もしかして、名古屋の御出身ですか?」と尋ねると、一瞬吃驚した表情を浮かべられ、「そうですが、何で判ったんですか?」と聞かれ、「自分も名古屋で育ちましたので、イントネーションで判りました。」と答えると、「そうですか。」と話が弾んだりします。
石川啄木の歌に「ふるさとの 訛なつかし 停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく」(http://www.slownet.ne.jp/note/detail/200903170648-2000000)というのが在りますが、そういう思いは年を経る毎に強くなって行ったりするものではないでしょうか。
「方言」が凄く好きなのですが、方言と言って思い出す1つが、まろ様の挙げられた石川啄木の歌。なので、(まめ)たぬき様へのレスに、其の事を書かせて貰ったのですが、書き終えてからまろ様の書き込みを拝見し、同じ事を書かれていたので、驚くやら嬉しいやらです。
故郷の方言、又は独特なイントネーションを耳にすると、堪らなく懐かしくなりますよね。見ず知らずの人で在っても、ついつい話し掛けたくなるし、実際に話し掛けて、故郷の話で盛り上がった事も在ります。
世の中、本当にボーダーレス化が進んでいますよね。子供の頃、学習雑誌に「世界の人々」なる付録が付いていて、様々な国の情報が書かれていました。中に、其の国の人の服装がイラストで紹介されていたりしたのですが、中国だと「人民服」といった具合。今じゃあ中国でも一般人で人民服を着ている人なんか見掛けなくなりましたし、何処の国に行っても同じ様な服装&街構えだったりするので、そういう意味では詰まらなくなりました。
国内で言えば、「方言」が消えて行っているも、寂しい話です。
を教えています」
というくだりがあって、教えないと伝わらないよな、と。
ほんの30年くらい前は残っていた方言がどんどん死滅しつつあるのも残念です。
旅行に行っても建物も供される料理も人の話す言葉も似たり寄ったりでは旅情も感じられませんし。
方言を話す人が少なくなっている背景には、矢張り「TVが普及し、標準語を耳にする機会が多くなった。」という事の“積み重ね”が大きいのでしょうね。
方言を「格好悪い。」と捉える人も居る様ですが、個人的には「郷土の誇り」だと思っています。何処の御国言葉で在れ、耳にすると癒されるし、使わない人が増えているのは残念な限り。