ジャイアンツに纏る話を2つ書きたい。
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① 神経を疑う?
先日、新聞の読者投稿欄に次の様な意見が載っていた。16日に日本テレビ系列で放送された「ジャイアンツv.s.ゴールデンイーグルス」の試合に付いて書かれた内容。
「少なくとも東京地区で見ている方には(私もそうですが)ジャイアンツ・ファンが多い筈です。昨年迄の二年間無策に終わり、ジャイアンツ歴代監督の中で初めて通算成績負け越しの記録を作った方を、解説に招くとは局の神経を疑います。応援する気持ちになれる中継を望みます。」
この解説者が堀内恒夫前監督を指しているのは言う迄も無い。人の考えはそれこそ十人十色で、様々な意見が在って然る可きとは思うが、この意見には納得し難いものが在る。自分も堀内前監督の采配には大いに疑問を感じる所が在ったし、散々批判もして来た。だから、彼に対して未だ以って腹立たしい思いを持っている人が居るのも判らないでは無いが、だからと言って「表立って解説をさせるな!」と受け取れる様な意見はどんなものだろうか?
確かに堀内氏は監督として成功したとは言えないだろう。否、寧ろ失敗したと言って良い。しかし、それはあくまでも過去2年間の監督経験に対してで在って、その失敗がイコール解説者失格と断じられるべきものでは無いと思う。少なくとも解説者としての堀内氏は、訳の判らない解説者が少なくない中で、充分評価出来る人物だと自分は思っている。
又、嘗てジャイアンツで監督として結果を残したとは言い難い王貞治氏が、ホークスに於いて結果を残している前例も在る。2年間の監督経験を全てのものとし、それ迄積み上げて来たものが全面否定され、将来の道をも閉ざしてしまうという事で在れば、それは虐めに近くはなかろうか?
サッカーの事はとんと興味の無い自分だが、数年前に成田空港(だったと思うが)で起こったシーンが今でも忘れられない。海外での試合に負けた日本チームの選手に、空港で待ち受けていたサッカー・ファンが水を浴びせ掛けた一件だ。腹立たしさ&不甲斐無さを覚えるファンの気持ちは理解出来るし、自分もジャイアンツの試合を見ていて怒りの余り、「ふざけるな!卵でもぶつけてやろうか!」と選手達を罵倒する事は在る。しかし、口で言うのと実際にするのとは話が違う。本当にそのスポーツを愛しているのならば、そのスポーツに取り組んでいる選手達に水を掛けたり、卵をぶつけたり等という事は出来ないと思う。人格を否定する様な下種なものは論外だが、そうではない”常識的な範囲での”野次や罵声は在りと思うが、大事な選手達に”実力行使”するのは本当のファンでは無いと自分は思う。
やや話が逸れてしまったが、堀内氏の2年間の監督経験を否定するのは勿論自由だが、だからと言って解説をさせるなという事で在れば、それは本当に野球ファンとして正しい姿なのだろうか?と疑問を覚えてしまう。
② 何を意図したものなのか?
テルテル様のブログ「オフレコの記録」の21日付けの記事で、岡崎郁・二軍打撃コーチが一軍昇格する事を知った。以前「野球を巡る人間ドラマ ~熾烈なショート争いの果てに~」という記事を書いた様に、彼も自分の中で印象に強く残っている選手(元選手)の一人で在り、選手とコーチの間に不協和音が生じているジャイアンツだからこそ、コーチの入れ替えによって選手だけに信賞必罰を強いているのでは無い事を示し、且つリフレッシュ効果も図りたいのだろうなと肯定的に捉えていた。
しかし、岡崎コーチはスコアラーとして一軍登録され、実際には打撃指導に当たるという。つまり、コーチの入れ替えは無く、打撃コーチ3人制が敷かれる訳だ。こうなると話は全く別で、この遣り方には異議を唱えたい。
コーチの数が多ければ、全てが上手く行くというものでは決して無い筈。寧ろ以前書いた「諮問委員制度」の様に、百害在って一利無しだろう。打撃指導はコーチによって当然異なり、教わる選手の側からすれば誰に従えば良いのか戸惑うだけ。それこそ「船頭多くして船山に上る」事になるのは想像に難くない。
又、打撃コーチ、それもこれ迄一軍で打撃指導を続けて来た内田順三&岸川勝也両コーチだって決して面白くはないだろう。「貴方達の指導力が駄目だから、もう一人打撃コーチを加えた。」と監督から暗黙の内に言われている様なものだからだ。
岡崎コーチには西岡良洋コーチとの入れ替えで、外野守備走塁を担当させるものと思っていた。確かに打撃陣が振るわないのは事実なので、そうで在れば打撃コーチを入れ替える選択肢を選ぶべきだったのではないか。*13人体制にするのは総合的にリスキーなばかりだし、チーム内に更なる不協和音を生じさせ兼ねないと懸念する。
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*1 あくまでも私見だが、内田順三打撃コーチと尾花高夫投手コーチに関しては、どんな事が在ろうとも一軍から外してはならないと思っている。彼等の指導力を高く買っているからだ。それと叶う事ならば、弘田澄男氏に外野守備走塁コーチとして復帰して貰いたい。あの熱血ぶりは、今のジャイアンツに必要で在る。
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① 神経を疑う?
先日、新聞の読者投稿欄に次の様な意見が載っていた。16日に日本テレビ系列で放送された「ジャイアンツv.s.ゴールデンイーグルス」の試合に付いて書かれた内容。
「少なくとも東京地区で見ている方には(私もそうですが)ジャイアンツ・ファンが多い筈です。昨年迄の二年間無策に終わり、ジャイアンツ歴代監督の中で初めて通算成績負け越しの記録を作った方を、解説に招くとは局の神経を疑います。応援する気持ちになれる中継を望みます。」
この解説者が堀内恒夫前監督を指しているのは言う迄も無い。人の考えはそれこそ十人十色で、様々な意見が在って然る可きとは思うが、この意見には納得し難いものが在る。自分も堀内前監督の采配には大いに疑問を感じる所が在ったし、散々批判もして来た。だから、彼に対して未だ以って腹立たしい思いを持っている人が居るのも判らないでは無いが、だからと言って「表立って解説をさせるな!」と受け取れる様な意見はどんなものだろうか?
確かに堀内氏は監督として成功したとは言えないだろう。否、寧ろ失敗したと言って良い。しかし、それはあくまでも過去2年間の監督経験に対してで在って、その失敗がイコール解説者失格と断じられるべきものでは無いと思う。少なくとも解説者としての堀内氏は、訳の判らない解説者が少なくない中で、充分評価出来る人物だと自分は思っている。
又、嘗てジャイアンツで監督として結果を残したとは言い難い王貞治氏が、ホークスに於いて結果を残している前例も在る。2年間の監督経験を全てのものとし、それ迄積み上げて来たものが全面否定され、将来の道をも閉ざしてしまうという事で在れば、それは虐めに近くはなかろうか?
サッカーの事はとんと興味の無い自分だが、数年前に成田空港(だったと思うが)で起こったシーンが今でも忘れられない。海外での試合に負けた日本チームの選手に、空港で待ち受けていたサッカー・ファンが水を浴びせ掛けた一件だ。腹立たしさ&不甲斐無さを覚えるファンの気持ちは理解出来るし、自分もジャイアンツの試合を見ていて怒りの余り、「ふざけるな!卵でもぶつけてやろうか!」と選手達を罵倒する事は在る。しかし、口で言うのと実際にするのとは話が違う。本当にそのスポーツを愛しているのならば、そのスポーツに取り組んでいる選手達に水を掛けたり、卵をぶつけたり等という事は出来ないと思う。人格を否定する様な下種なものは論外だが、そうではない”常識的な範囲での”野次や罵声は在りと思うが、大事な選手達に”実力行使”するのは本当のファンでは無いと自分は思う。
やや話が逸れてしまったが、堀内氏の2年間の監督経験を否定するのは勿論自由だが、だからと言って解説をさせるなという事で在れば、それは本当に野球ファンとして正しい姿なのだろうか?と疑問を覚えてしまう。
② 何を意図したものなのか?
テルテル様のブログ「オフレコの記録」の21日付けの記事で、岡崎郁・二軍打撃コーチが一軍昇格する事を知った。以前「野球を巡る人間ドラマ ~熾烈なショート争いの果てに~」という記事を書いた様に、彼も自分の中で印象に強く残っている選手(元選手)の一人で在り、選手とコーチの間に不協和音が生じているジャイアンツだからこそ、コーチの入れ替えによって選手だけに信賞必罰を強いているのでは無い事を示し、且つリフレッシュ効果も図りたいのだろうなと肯定的に捉えていた。
しかし、岡崎コーチはスコアラーとして一軍登録され、実際には打撃指導に当たるという。つまり、コーチの入れ替えは無く、打撃コーチ3人制が敷かれる訳だ。こうなると話は全く別で、この遣り方には異議を唱えたい。
コーチの数が多ければ、全てが上手く行くというものでは決して無い筈。寧ろ以前書いた「諮問委員制度」の様に、百害在って一利無しだろう。打撃指導はコーチによって当然異なり、教わる選手の側からすれば誰に従えば良いのか戸惑うだけ。それこそ「船頭多くして船山に上る」事になるのは想像に難くない。
又、打撃コーチ、それもこれ迄一軍で打撃指導を続けて来た内田順三&岸川勝也両コーチだって決して面白くはないだろう。「貴方達の指導力が駄目だから、もう一人打撃コーチを加えた。」と監督から暗黙の内に言われている様なものだからだ。
岡崎コーチには西岡良洋コーチとの入れ替えで、外野守備走塁を担当させるものと思っていた。確かに打撃陣が振るわないのは事実なので、そうで在れば打撃コーチを入れ替える選択肢を選ぶべきだったのではないか。*13人体制にするのは総合的にリスキーなばかりだし、チーム内に更なる不協和音を生じさせ兼ねないと懸念する。
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*1 あくまでも私見だが、内田順三打撃コーチと尾花高夫投手コーチに関しては、どんな事が在ろうとも一軍から外してはならないと思っている。彼等の指導力を高く買っているからだ。それと叶う事ならば、弘田澄男氏に外野守備走塁コーチとして復帰して貰いたい。あの熱血ぶりは、今のジャイアンツに必要で在る。
決勝トーナメントに行けるとは露程思っていなかったですが、ここまで酷いとは…。点差ではなく、やる気、闘争心の方です。90分走れない……論外ですね。お隣の韓国(こちらも敗退しましたが)の試合を見ました。最後迄走り続ける、気持ちの入ったサッカー。見ていて応援したくなりました。必死のプレー、そういうのを日本は残念ながらチーム全員はしてくれなかったですね。
繰り返しますが今回は余りに酷かったです。実力云々ではなく、「気持ち」のあり方が。「同点」に追いつかれたのに「逆転」されたかのような重苦しい雰囲気。そして切れてしまった集中の糸。サッカーの試合は技術の発表会ではないです。極めて残念ですが日本代表はW杯に出るに全く相応しくなかった、と思います。
正直に言うと、数日後成田空港で彼らに卵まみれ、水まみれになって欲しいと少し考えます。サッカーの代表の試合、W杯でふがいない戦いをすると「そういう目にあう」ものだと個人的には思います。アマちゃんに世界で戦う資格はない筈です。
ジャイアンツ今日も負けてしまいましたね。14あった貯金がゼロ。今が苦しい時ですが、何とか頑張って欲しいですね。
堀内さんの解説の件、同感です。
確かに、私も昨年までの2年間、堀内采配を散々批判してきた一人です。
そして、今も投稿の方のように考えられているG党の方も多いでしょう。
私の場合、昨年の巨人の納会で、故藤田元監督が、欠席した堀内さんを気遣って「みんなホリの労を労ってやってくれ」と発言されたという記事を読んで、「堀内さんも一生懸命やった結果なんだから、もうあれこれ言うのはよそう」という気になりました。
最近では、逆に、堀内さんの解説を楽しみにしてるところもありますし。
やはり、去年までの監督がどんなことを言うかは、興味ありますからね。
ただ、私は、以前から堀内さんの解説を聴いていて、監督として成功するのは難しいだろうなと思っていました。
ちょっと野球に関する考え方が古すぎる気がして・・・・・
この点は、giants-55さんと意見を異にするところですけど(笑)
また、岡崎コーチの件も同様な懸念を持っています。
実際、岡崎コーチも昇格を聞き、自分の役割が何なのか戸惑っていたようですし・・・・
ただ、部外者には、どの程度役割分担が明確になっているか不明です。
入れ替えではなく、追加でも、現コーチに対するペナルティ的意味合いはありますし、厳しさを示すことにも繋がると思います。
要は、これを真摯に受け止めるか(受け止めさせるか)どうかでしょう。
これも部外者にはわからないところです。
ファンとしては、いい方向にいくことを願うのみですね。
コーチの件ですが今CSのプロ野球ニュースで佐々木信也氏が
「これで一軍の打撃コーチが3人とも現役時代は左打ち。右打者だった人を補充するならまだ話はわかるのだが・・・」とおっしゃってました。
多くの野球ファンは同感だと思うのですが如何でしょうか?
ただ、まだまだ見逃し三振が多いという消極性は残るものの、序盤の時点で「惨敗」だったものを「悔しい惜敗」に変えた、實松捕手の移籍後初安打初打点にキムタク&大西両選手のエンドランといった打線の奮起と西村投手の好投、9、10回のサヨナラ負けのピンチを脱した悪足掻き振りを見ていると、「ゼロからの(貯金生活)再挑戦」を期待しても良いように思うのですが、楽観し過ぎでしょうか。
さてここからは、この記事についてのコメントを書き込みます。
(1)岡崎コーチの昇格(?)について
管理人様のおっしゃる通り、コーチを多くすれば何とかなるという発想には首を傾げざるを得ません。何せ
コーチという役職は「量より質」が勝負であるのですから。普通に考えたら、岡崎コーチと岸川コーチを入れ替え(内田コーチは残す)、チームが軌道に乗ってきたら再び戻すという形をとるべきではないでしょうか。
まさに「船頭多くして・・・」という言葉が当てはまる事態ですが、このような事は今年に限った事ではなく、過去にチームが苦境に置かれている時によくこのような人海戦術(?)を執ってきた記憶があり、その度に呆れ返った記憶もあります。なので、今回も「またかよ」という感想しかありません。
(2)過去の失敗による全否定
これについて、私は深刻に受け止めています。
堀内氏とは事情が異なるものの、山田久志氏(投手コーチとして有能でながらも、2003年途中にドラゴンズ監督を解任)や森祇晶氏(ライオンズ黄金時代を築きながらも、ベイスターズ監督2年目に最下位の責を問われ解任)等、(監督としての)一回の失敗のおかげで球界復帰できなかったり表舞台への露出が減ったりするというケースが多く見受けられます(森氏の場合は隠居を決め込んでいるようですが)。このような事によって球界も監督・コーチの人材不足に陥るという残念な事態に陥っています。
球界に限らず、この国では、過去の失敗によって将来への道や再挑戦の機会を失うという事が当たり前になっており、それによって失敗を必要以上に恐れて消極的になり、本来伸びるべき才能や意欲が開花しないままに消えていくという非常に勿体無い事が多く起こっていると思います。
確かに失敗には、して許されるものと許されないものがあります。でも、よっぽど許されない失敗ではない限り、再挑戦する機会を与えてやっても良いのではと思うのです。
「失敗しない事」も重要ですが、「失敗した後に何を為したか」の方がもっと重要だと思うのです。
ただ、私個人の意見としては、さすがに堀内氏の監督再挑戦は・・・と思います。
それにしても、今回も何だか訳のわからない長文になってしまいました・・・。
サッカーの日本代表チーム、それ程迄に腑抜けなプレーをしていたんですか。こちらで全くW杯関連の記事を取り上げなかった事からも御判りの様に、サッカーには恐ろしい迄に興味の無い人間ですので、今回のW杯の試合も全く見ていないんです。
そんな門外漢の自分ですが、どんなスポーツで在れ腑抜けたプレー程ファンを落胆させるものは無いと思っています。ジャイアンツOBのN畑氏の様に、技術よりも気合的な発想には付いていけませんが(笑)、でも気合が重要な要素で在る事も確か。火事場の馬鹿力とは良く言ったもので、「絶対に無理だ。」と思った事でも気合で意外な結果を出してしまう事が経験上在りました。
正直、水掛け&卵ぶつけ的な行為には受け容れ難い思いが在りますが、でもその程度の事でめげてしまう様では、百戦錬磨の海外のチームを相手に遣り合うのは無理というのは在るかもしれませんね。
ジャイアンツ、昨日”も”負けました。ここ何試合かの様に”殴られっ放し”では無かったのが救いでは在りましたが、ノムさん言う所の「負けに不思議な負け無し。」を地で行く試合内容では在りました。
幾つかカチンと来るシーンが在ったのですが、原監督も或るシーンにかなり激怒している姿が見られました。この辺は下のハニスポ様宛てのコメントとして書かせて戴きたいと思いますが、明日以降原監督がこの選手に対してどの様な対応に出るのか、それで今後の建て直しの方向性が見える様な気がします。
ここずっと”殴られっ放し”の試合ばかり見せ付けられていましたので、昨日の久々の反撃にはやや安堵しました。しかし、仰る様にドラゴンズの投手陣は流石の一言ですし、ノムさん言う所の「負けに不思議な負け無し。」を実践するかの様な「イニングの先頭打者を塁に出す(9回裏の与四球[by高橋(尚)投手、11回裏の三塁打[by豊田投手])」をやっていては勝てないでしょうね。
昨日の試合では、三浦&實松両選手の頑張りを評価したいです。離脱している選手達の事を憂いてばかりでは何も生み出しませんし、これをチャンスにレギュラー奪取という意気込みで、非レギュラー選手達には奮起して貰いたいです。
それと、昨日の二軍戦では福田投手がそれなりに好投していました。好素材なのでジックリ鍛え上げて欲しいものの、彼が又一軍に戻ってくれると、投手事情も大分楽になるなあとは思います。
昨日の試合で一番気になったと言うか、カチンと来たのは、前の打席でヒットを放った三浦選手を替えて迄打席に送り出した鈴木選手が、アッサリと見逃しを食らったシーン。何度も書いていますが、空振り三振なら未だ納得出来ますが、見逃しの三振は本当に戴けません。バットを振りさえすれば、球に当たって”何かが起きる”可能性はゼロでは無く、逆に振らなければ何も起こらないのですから。(捕逸等のケースも確かに在りはしますが。)
その後に何度かベンチをカメラが映し出しましたが、この所ミスや凡打の場面でも苦笑する姿が目立っていた原監督が、”珍しく”大激怒していました。それもかなり長時間です。原監督の性格を考えると、恐らく今日以降に鈴木選手に何等かの処置が採られるのではないかという気がします。鈴木選手は自分も買っている選手ですが、この所の見逃し三振の多さを考え合わせると、二軍落ちを含む厳しい処置が採られても致し方無いかなと思いますし、チームの状況を考えるとそういった厳しさは必要かと。ですので、今日以降の原監督の決断で、今後のチーム建て直しの方向性が見えて来るのではないかと思っております。(鈴木選手には、それをバネにして一層素晴らしい選手となって戻って来て欲しい!)
ジャイアンツはチームが不振に陥ると、やたらとコーチを増員するという手をこれ迄も何度か使ってますよね。でも、それが悉く成功していない様に思えるのは気のせいでしょうか(笑)。
一般の会社に於いても、指示継投が複数になると現場は混乱するもの。五月蝿い上司は数少ないに越した事は在りません。選手達、特に若手選手の立場は弱く、コーチが言った事を無視し難い状況でしょう。「Aコーチはこう言ったが、Bコーチは別の事を言った。そして、Cコーチも又違う事を・・・。」では、選手達がパニくるのは目に見えています。
残念ながら監督としては成功したとは言えない山田久志氏ですが、彼は投手コーチとしては有能だと思います。やはり適材適所というのが在って、彼の場合は選手育成の方が在っているのかもしれませんね。事程左様に、監督として成功しなかったからと言って、それ迄の実績が全て否定されてしまう風潮は、どうしても受け容れ難く思っております。監督が駄目でも、コーチや解説者としては素晴らしい力を発揮されるケースも在り、又、監督として失敗したとしても、それを糧に自分を磨き上げ、監督として再登板し成功を収めるケースだって在る訳ですから、やはり道を閉ざしてしまうのはどうかと思ってしまいますね。
ただ、ドラフト制度以降のセリーグで前年Bクラスのチームが優勝した例は次の通り。
2001年ヤクルト(前年4位)
1995年ヤクルト(前年4位。但し、92・93年連覇)
1985年阪神(前年4位)
1982年中日(前年5位)
1975年巨人(前年6位)
この5つしかないんですよ。それぐらいBクラスからの優勝は難しい。だから、一ドラゴンズファンから見てると、「なぜ今年それほど優勝を焦らなければいけないのか」という思いがあるんですよね。今年は若手を積極的に育てて、その上で優勝をねらえれば・・ぐらいのスタンスだと思うんです。それが、シーズンはじまってから小関を取りキムタクを取り・・・。シーズン前には投手をかき集め。これでは、大砲を片っ端集めない分ましになっただけで、選手をかき集めるという点ではこれまでと進歩がない気さえしてしまいます。プロ野球全体で見たときに「人口が集中している関東地方一の人気球団」巨人が復活して欲しいとは思っているので、ちょっと原監督には残念なのが本音です。
ファンによっては「昨年のあれはあんたらのせいじゃろ?」という人が解説に出て来ますが
・・・批判する人はあんまりいませんね。
外から見たらそれだけ的確にわかるんかよ(苦笑)
だの
現監督以下のやりかたが個人的に気に入らんのはわかるけど、私情丸出しで批判すんなよ(苦笑)
と思う事はしばしばありますが。
放逐したら何を言うてもかまわないんでは
ジャイアンツの監督のなり手,いなくなりませんか?
船頭多くして船、山に登る
・・・コーチはしっかり分業できなきゃ人数は少ない方がよいですよね。
4月の快進撃を見ていても、このままで突っ走る事は無いだろうなあとは思っていました。流石に此処迄の大失速とは思っていませんでしたが、やはり怪我で離脱する”可能性の高い”選手が多い事、そしてこれは長年ジャイアンツというチームを見続けて来た事で体得したとも言えるのですが、このチームが本当に強くて突っ走っているのか、それとも一時的な”勢いだけ”で突っ走っているのかが何となく判ってしまう事からも、何れ落ちていくだろうなあという気が残念ながら在ったのです。そして何よりもの不安は、先日の記事でも触れました様に、原辰徳氏が選手時代&監督時代を通して、イケイケドンドンの時には良いのですが、一旦窮地に陥ると自ら”蘇生”させる術を知らない&見出せない人物の様に思えて仕方無かったのです。
確かに前年Bクラスのチームが、翌年に優勝するのは難しい事だと思います。そして勿論自分も、4月にあれだけ貯金をしていたのに、アッサリと全部吐き出してしまい、「優勝のチャンスが在ったのに、何をやっているんだ!」という情けなさ&怒りが在るのは事実です。しかし、それ以上にジャイアンツ・ファンの多くが憤りを感じているのは、「強いチームを作って行く為に、こうしているんだ。」という原監督の明確な方向性が揺らいでいるという事に在る様に思います。
同じ様なポカミスが連発しているのに、特に処置を施すでも無く、手をこまねいて傍観しているだけの様な状況。それでミス&凡退の際にベンチをカメラが映すと、原監督のヘラヘラ笑いばかり見せられるのでは、ファンも「何なんだろう?」と思ってしまうのではなかと。
そして個人的に持っている不安は、原監督の頑固さ。名監督必要な要素の一つが頑固さというのは在ると思います。でもそれは、柔軟さを兼ね備えた頑固さ。原監督の場合は残念ながら、”意固地な”頑固さという気がしてならないんです。第一次政権下の1年目中盤辺りから、投球内容に不安が出ていた抑えの河原投手を、2年目も延々と使い続け、結局それがチームを瓦解させる方向に行かせはしなかったか?今季で言えば、ディロン選手の起用法に同じ頑固さが感じられ不安を覚えます。確かに今日の試合では打ちましたが、腰痛持ちで(メジャー・リーグで)引退状態に在り、それも打撃面でどうしても疑問を感じてしまう選手に何故あれ程迄に固執するのか?彼がバース選手の様な大打者に変貌したら、素直に原監督の眼力に脱帽しますが、2割そこそこの故障持ちの選手を使い続ける意味が自分には理解出来ません。