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キラキラネーム:伝統的で無い当て字、外国人名、創作物の登場人物名等を用いた奇抜な名前の総称。1990年代半ば以降から増加し、命名は親の責任で在る為に、其の者の親の自己満足・教養の無さが露呈する名付けと言われ、2000年代にはインターネット・スラングとして「DQNネーム」と呼れて来た。だが、2010年代以降にマス・メディアでは、批判的な意味を薄めた「キラキラネーム」が新たに造語され、以降のマス・メディアでは、略統一利用されている。
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以前にも書いた事だが、「初対面の人から、自分の名前を正確に読まれた(呼ばれた)事」は、皆無に等しい。所謂キラキラネームでも何でも無く、漢和辞典にも載っている読み方なのだけれど、一般的では無いという事なのだろう。
だから、「自分の名前を正確に読まれる(呼ばれる)事が無い寂しさ。」というのを感じた事は在る。キラキラネームを名付けられた子の中にも、そういう経験者は少なく無いのでないだろうか。自分の場合は「奇抜。」という感じでは無いけれど、キラキラネームの場合だと、周りからからかわれる事も多そうで、「可哀相だなあ。」という思いが在ったりもする。
正直に言って、自分はキラキラネームが好きでは無い。でも、キラキラネームと呼ばれる物を、全て否定する気も無い。仮令キラキラネームと呼ばれる物で在っても、「其の命名に、子供に対する親の深い愛情や思いが存在する。」ので在れば、立派な名前だと思うので。
抑、女性の場合で言えば、大昔は“動物の名前”が付けられた人が結構存在した。今の感覚で言えば、「キラキラネームだなあ。」と思う事だろう。時代が変わり、自分が子供の頃は、「〇子」と名前に「子」が受けられるのが普通だったけれど、今では「子」に捉われない、ヴァラエティー豊かな命名となっている。時代の変化に伴い、命名というのも変わるのだから、キラキラネーム自体が全て否定されるべき物ではないと考える。
でも、「子供に対する深い愛情や思いも無く、単に“自分の趣味”だけで、奇抜な名前を付ける。」というのは嫌い。子供を玩具、又は装飾品の様に扱っている様な気がするので。そういう感じでキラキラネームを付けられた子は、本当に不幸だと思う。子供には、全く責任が無いのだから。
そんな感じで、自分はキラキラネーム自体を全否定する気は無く、「子供に対する深い愛情や思いが感じられるし、可愛い名前だなあ。」と感じる事も在る。
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「絶対読めないキラキラネーム・ランキング」(2019年8月9日、gooランキング)
1位: 男(あだむ)[171票]
2位: 心姫(はあと他)[163票]
3位: 紅葉(めいぷる他)[162票]
4位: 桃花(ぴんく)[158票]
5位: 夢姫(ぷりん、ゆらり)[157票]
6位: 天音(そぷら)[156票]
7位: 奏音(りずむ他) / 愛翔(らぶは他) ・ 愛羅(てぃあら他)[152票]
10位:一心(ぴゅあ他) / 皇帝(しいざあ、ふらんつ他)[151票]
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此のランキング、以前に紹介した気もするが、正確に読める(呼べる)人は極めて少数派だと思う。こういう名前が増えると、学校の先生も「読み方に苦労するだろうなあ。」と同情してしまう。
命名の謂れに付いて想像が付く物が殆どの中、5位の「夢姫」を「ぷりん」や「ゆらり」と読ませる理由が想像付かない。「姫→プリンセス→ぷりん」という事なのかも知れないが、そうなると「『姫』の前に『夢』を敢えて付けている理由」が判らない。又、「ゆらり」に到っては、全く想像が付かない。
個人的に言えば、10位の「一心(ぴゅあ)」が「可愛い名前だなあ。」と思った。