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「大使、視察議員を出迎えません・・・乗り継ぎ支援無し」(4月17日、読売新聞)
外務省は今月27日からの10連休を前に、海外を訪れる国会議員に対する現地の在外公館の支援を軽減する為の新たなルールを、衆参両院事務局に通知した。便宜供与の対象を1週間前迄に依頼が在った公務に限り、現地の大使や総領事による空港出迎えは、原則として行わないとした。
大使館や総領事館は国会議員の外国訪問時に、送迎や宿泊先の確保、要人との面会の調整等を行っている。10連休には多くの議員が海外視察に出掛け、日程調整や対応に人手が取られる事が見込まれる為、在外公館による支援の在り方を見直した。
通知によると、議員の外国訪問時の支援は、政府や公的機関の関係者との会談や国際会議出席等の公務を対象とし、1週間前迄に衆参各院の事務局を通じて文書で依頼が在った場合に限定する。こうした対応に関する文書は、情報公開請求の対象になるとした。
空港での送迎は職員が行うとし、大使や総領事による送迎や議員の経由地での乗り継ぎに対する職員の支援は行わないとした。
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GWや夏休み、年末&年始になると、国会議員や地方議員は、どっと海外視察に乗り出す。海外視察と言い乍ら、其の実態は「尤もらしい場所にちょこっとだけ行き、後は遊び歩く観光旅行。」というのが殆どの様に感じられる。
我々の大事な血税がそういう形で使われているのは腹立たしい限りだけれど、「我が国のトップたる人物が、『次々と明らかになる疑惑追及を逃れるべく、海外に飛び回っては大枚を散蒔いているだけ。』なのに、“外交の安倍”と誇り、“海外旅行”を楽しんでいるだけ。」という在り様なのだから、“下”も「顎足付きで海外旅行するのは当たり前。」と思うのも当然か。
以前、大使館や総領事館に勤める人達が、匿名で内情を暴露していた。国会議員の海外視察に関しても触れられていたが、「尤もらしい場所への訪問をちょこっと入れた上での観光地巡りのプランを考え、予約を入れる。女性の手配等、“下の世話”の面倒を見る事も多く、又、空港への送迎等も在り、本当に嫌になってしまう。」と、何人かが溢していた。
勲章や国民栄誉賞、「首相と桜を見る会」(先日行われた同会には、百田尚樹氏やケント・ギルバート氏、有本香さん、竹田恒泰氏、上念司氏、千原せいじ氏等、“無条件”で安倍晋三首相を賛美する連中が多数呼ばれていた。自分に阿り、“愛国ビジネス”で食っている様な連中を周りに侍らせ、悦に入っていた安倍首相。「此の人は本当に、周りを“御友達”で固めないと何も出来ないんだなあ。」と、其の“裸の王様振り”を感じてしまった。民主党時代を含め、過去の政権下で行われた「首相と桜を見る会」でも、“時の政権に近い有名人”が呼ばれる事は珍しく無かったが、こんなにも露骨且つ大勢、自身の“応援団”を呼んだのは記憶に無い。血税(今回の「首相と桜を見る会」には、総額で約5千万円が投入されたとか。)で、応援団を接待している様にも思える。)等々、「こんなの必要?」と感じてしまう“無駄”が余りにも多い。そんな無駄金を、本当に困っている人達に回せば良いのではないか?
大使館や総領事館に勤める人達は、国会議員の召し使いでは無い。彼等が本当にするべき事は他に一杯在るというのに、召し使いの様に使い回す国会議員が少なく無い。彼等を召し使いの様に使い回す事で、「私達は特別な人間なのだ。」と勘違いする馬鹿な国会議員が増える。
「国会議員を、空港で送迎する。」なんて、大使館や総領事館の職員がする必要が在るのか?彼等が行っている無駄な仕事を、もっともっと減らし、本当にすべき事に時間を費やして貰いたい。
選挙で選ばれた議員や首長のことを「選良」とも言いますが、果たしてどれだけ本当の「選ばれた良い人」がいるのやら。
自分に投票してくれなかった票も含め、選ばれたからには身を粉にして選挙民全体のために身を粉にして働く。
そのためには選良に対し、それ相応の給料や経費、便宜の配慮が必要と思いますが、それに見合う当選者がどれだけいることややら。
選挙に勝つことだけを目標にしているような輩には、次の選挙で落とすだけでなく、給料や経費も返還させるような法律を作るべし。
まず我々選挙民の意識改革が先ですが(苦笑)。
「国家は、構成する国民の“器”以上には成り得ない。」という思いが在ります。愚かな政治が幅を利かしている国家は、結局の所、構成する国民の多くが愚かだという事。「見た目が良いから。」とか「面白いから。」とか「自分の利益に繋がるから。」とかいったアホな理由から投票する輩が少なく無いからこそ、此の国はどんどんおかしな方向に向かっている。先日も書きましたが、「新元号が決まったという事で、政権支持率がどっと上がるって、何れだけアホなの!?」と思ってしまう。
真面な政治を行おうと思えば、其れ形の費用が掛かるとは思う。だから、何でも彼んでも切り詰めれば良いという物では無いけれど、昨今の議員達(地方議員も含め)のさもしい言動を考えると、切り詰める所は結構在る様に感じています。