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① 筑後川合戦(1359年):菊池武光【勝者】vs.少弐頼尚【敗者】
② 河越夜戦(1546年): 北条氏康【勝者】vs.足利晴氏【敗者】
③ 厳島合戦(1555年): 毛利元就【勝者】vs.陶晴賢【敗者】
④ 沖田畷合戦(1584年): 島津家久【勝者】vs.龍造寺隆信【敗者】
⑤ 倶利伽羅峠合戦(1183年): 源(木曽)義仲【勝者】vs.平維盛【敗者】
⑥ 桶狭間合戦(1560年): 織田信長【勝者】vs.今川義元【敗者】
⑦ 関ヶ原合戦(1600年): 徳川家康【勝者】vs.石田三成【敗者】
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1つヒントを出すと、或る共通点とは「勝敗に関する事柄」だ。さあ、御判りだろうか?
答えを書くと、或る共通点とは「総兵数が少ない方が、総兵数が多い方に勝った戦」という事。何れだけ総兵数が違ったかを記すと、「①約4万vs.約6万、②約8千vs.約8万、③約4千vs.約2万、④約8千vs.約5万、⑤約5千vs.約4万、⑥約2千5百vs.約2万5千、⑦約7万5千vs.約9万」と言われている。*1奇襲等で戦略的に負けたケースも在れば、「関ヶ原合戦」の様に総兵数では勝っていても、実際には密約等で全く動かなかったり、裏切ったりする者が多く出て敗戦を喫したケースも在るが、其れにしても「河越夜戦」や「桶狭間合戦」の様に「約10倍の総兵数を誇る相手に勝利した。」なんていうのは本当に凄い。「戦の勝敗は、必ずしも兵数の多寡で決まる物では無い。」というのを、再認識させられる。
昨日、球界はキャンプインを迎えた。ジャイアンツ・ファンの自分としては、どうしてもジャイアンツの動向が気になってしまう。今オフは他チームから投打を問わず、主力選手を掻き集めたジャイアンツだが、今季はどういう結果を残すのだろうか?
投手だけを見ても、ホークスから獲得したD.J.ホールトン投手の昨年の成績が「19勝6敗」、そして杉内俊哉投手は「8勝7敗」と、“単純計算で言えば”「27勝13敗」と、今季のジャイアンツは此の2人だけで「14の貯金」が上積みされる訳だ。投打共に大補強をした以上、「優勝」という結果を残さないと、秋口には原辰徳監督の進退問題が取り沙汰される事だろう。
ジャイアンツの過去を顧みると、「大補強をした年は、概して優勝を逸している。」のが気になる所。戦力バランスを考えると、今季は流石に優勝出来そうな感じもするが、「船頭多くして船山に上る」という諺、そして上記した7つの戦の結果も在るので、不安は尽きない。
しかし、阪神ファンとしては、なんといっても巨人投手陣は大きな脅威です。
先発を見ても、能見、岩田、スタンリッジ、メッセンジャー、小林VS内海、沢村、東野、ホールトン、杉内。怖いです。
ただ阪神には藤川がいます。巨人には固定されたおさえがいませんね。藤川がFAで海外へ行くと、阪神も同じになります。困ったもんです。
全盛期からすると不安感が出て来たとはいえ、現在の12チームを見渡すと、藤川球児投手が抑えでは頂点に在ると思っています。純粋な抑えとは言えないけれど、浅尾拓也も確かに凄い。でも総合的に考えると、藤川投手に軍配が上がる。此れだけの凄い抑えの後継者を作り上げるのは容易では無いけれど、藤川投手が頑張っている内に早く後継者を養成する事が、タイガースの未来を左右するでしょうね。久保裕也投手の“後”が居ないジャイアンツも、同様の悩みを抱えていますが。