ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

“不快な思い”になるのは判るけれど

2020年03月21日 | 時事ネタ関連

100日後に死ぬワニ」という4齣漫画の存在を、自分は昨日初めて知った。「漫画家きくちゆうき氏が昨年12月12日から、自身のTwitter等で公開し始めた作品で、主人公は服を着用し、言葉をを話す。第1話から100日後に主人公は死を迎えるという設定で、彼が先輩の鰐や親友のと過ごす日常が描かれている。1日1話更新され、4齣目の下には毎回、死の残り日数がカウントされる。」という漫画だそうで、昨日“最終回”を迎えた事から、ネット上で大きく取り上げられていたのだ。自分も最終回だけ見たが、「個性的な絵だなあ。」というのが印象だった。

で、昨日の段階では“感動の嵐”という感じだったネット上が、今日は一転して“非難の嵐”に変わっていた。最終回公開と同時に、いきものがかりとのコラボ、作品の書籍化や映像化、関連グッズ販売等が怒涛如く発表された事から、「作品の企画自体に、広告代理店電通が関わっているのではないか?」という意見が拡散し、感動の声から一転して「鰐はステマ。」、「“感動詐欺”だ!」等、非難の嵐が巻き起こっている様だ。

きくち氏自身は、「電通が関係している。」という噂を否定している。実際の所は判らないが、電通が関係していたならば「純粋に感動していたのに、裏にそういう背景が在るというのは不快だ。」という読者の思いも理解出来ないでは無い。でも、「きくち氏が『広告代理店等が関係した企画では無い。』と言い続けていたのに、実際は違った。」という嘘が在った“ならば”問題だろうけれど、そうで無かったら、仮に電通が関係していたとしても問題無いし、非難される様な事でも無いと自分は考える。

“儲け話”に企業が関係するというのは大昔から“普通”に在る事で在り、“悪意を持って騙そうという思い”や“明らかな嘘”が介在しているならば話は別だが、そうで無ければ別に大騒ぎする事では無いだろう。読者は“作品自体”に感動した訳で、なのに「鰐はステマ。」とか「感動詐欺だ!」(実話という事では無いのだし。)と非難するのはどうかと思う。


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