元厚生事務次官及びその妻の殺害事件、そして元厚生事務次官の妻が刺された事件は、その共通点が多い事から旧厚生省幹部を狙った連続テロ事件の可能性も指摘されている。“年金のプロ”とも言える元厚生事務次官の2人を、年金記録問題や後期高齢者医療制度問題等で怒りを覚えた人物が狙ったのではないかと。もし事実で在れば、これはとんでもない話だ。年金記録問題や後期高齢者医療制度問題等には自分も憤りを覚えるし、特にきちんと支払った国民年金保険料が払っていない事になっているなんて事は国家詐欺だとも思っている。けれども、これ等の問題は今回の2人が原因という訳では無く、そんな彼等を狙うというのは絶対に許される事では無い。犯人が一日も早く逮捕される事、そして犯人が義士扱いされない事を強く望む。
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「厚労省の仕事の成果を殆ど評価出来ない様な論評ばかり行われている。その結果、不満を爆発させ、制度構築に携わって来た人に対する理不尽な行為に繋がったとすれば、本当に残念だ。」
「そういう風潮を作る上でマスコミも考えて貰いたい。」
「責任が在るのは『あれが悪い、これが悪い』という国会の議論。」
「事務方で一生懸命遣っている人に、歪んだ批判を向けるのは良くない。」
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今回の事件を受けて、自民党の津島雄二元厚生大臣が口にした言葉だ。最後の言葉はその通りだと思うが、上3つは必ずしも正しいとは思えない。表面的には正論めいた事を口にしつつ、腹の中では「自分達に都合の悪い事を、これ以上追及させないぞ!」という思いが強く在るのではないかという気がするからだ。
先日、政府の有識者会議に出席したトヨタ自動車の奥田碩相談役が、「テレビが朝から晩迄(年金記録問題等で)厚労省を批判している。あれだけ厚労省が叩かれるのは一寸異常。何か報復でもしてやろうか。例えばスポンサーにならないとかね。」と発言した。「誰某が不倫している。」とか「麻生首相は漢字の読み間違えが多い。」(彼にそんな賢さを期待しているのが、そもそも間違いだと自分は思うが。)といったどうでも良い事を延々と取り上げているマスメディアには自分もウンザリしているが、年金記録問題等をこれだけ長期間&多く報道しているのを、露悪的だとか扇情的だとかという捉え方をするのは違うと思う。ゆとりの無い生活の中からコツコツと支払い続けた国民年金保険料が、支払われていない事になっていたり、訳の判らない用途で使われていたりする事に対して、強い憤りを持っている国民がどれだけ居る事か。不当な憤りでは無く、真っ当な憤りが根深いからこそ、これだけ報道され続けているのではないか。
これだけの大問題を起こし乍ら、天下りや不可解な公費の使われ方は無くなっていない。「何故大問題が発生したのか?」という徹底的な原因究明が行われたとも思えないし、保険料着服等の明々白々な犯罪に対する罰も極めて甘いと言わざるを得ない。将来に目を転じても、不正が為されない様にする為の対策が全く不充分。何度も書いている事だが、性善説で対応していては駄目。「不正を為しても、全く割に合わない。」と思わせる厳罰、例えば「不正に得た利益の倍額を返却させる。」といった厳罰が導入されない限り、同じ様な不正は何度も繰り返させる事だろう。こういった“温さ”を政&官の世界に感じているからこそ、国民の怒りは増すばかりだし、報道も止まらないのだと自分は思う。
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「厚労省の仕事の成果を殆ど評価出来ない様な論評ばかり行われている。その結果、不満を爆発させ、制度構築に携わって来た人に対する理不尽な行為に繋がったとすれば、本当に残念だ。」
「そういう風潮を作る上でマスコミも考えて貰いたい。」
「責任が在るのは『あれが悪い、これが悪い』という国会の議論。」
「事務方で一生懸命遣っている人に、歪んだ批判を向けるのは良くない。」
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今回の事件を受けて、自民党の津島雄二元厚生大臣が口にした言葉だ。最後の言葉はその通りだと思うが、上3つは必ずしも正しいとは思えない。表面的には正論めいた事を口にしつつ、腹の中では「自分達に都合の悪い事を、これ以上追及させないぞ!」という思いが強く在るのではないかという気がするからだ。
先日、政府の有識者会議に出席したトヨタ自動車の奥田碩相談役が、「テレビが朝から晩迄(年金記録問題等で)厚労省を批判している。あれだけ厚労省が叩かれるのは一寸異常。何か報復でもしてやろうか。例えばスポンサーにならないとかね。」と発言した。「誰某が不倫している。」とか「麻生首相は漢字の読み間違えが多い。」(彼にそんな賢さを期待しているのが、そもそも間違いだと自分は思うが。)といったどうでも良い事を延々と取り上げているマスメディアには自分もウンザリしているが、年金記録問題等をこれだけ長期間&多く報道しているのを、露悪的だとか扇情的だとかという捉え方をするのは違うと思う。ゆとりの無い生活の中からコツコツと支払い続けた国民年金保険料が、支払われていない事になっていたり、訳の判らない用途で使われていたりする事に対して、強い憤りを持っている国民がどれだけ居る事か。不当な憤りでは無く、真っ当な憤りが根深いからこそ、これだけ報道され続けているのではないか。
これだけの大問題を起こし乍ら、天下りや不可解な公費の使われ方は無くなっていない。「何故大問題が発生したのか?」という徹底的な原因究明が行われたとも思えないし、保険料着服等の明々白々な犯罪に対する罰も極めて甘いと言わざるを得ない。将来に目を転じても、不正が為されない様にする為の対策が全く不充分。何度も書いている事だが、性善説で対応していては駄目。「不正を為しても、全く割に合わない。」と思わせる厳罰、例えば「不正に得た利益の倍額を返却させる。」といった厳罰が導入されない限り、同じ様な不正は何度も繰り返させる事だろう。こういった“温さ”を政&官の世界に感じているからこそ、国民の怒りは増すばかりだし、報道も止まらないのだと自分は思う。
身内で批判するなら「おれが代わりにやってやる」といった気概が無いとただの発展性の無い悪口
年金政策等今までの厚生労働省の失態、失策はまさに国を滅亡させるが如く。なのに誰も責任を取らず、生涯所得数億円ももらっておいて、まだ天下り先で金をむしりとる輩ですよ。厚生労働省のトップなんて。
とあるページで見たのですが、怨まれるとしたら心当たりが多すぎる。動機だけ考えたら容疑者は数千万人に及ぶ。殺されて当然というのが街の声らしいです。アタシはそこまでは流石に思いませんが。
http://www.tanteifile.com/diary/2008/11/20_01/index.html
犯人像を色々と推察している番組を散見しますが、自分的にはテロというより暗殺って感じがします。ヒロイズム的な行為というより、何らかの利権がらみなのかなと。
「一国の首相としてあそこ迄の読み間違えは決して格好良い物では無いけれど、ああもどうこう取り上げる程の物か?」という思いが在りますね。まあ自分の場合は、「麻生首相にそれ程の賢さを求めていたの?」という皮肉な思いも在るのですが。
大事なのは読み方では無く、きちんと意味を理解して言っているかどうか。つまり、自分の考えをきちんと反映させているかどうかだと思うんです。そして読み間違えなんかより気にしなければいけないのは、周りがあれ程の読み間違えを認識してい乍ら、誰も忠告出来なかった事ではないかと。判ってい乍ら忠告出来なかった背景には、「プライドが高過ぎて、忠告すると旋毛を曲げてしまう。」という懸念が在った“としたら”、麻生首相は“裸の王様”という事になってしまう。その方が余程重要だと思うんですけどね。
今回の事件に関して思うのは、相当な下調べをした上で犯行に及んだのではないかという事。年金記録問題等、旧厚生省の失策に怒りを覚える国民は少なくないけれども、だからと言って過去に年金関係に携わって来た人物を具体的に把握している人は、そうは居ないでしょう。過去の出版物等を当たれば判るのかもしれないけれど、個人情報保護が生き届いた今、OBの住所を把握するのも難しいかと。
未来に関しては「不正が極力為されない厳罰化」、そして過去に関しては「不正(怠慢行為も含む)に関与した者に、きちんとした罰を負って貰う」事が無い限り、真面目に働いている国民の怨嗟の声は消えないでしょうね。
ミスも多いしモラルを低い。
批判されて当然。
だけど彼等に多くの権限があったにせよまったくの独断で行った政策ではありません。
我々が選んだ政治家の承認。つまり我々の承認ともいえるのです。
それを殺されて当然とは知的レベルを疑います。厚生官僚の責任を問うのは当然だけど社会を構成する一員として少しは責任を自覚すべきです。
確かに天下りを繰り返して多額の退職金をもらう制度は問題ですが、今回の殺人と関連とは関係ありません。こじつけも甚だしい。
ただ犯人が捕まってないのでテロとも決めつけれないし動機も解りませんね。
いずれにせよ。早期に捕まえて死刑にすべきです。
此処迄酷い内状とは流石に思っていませんでしたが、諸報道で年金制度がかなり杜撰に運営されている事は自分レベルでも見聞したいた事。それに疑問を感じて投票行動に移していた人は別にして、それ以外の「まあ国が遣って来た事だから、大丈夫だろう。」という“根拠の無い”思いから投票行動を続けて来た人が少なくなかった事が、諸々の問題を大きくさせたと言えましょうね。ですから監視をきちんとして来なかった我々国民に、責任が全く無いとは言えないと自分も思っています。
法治国家で在る以上、問答無用で暴力によって封じる事が在ってはいけない。それが肯定されてしまえば、何でも在りな無法国家に成り下がってしまう。極論を言えば、「為政者が自身に都合の悪い人間に関する悪意の在る“偽情報”を流し、それによってその人間が天誅の名の下に殺害され、その事を国民が喝采する。」なんて事態も考えられますからね。今回の犯人を義士扱いしてはいけないし、一日も早く逮捕して厳罰を処して欲しいです。
「上から目線」、自分も大嫌いです。どれだけ正論を口にしようが、結局は「金で言論を封じる行為」で在り、それは言論機関に対するテロ行為とも言えるかと。勿論、どうでも良い下種な事柄を延々と垂れ流し、付け込まれる隙を与えているマスメディアにも問題は在りますが。
この理屈だと、
「通り魔殺人事件を産み出したのは、彼の労働環境のせいだ。」
として、派遣会社と勤務先のせいにするということになります。
まあ、読み間違いシーンを何度も繰り返し報道して総理を「おバカタレント」扱いしているニュース・ショー等はやり過ぎ、という感もありますが。
もしかしたら、閣僚や与党議員の中には、「偉大なる将軍様」の賛美しか許されていないあの国のマスコミを内心では「羨ましい」と思っている人がいたりしないでしょうね。
奥田相談役の発言、破壊王子さんが
「メディアが腰が引けている」
とコメントされていたのを読んだ際には、どんな発言だったのか知りませんでした。今回、初めて知りましたが、まさしく「アンタは何様」ですね。
話はそれますが、某企業の女子陸上競技部において、国立大学への進学を早くから表明していた、「スーパー高校生」と呼ばれた優秀なランナーが、入社を表明し、
「大学には社内留学制度を活用して通う。」
と会見したケースがありました。
「これは、第二の江川事件じゃないか。」
と僕は憤り、実業団陸上連合も彼女のレース出場を制限するなどの措置をとったのですが、マスコミはむしろ彼女に対して同情的な論調に傾き、入社の経緯を批判するものは見られませんでした。こんな事が許されたら、学生アスリートがいくらでも、企業チームに引き抜かれてしまうぞと思ったのに。
ちなみに、その某企業はトヨタの系列会社です。