プロレスラーの三沢光晴選手が対戦中にバックドロップを受けて意識不明の状態に陥り、そのまま帰らぬ人となってしまった。受身の上手さには定評の在った彼だけに、こういう形で亡くなられたのは残念だし、何よりも御本人が悔しかったと思う。
以前の記事でも触れたが、大昔は良くプロレスの試合をTV観戦していた。プロレスの存在自体を否定する様な人も居るが、個人的には「様式美」を感じさせるレスラー達の所作が好きだったのだ。意識してプロレスの試合を見なくなってからかなりになるが、三沢選手は自分が夢中になって見ていた頃の終盤辺りの選手で、熱狂的なファン程には熱く語れないが、自分にとって印象的な選手の一人だったのは間違い無い。
“ファイヤー!”の様に大言壮語する選手が少なくない中で、三沢選手には黙々と技を極める事に注力する「武士の風情」を自分は感じていた。*1その生真面目さが社長とレスラーという兼業で、結果的に肉体を蝕ませていたとしたら、何とも切ない。
バックドロップを掛けた選手に対して、ネット上に余りにも心無い書き込みがチラホラ見受けられた。この手の書き込みをする人は極めて少数派と思うが、三沢選手の死を非常に辛く思っている一人がこの当該選手というのは、普通の感覚が在れば判るだろうに。(今年のオールスター・ゲームのファン投票で、パ・リーグの某選手を“嫌がらせで”1位に選出させようという呼び掛けがやはりネット上で見掛けた。「その選手の言動に問題在り。」という事での呼び掛けらしいが、こんなのは「正義」でも何でも無い。)御互いにプロとして必死で闘った中での不幸な出来事で在り、当該選手には三沢選手の分も今後は頑張って貰いたい。それが三沢選手への「最大の恩返し」にもなると思うし。
三沢選手の物真似をしていたタレント・イジリー岡田氏が、下記のコメントを寄せていた。以前、物真似用のコスチュームを作ろうと、三沢選手から紹介して貰った業者を訪れた際の逸話と言う。
「ガウンは高いから断念したら、業者が『御代は三沢社長から戴いているので大丈夫ですよ。』とプレゼントしてくれた。」
合掌。
*1 普段は武士の風情を漂わせていた三沢選手だが、CM(動画)で見せた御茶目さも忘れられない。
以前の記事でも触れたが、大昔は良くプロレスの試合をTV観戦していた。プロレスの存在自体を否定する様な人も居るが、個人的には「様式美」を感じさせるレスラー達の所作が好きだったのだ。意識してプロレスの試合を見なくなってからかなりになるが、三沢選手は自分が夢中になって見ていた頃の終盤辺りの選手で、熱狂的なファン程には熱く語れないが、自分にとって印象的な選手の一人だったのは間違い無い。
“ファイヤー!”の様に大言壮語する選手が少なくない中で、三沢選手には黙々と技を極める事に注力する「武士の風情」を自分は感じていた。*1その生真面目さが社長とレスラーという兼業で、結果的に肉体を蝕ませていたとしたら、何とも切ない。
バックドロップを掛けた選手に対して、ネット上に余りにも心無い書き込みがチラホラ見受けられた。この手の書き込みをする人は極めて少数派と思うが、三沢選手の死を非常に辛く思っている一人がこの当該選手というのは、普通の感覚が在れば判るだろうに。(今年のオールスター・ゲームのファン投票で、パ・リーグの某選手を“嫌がらせで”1位に選出させようという呼び掛けがやはりネット上で見掛けた。「その選手の言動に問題在り。」という事での呼び掛けらしいが、こんなのは「正義」でも何でも無い。)御互いにプロとして必死で闘った中での不幸な出来事で在り、当該選手には三沢選手の分も今後は頑張って貰いたい。それが三沢選手への「最大の恩返し」にもなると思うし。
三沢選手の物真似をしていたタレント・イジリー岡田氏が、下記のコメントを寄せていた。以前、物真似用のコスチュームを作ろうと、三沢選手から紹介して貰った業者を訪れた際の逸話と言う。
「ガウンは高いから断念したら、業者が『御代は三沢社長から戴いているので大丈夫ですよ。』とプレゼントしてくれた。」
合掌。
*1 普段は武士の風情を漂わせていた三沢選手だが、CM(動画)で見せた御茶目さも忘れられない。
三沢選手のファンで、地元に興業にくると必ず行っては一緒に熱くなっていたので、あまりに突然でびっくりしました。
でももっとショックを受けているのは闘っていた相手の選手でしょうね。ずっとこの心の傷を背負っていかなければならないのは、他の人にはわからないつらさだと思います。
最近は、実名を出さないで言いたいことを書き込める世の中ではありますが、せめて相手の選手を自分に置き換えたらどうだろうか・・・といったん考えてみてから書きこむようにしてほしいです。
その雄姿でたくさんの元気を与えてくださった三沢選手のご冥福をお祈りします。
記事でも書きましたが、プロレス中継を見なくなってからかなりになり、三沢選手に関しても深く語れる程の者では無いのですが、同年代の選手だけにその死がショックでした。NOAHの地上波に於ける中継が今春で打ち切られる等、プロレスを巡る環境は一層厳しくなっている中、一選手としてだけでは無く社長業も勤めなければならなかったというのは、三沢選手にかなりの心労を与えていたのは想像に難く無いです。実際問題、近しい人達には体調不良を随分前から漏らしておられた様ですし、tak様も書かれておられる様に「今年で引退する予定だった。」という報道も在り、余計に早過ぎる死が残念でなりません。
昔、どこぞの学祭のトークショーで見た三沢ときたら、フェラチオが好きだのしょーもない話ばかりしてました。いや楽しかったんですが。
深夜のプロレス中継で、顔を真っ白にしながら何度も何度も起き上がってくる三沢と受験の鬱屈やら学生生活の挫折やら、世代的に重なって、変な意味で思い入れがあるというか・・・なんとも上手く説明出来ないのでもどかしいのですが。
その三沢が、あの受身の天才が・・・いまひとつ気持ちの整理がつきません。
パ・リーグの某選手への嫌がらせ投票依頼と同様に、当該選手への心無い書き込みには怒りを通り越して、「一人の人間として、良くこんな事を書けるなあ。」と哀しくなりましたが、仰る様にそういう書き込みが広がりを見せなくてホッとしております。「自分がもし当事者だったらどう感じるか?」を考えれば、とても書けない様な情けない書き込みがネット上には散見されます。匿名、非匿名に拘わらず、そういうのはどうしても受け容れられないです。
受け身が上手く、どれだけ倒されても起き上がってくる不屈の男が、ああいう形で幕を引かなければならなかったのは非常に残念ですが、愛したマットの上で、それも現役選手として人生を全う出来た事がせめてもの救いです。
うちはジャンボ鶴田さんが好きだったですね。
三沢さんは根性のあるレスラーだった印象があります。
高校の頃までは見てたんですが、最近、格闘技は見てなくてわからないんです。ごめんなさい。
三沢さんのご冥福をお祈りします。
ご冥福をお祈りします。
昔、「プロレスが好きで良く見ている。」と言うと、「あんなヤラセの何処が面白いの?」と冷ややかに言われた事が何度か在ります。まあ個人の趣味ですからどうこうは言いませんが、誰が何と言おうが面白いのだから仕方無い。それにSpa supernova様も書かれておられる様に、非常に危険な状況と背中合わせなのは間違い無く、高度な技術を有するがこその華麗なスポーツだと思っております。
あれだけ受け身の上手かった三沢氏が、結果的に受け身に失敗したのだとしたら・・・。ここずっと体調が思わしくなかったとの近しい人達の証言も在り、やはり二足の草鞋で相当心労が溜まっていたのかなあと。
三沢選手が付き人をされていたジャンボ鶴田氏が、海外で肝臓移植手術中に急死されたのは9年前の事。それ以降、三沢選手は臓器移植の支援者として様々な活動をされていました。共に活動したNPO法人「日本移植支援協会」のメンバーも、今回の三沢氏の死にかなりショックを受けている様子が、昨日の新聞で良く判りました。
本業のプロレスに於いても「何とか盛り上げよう。」という思いが強かったと思うし、志半ばでの死はさぞかし無念だった事でしょう。ノア・ファンという事で、久保課長様がどれ程ショックを受けられているかは想像に難く在りません。
自分がプロレスを夢中になってみていた時代の選手達が次々に鬼籍に入っており、本当に寂しいです。