太平洋戦争末期の1945年7月30日、帝国海軍「伊号第五八潜水艦」がアメリカ海軍の重巡洋艦「インディアナポリス」を撃沈。帝国海軍の潜水艦としては最後となる、大型戦闘艦の撃沈記録なのだとか。この史実をベースに、池上司氏が書き上げた軍事フィクション「雷撃深度一九・五」。そして、この作品を原案に映画化されたのが「真夏のオリオン」だ。
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太平洋戦争末期、日本海軍はアメリカ海軍の燃料補給路を叩く為、イ-77(伊号第五八潜水艦)を始めとする潜水艦を配備していた。イ-77の艦長・倉本孝行(玉木宏氏)や同作戦に参加する海軍兵学校からの親友、イ-81の艦長・有沢義彦(堂珍嘉邦氏)はアメリカ海軍駆逐艦「パーシバル」を迎え撃つが、同駆逐艦は大胆で周到な知略で日本側の防衛ラインを切り崩してしまう。
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原案となった「雷撃深度一九・五」の内容、その半分近くは真実だが、残りはフィクションなのだとか。日本海軍側の登場人物はほぼ創作で、アメリカ軍側は大半が実在の人物とも。故に映画に関しても、史実をベースにしたフィクションと割り切って観る事に。芳しくない評価も在ったので余り期待はしていなかったのだが、期待値が低かった事も在ってだろう、想像していた程はガッカリしなかった。唯、御都合主義的な展開(ネタバレになるので詳細は記さないが、“最後の決戦”に挑む瞬間にあの“幕切れ”というのは、幾らフィクションにしても安っぽい感じがした。)には興醒めしたが。
一点非常に気になったのは、「日米両海軍がソナーにて海中深くに留まっている潜水艦内部から発せらる『艦内を金属で叩く音』や『ハーモニカが吹かれる音』を明瞭に感知していた。」シーン。機械関係に弱い上、軍事関係の知識も皆無に等しい自分故、「“あの時代の技術”で、本当にあんな事が出来たのだろうか?」と疑問を感じたのだ。無知な自分に、この点を御教示戴ければ幸い。
総合評価は星3つ。
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太平洋戦争末期、日本海軍はアメリカ海軍の燃料補給路を叩く為、イ-77(伊号第五八潜水艦)を始めとする潜水艦を配備していた。イ-77の艦長・倉本孝行(玉木宏氏)や同作戦に参加する海軍兵学校からの親友、イ-81の艦長・有沢義彦(堂珍嘉邦氏)はアメリカ海軍駆逐艦「パーシバル」を迎え撃つが、同駆逐艦は大胆で周到な知略で日本側の防衛ラインを切り崩してしまう。
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原案となった「雷撃深度一九・五」の内容、その半分近くは真実だが、残りはフィクションなのだとか。日本海軍側の登場人物はほぼ創作で、アメリカ軍側は大半が実在の人物とも。故に映画に関しても、史実をベースにしたフィクションと割り切って観る事に。芳しくない評価も在ったので余り期待はしていなかったのだが、期待値が低かった事も在ってだろう、想像していた程はガッカリしなかった。唯、御都合主義的な展開(ネタバレになるので詳細は記さないが、“最後の決戦”に挑む瞬間にあの“幕切れ”というのは、幾らフィクションにしても安っぽい感じがした。)には興醒めしたが。
一点非常に気になったのは、「日米両海軍がソナーにて海中深くに留まっている潜水艦内部から発せらる『艦内を金属で叩く音』や『ハーモニカが吹かれる音』を明瞭に感知していた。」シーン。機械関係に弱い上、軍事関係の知識も皆無に等しい自分故、「“あの時代の技術”で、本当にあんな事が出来たのだろうか?」と疑問を感じたのだ。無知な自分に、この点を御教示戴ければ幸い。
総合評価は星3つ。
監督が福井晴敏さんだったので観にいこうかなとも思ってましたが、玉木君ってスクリーンじゃどうなのかなとちょっと疑問もあったりで。
ちなみに私は「レスラー」を観にいってました。
以前、この作品に対するマヌケ様の評価が芳しくなかったので、観るか観まいか迷っていたのですが、この時代(昭和史)に興味が在る事も在って、結局観に行きました。
マヌケ様の御指摘、非常に参考になりました。メカニズムの点も然る事乍ら、髪型の話は「なるほど。」と思いました。状況を考えれば思い至るのでしょうが、頭の中から抜け落ちていました。
堂珍嘉邦氏、彼なりに頑張ってはいたのでしょうが、如何せん芝居が・・・。
玉木氏は目力の在る役者ですね。彼演じる倉本が部下に対して「俺はオーケストラの指揮者になりたかったんだ・・・というのは冗談だが。」といった言葉を吐くシーンが在るのですが、「彼が主演していた『のだめカンタービレ』を意識した台詞なのかなあ?」と思ったりも。