平均寿命を可成り上回る年齢で、我が家の犬が亡くなってから1年以上が過ぎ去った。ペット・ショップや街中で犬を見掛けると、ついつい頬が緩んでしまうけれど、でも未だ新しい犬を飼う踏ん切りが付かない。幾つかの制約をクリアしなければいけないというのも在るが、何よりも亡くなった犬との思い出が在り過ぎて、其れが新しい犬を飼う事を躊躇させている。
「新しい犬を飼うならば、行き場の無い、可哀想な犬を飼いたい。」という気持ちが在る。「『可哀想だ、ハハ、もうしょうがねえ、ヘヘ。』って・・・ふざけるな!!」や「『犬たちをおくる日 ~この命、灰になるために生まれてきたんじゃない~』」等、「飽きた玩具を捨てるが如く、飼い犬を殺処分場に持ち込む、腐り切った連中。」に付いて、過去に何度か記事にしたが、何の落ち度も無いのに殺されてしまう犬達が哀れでならないから。
「行き場の無くなった犬達の里親を捜しているサイト」を幾つか覗いているのだが、「ブリーダー崩壊により救出された犬」というのが結構目立つ。「金儲けの為だけに『産めよ、増やせよ。』と、無秩序で劣悪な環境下で犬達を飼い続け、二進も三進も行かなくなって、犬達を放棄する。」というブリーダーが少なくないのは耳にしていたけれど、本当に酷い話だ。
迷い犬として保護されたケースも在るが、「飼えなくなってしまったので。」という事から里親を捜しているケースは多い。「長年飼っていたけれど、高齢の身で長期入院をしなければならなくなり、他に飼ってくれる人も見当たらないので。」といった、「其れじゃあ仕方ないな。」と納得せざるを得ない理由も勿論在るけれど、「子供達にせがまれて飼ったけれど、子供達が飽きてしまい、手放す事にした。XX日迄に里親が見付からなければ、殺処分場に送らざるを得ない。」みたいな非常に身勝手な理由も少なからず、そういうのには激しい怒りを覚える。「飽きたからという理由」で命が奪われてしまう(可能性の高い)犬というのが、哀れでならない。
犬に限らず、ペットの里親募集情報が載っているサイト「ペットのおうち」。「里親を捜している人達が、こんなにも多いのか。」と驚いてしまう。ペットの特徴等と共に、各々が取り決めた「掲載期限」が記されているのだが、「里親が期限内に見付からなければ、殺処分されてしまう事が決まっているケース。」の場合には、里親が決まらない儘に“残り日数”が減って行くのは、目にする度に心が痛む。締切日が今日だったり、締切日が過ぎたケースだと、其のペット達の顔を見るのが辛くて辛くて、トラウマになりそうにもなるが、そういう“現実”を直視出来ない様では、飼い主になってはいけないのかもしれない。
犬に関して言えば、小型犬や中型犬は比較的引き取り手が見付かるものの、大型犬の場合は中々難しい様に感じる。又、病を罹患していたり、身体が不自由な犬も、引き取り手が見付からないケースが多い様だ。スペース面、そして金銭面に恵まれた身ならば、引き取り手が見付からない犬達を飼いたいのだけれど・・・。
「1つでも多くの命が救われて欲しい。」、そう思って、今日は「ペットのおうち」というサイトを紹介させて貰った。犬を飼える“環境”が整えば、こういった里親募集サイトから引き取りたいと思っているが、もし「ペットを飼いたい。」という御気持ちが在れば、若しくは周りでそういう御考えの方が居られれば、「ペットのおうち」を覗いて戴きたいし、「こんなサイトが在るのだけれど。」と紹介して戴きたい。
多くの方に此の「ペットのおうち」を知って戴きたく、当ブログにブログ・パーツを貼り付け様と何度かトライしたが、此の手の事に弱い事も在って、上手く出来なかった。(gooブログの場合、“有料”ユーザーでないと、ブログ・パーツは貼り付けられないのかもしれない。)もしブログを運営され、ブログ・パーツが貼り付けられる様で在れば、御協力戴けると幸甚の到り。
「家の子がこんな風になったのは、学校が悪いんだ!」、そんなクレームを付ける親が結構居ると聞きます。学校側に問題が全く無いとは言わないけれど、子供の成育に一番影響を及ぼしているのは「家庭」で在り、子供に問題が生じたというので在れば、其の責任は「親」に負う所が殆どと言って良いでしょう。
「共働きで、子供の面倒が余り見れない。」なんていう逃げ口上を口にする親も居る様ですが、じゃあ「共働きの親を持つ子供が、全て問題を生じているのか?」となると、当たり前の話ですが「否。」でしょう。確りした親の姿を見ていれば、仮令十二分に子供に目配りが出来なかったとしても、子供が横道に反れる可能性は少ないのではないかと思っています。
「見知った人と会ったら、挨拶をする。」、「人から親切をされたら、感謝の言葉を述べる。」等々、当たり前の言動が出来ない子供がしばしば見受けられますが、其の親達を見ると、概して彼等も“社会的常識”が欠如していたりする。
何の罪も無いホームレスを襲撃&殺害しては、「社会のゴミだから、襲撃した。」と悪びれる事も無く語る子供達。彼等の親も、似た様な思考なのでしょうね。
「社会的に弱い立場の人間を態々取り上げ、彼等を詰り倒す。」、影響力の在る政治家の中には、そういう下種な者も居たりします。怠惰な生活を送っている者が詰られるのは仕方無いけれど、そうじゃない人間達をも面白おかしく甚振るというのは、とても「美しい国」の住人とは思えない。
親も手がかかるようになったら・・・
星守る犬を思い出して・・涙です。