自民党の小泉進次郎元環境相(43歳)が、自民党総裁選勝利へ意欲を示した。立候補表明記者会見自体は9月6日に行われる様だが、「派閥裏金事件を受けた国民からの信頼回復や、早期の憲法改正の実現(彼もそうだが、「自身の“国家感”を具体的に示す事無く、無闇矢鱈と憲法改正を主張する輩。」が多い。「どういう国家が理想なのか?」を示す事無く、国家の“礎”たる憲法の改正を主張するのは、「誰も変えられなかった憲法を、自分(達)は変えたのだ!」と歴史に名前を刻みたいだけの自己満足としか思えない。)を強調した。」と言う。
先日の記事「“政治”を取り巻く環境を変えろ!!!」の中で詳しく“理由”を記したが、「『来る自民党総裁選に、立候補を目論む自民党の議員が10人を超えそう。』と言われている中、自分が最も『自民党総裁に就任させては駄目!』と考えているのが小泉進次郎氏。」で在る。「“今の彼”が自民党総裁に就任し、延いては首相となるというのは、大好きな日本を壊滅の方向に向かわせる。」としか思えない。
「父親の小泉純一郎元首相が“十八番”としていた『“仮想敵”を作り上げ、其れを叩き捲る事で国民の支持を集めるという手法。(小泉進次郎氏の場合は以前、「高齢者を仮想敵にする事で、若者の支持を集める。」事を目論んでいたが。)』や『中身の無いパフォーマンスに明け暮れる手法。』、『不都合な事を指摘されると、全く無関係な話を持ち出して、誤魔化し続ける手法。』、『世襲や議員定数等の“議員特権”、即ち自分達にとって都合の良い制度に関しては一切手を付け様とはせず、国民に許り“身を切る改革”を押し付けるスタンス。』等々を、小泉進次郎氏も其の儘踏襲している。」事に加え、「兎に角、彼自身に中身が全く無い。(年齢は無関係。若くても優秀な人間は居るし、年を取っていても駄目な人間は居る。要は、中身が在るかどうかだ。)」事が、彼の自民党総裁就任に断固反対する理由。
小泉進次郎氏は、自身からの“一方的な”情報発信は超得意。でも、超得意だけれど、所謂“進次郎構文”で知られる「全く意味不明だったり、中身が全く無い内容の物が余りに多い。」のは、“彼の言動をきちんと見聞している人”ならば誰しも判る事だろう。(「何を言ったか?」では無く、「何を実際に遣ったか?」が重要なのだ。小泉進次郎氏は“言うだけ番長”で、残した実績は皆無と言って良い。)
又、不都合な事を指摘されると、100%と言って良い程に、「全く無関係な話を持ち出して、誤魔化し続ける。」事をする。中身が全く無いからこそ、こういう“逃げ”を打つしか無いのだろうが、だからこそ彼が「襤褸を出す様な“討論会”に出席したのを、自分は見聞した記憶が無い。」のだ。最大の“客寄せパンダ”だからこそ、自民党としても“不都合な場所”に彼を出す事無く、“乳母日傘”の環境下で保護し続けて来た。そんな人間が首相となって、習近平氏等の海千山千の国家指導者達と、丁々発止の遣り取りが出来るとは到底思えない。
操縦士の資格を持たず、操縦に必要な知識を余り理解していない人間が居るとする。そんな人間がコックピットに入り、操縦士の傍に何年も居続けたとする。でも、居続けたとはいえ、操縦士の言動から真剣に学んでいたかは、話が別だろう。そして、そんな人間が或る日突然、「自分は操縦士になるに相応しい人間なので、明日から大型旅客機を操縦する!!!」と言い出したら、彼が操縦する大型旅客機に喜んで乗りたがる人は、果たして何れ程居るだろうか?
日本の首相とは、日本という大型旅客機を操縦する操縦士で在る。上記した様な“中身が全く無い人間”に首相を任せるというのは、何れだけ危うい事なのか、全く理解出来ていない国民が少なく無い事に愕然としてしまう。「日本の首相を選ぶ。」というのは、「アイドルの人気投票をする。」のとは違う、非常に大事な事だという事を、より多くの国民に気付いて貰いたい。
正確には「神輿は軽くてパーが良い。」だったと思いますが、こんな酷い言われ方をしても″神輿″に担がれたい人が少なく無いって事なんでしょうね。其れだけ、権力という″蜜″は甘いのでしょう。
小泉進次郎氏、安倍晋三元首相の様に「人として受け付けない。」という感じは無いのですが、「彼の中身の無さが、自国を託すには絶対に在り得ない。」という思いが強いです。一見「ズバズバと忖度無く、物を言う。」様な感じが在る彼ですが、其の言動を見ていると、微妙に″体制″に寄せるという癖が在る。今迄は其の手の発言が余り無かったものの、総裁選の話が出て来た途端、タカ派に迎合する様な主張をし出した。仰る様に、「昔の自民党は右から左、そして中庸迄、幅広い人材が居て、『右に寄り過ぎたら左、逆に左に寄り過ぎたら右に。』といった具合に、自民党内で″政権交代″が図られていた。」のですが、今やタカ派一色といった状況。所謂″嫌韓本″が書店に結構並ぶ様になった辺りから、そんな感じに変わって行きましたね。
立候補者として名前が挙がっている中では、「″消去法″で行くと、石破茂氏か野田聖子さん辺りかなあ。」というのが自分の考え。極端に寄っておらず、「何よりも是々非々で、そして″自分の言葉”で語る事が出来る。」というのが評価出来ます。
唯、石破氏の場合は「腰が据わっていない。」と言いますか、「言動に揺れを感じる事が結構在る。」というのがマイナス。又、野田さんの場合は、シンパが少ないというのがマイナスとなりましょうか。
名前は明記しませんが、女性候補として名前が挙がっている″極端な思考の方″は、人間的に全く評価出来ない。一時期は「女性初の首相になるのでは?」とも言われた某女性議員の靴を、こっそり隠したなんていうのを始めとして、此の方には″陰湿さ″を感じる噂を良く見聞するので。
一時期、日本でも首相を国民の直接選挙で選ぼうという声が上がったことがありましたが、今それをやったら間違いなく小泉のボンがトップ当選するでしょうね。
それほどに「政治家を選ぶ選挙」を「アイドル芸能人を選ぶ選挙」と同列視している有権者の多いことか。
所属議員と党員が選ぶ自民党総裁選挙は、そこまで能天気ではないと思いますが、「誰を神輿に担いだら総選挙に勝てるか」という目先の基準で損得を考える点では、より悪質といえるかもしれません。
昔大物政治家が「神輿は軽い方が良い」、つまり人気があって政治信条の無いものを担ぎ上げておけば御しやすいと言ったとか。
しかし、一方で自民党は昔に比べ保守というか右寄りにだいぶ傾いてしまったと思います。
タカ派からハト派まで幅広い層があり、内部でゴタゴタしてもイザとなると政権を維持するという一点で妥協して結束していましたが、今は保守派の顔色をうかがう議員ばかりが目立ちます。
国民がそれを願ってタカ派を増やしているのか、タカ派がうまく立ち回って国民を洗脳しているのか・・・卵か鶏かの関係かも知れませんが。
私には昭和初期のような空気感が何とも重苦しくて・・・だから逆に能天気な「アイドル政治家選挙」に走ってしまうのかな(苦笑)。
正直なところ小泉のボン以外にも、いま名前が挙がっている10人ほどの立候補予定者の中に、次の日本を託せるパイロットがいるとは思えない。