野球チームには、「エース」と呼ばれる投手が居る。改めて説明する迄も無いだろうが、「其のチーム内で、最高と見做されている先発投手。」を指す。どんなに最高の投手で在っても先発投手で無ければ、、“原則的には”エースと呼ばれない。
プロ野球の世界でエースと呼ばれて来た投手の数は、其れこそ枚挙に遑が無い。だがしかし「大エース」と呼ばれる存在になると、此れは少数だ。「素晴らしい成績を残している。」というのは当然の事だが、「通算成績が凄い。」というのが必ずしも大エースと捉えられる訳でも無い。「強烈な存在感を放っている。」というのも、大エースの要素と言えるだろう。
其処で今日は、既存の12チーム、そして今は無き「近鉄バファローズ」の合計13チームを対象に、飽く迄も“自分(giants-55)がリアル・タイムで見て来た範疇”で、各々のチームの「大エース中の大エース」を選んでみたい。
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「大エース中の大エース」
【ゴールデン・イーグルス】 田中将大投手(次点:岩隈久志投手)
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私は長いこと名古屋だったので旧中日球場でみた堀内のストレートの速さ
高校時代の工藤のカーブの「えげつなさ」は
今も目に焼き付いて離れません。
二人とも立派な大エーですね。成績ではなく記憶に残る選手として・・・
世代が異なっている場合のみならず、同世代で在っても「大エース中の大エース」のイメージは千差万別だと思います。堀内恒夫氏と江夏豊氏と言えば、全くの同年齢。両者とも“大エース”と称されて当然の成績を残しているのですが、個人的には堀内氏の場合はヨレヨレの晩年のイメージが強く、逆に江夏氏の場合は「相手を捻じ伏せる。」といった雰囲気が在りました。
名球会入会の有無だけが「選手の凄さ」を計る指標で無いのは重々判っているのだけれど、今回自分が挙げた「大エース中の大エース」の中には名球会入りしていない者が少なからず居り、余計に違和感を覚えたりもします。ジャイアンツで言えば、江川卓氏や西本聖氏、槙原寛己氏、斎藤雅樹氏、桑田真澄氏等が入会出来なかったし、恐らくは上原浩治投手も無理でしょう。