先日見た映画「SURVIVE STYLE 5+(サバイブスタイル5+)」だが、愛すべきオバカ映画といった感じで、兎に角笑えた。
この映画の脚本を手掛けているのは、CMプランナーの多田琢氏。サントリーの「DAKARA」や富士通の「FMV」、布袋寅泰に追われる永瀬正敏が他社CMに逃げ込んで行くという業界初のコラボレーションCMであるサントリー「BOSS」等を手掛けた人物。そして、監督の関口現氏はCMディレクターとして、アコムの「むじんくん」やキリン「FIRE」、WOWOWのCM等を手掛けている。つまり、CM界の巨匠がタッグを組んだ映画なのである。
「殺しても殺しても、より凶暴さを増して蘇って来る妻を、尚も殺そうとする男」や「催眠術にかけられた自分を鳥だと思い込み暮らす父親」等、非現実的な人物や設定の5つのエピソードが、オムニバス形式で一つの不可思議な世界を作り上げている。ドギツイとも言える原色がふんだんに使われた世界。ミュージッククリップを思わせる音楽と、テンポの良い台詞&映像が絶妙なノリで迫って来る。このノリは、日本で言えば「木更津キャッツアイ」、海外で言えば「オースチン・パワーズ」に近いかも。映像的にもっと近い感じの映画が有った様な・・・と思っていたら、ふと頭に浮かんだのがブラッド・ピット主演の「snatch(スナッチ)」。映像面に煩い人達の間では結構話題になった映画だが、音楽と映像のコントラストの妙が実に似ている気がした。*1
それにしても、出演している役者*2がどれもこれも一癖も二癖も有りそうな個性派揃い。特に、「69」でも良い味を出していた岸部一徳と、劇団「大人計画」(この劇団に付いては、不勉強で知らなかったのだが(^o^;;;。)の主要メンバーでもある荒川良々が、最高に良い演技をしていた。この二人に関しては、一挙手一投足、台詞の一つ一つが実に気になり、笑いを堪えるのが大変だった。
最後のオチは、全く隙を突かれたもので、やられた感一杯だ。
*1 ”ロンドンから来た殺し屋”役の人物に見覚えが有るなあと感じていたが、パンフレットを見た所、「snatch」で”過激な殺し屋”役を演じたヴィニー・ジョーンズであった。やはり、「snatch」を意識して作った映画なのではないかと改めて思った次第。彼が何度も繰り返す台詞、”What’s your function here?(お前の役割は何だ?)”が耳に残って離れない。
*2 小泉今日子もCMプランナー役で出ている。彼女は、我が若き頃のアイドルだったのだが、正直老けたなあという思いが。まあ、自分もそれだけ老けた訳だが(^o^;;;。
この映画の脚本を手掛けているのは、CMプランナーの多田琢氏。サントリーの「DAKARA」や富士通の「FMV」、布袋寅泰に追われる永瀬正敏が他社CMに逃げ込んで行くという業界初のコラボレーションCMであるサントリー「BOSS」等を手掛けた人物。そして、監督の関口現氏はCMディレクターとして、アコムの「むじんくん」やキリン「FIRE」、WOWOWのCM等を手掛けている。つまり、CM界の巨匠がタッグを組んだ映画なのである。
「殺しても殺しても、より凶暴さを増して蘇って来る妻を、尚も殺そうとする男」や「催眠術にかけられた自分を鳥だと思い込み暮らす父親」等、非現実的な人物や設定の5つのエピソードが、オムニバス形式で一つの不可思議な世界を作り上げている。ドギツイとも言える原色がふんだんに使われた世界。ミュージッククリップを思わせる音楽と、テンポの良い台詞&映像が絶妙なノリで迫って来る。このノリは、日本で言えば「木更津キャッツアイ」、海外で言えば「オースチン・パワーズ」に近いかも。映像的にもっと近い感じの映画が有った様な・・・と思っていたら、ふと頭に浮かんだのがブラッド・ピット主演の「snatch(スナッチ)」。映像面に煩い人達の間では結構話題になった映画だが、音楽と映像のコントラストの妙が実に似ている気がした。*1
それにしても、出演している役者*2がどれもこれも一癖も二癖も有りそうな個性派揃い。特に、「69」でも良い味を出していた岸部一徳と、劇団「大人計画」(この劇団に付いては、不勉強で知らなかったのだが(^o^;;;。)の主要メンバーでもある荒川良々が、最高に良い演技をしていた。この二人に関しては、一挙手一投足、台詞の一つ一つが実に気になり、笑いを堪えるのが大変だった。
最後のオチは、全く隙を突かれたもので、やられた感一杯だ。
*1 ”ロンドンから来た殺し屋”役の人物に見覚えが有るなあと感じていたが、パンフレットを見た所、「snatch」で”過激な殺し屋”役を演じたヴィニー・ジョーンズであった。やはり、「snatch」を意識して作った映画なのではないかと改めて思った次第。彼が何度も繰り返す台詞、”What’s your function here?(お前の役割は何だ?)”が耳に残って離れない。
*2 小泉今日子もCMプランナー役で出ている。彼女は、我が若き頃のアイドルだったのだが、正直老けたなあという思いが。まあ、自分もそれだけ老けた訳だが(^o^;;;。
こちらの映画関連の記事で、私も観ている作品がこの作品しかなかったので驚いています(汗)
映画好きだと自認してたのですが、まだまだ勉強不足です・・・
荒川良々さんは稀有な存在感を持った役者さんですネ!『下妻物語』でも独創的な芝居をみせてくれてました(笑)
邦画が好きでよく観るのですが、間の持たない役者さんが多くてつまらなく感じることが少なくないです。科白なしでも、何もしなくても、存在感や味わいでみせる役者さんがいなくなってしまいました・・演出や作り手の流儀もあるのでしょうが、勝新太郎さん、佐分利信さん、大坂志郎さんは無言のシーンにも内面を感じさせる(想像させる)芸を持っておられた気がします。
私は坂東玉三郎さんが監督した『夢の女』が好きなのですが、いかにも役者が演出したあざとさ(舞台調なので)の中にも、飾らない素直な芝居が観られて楽しめました。
吉永小百合さん、樹木希林さんのお芝居も緩急が見事で、役に説得力がありました。
場面を生かすも殺すも、やはり“間”だと感じました〆
基本的に、書き込みして下さった方のブログへ、直接レスを付けさせて戴く形を取っているのですが、貴ブログのURLを失念してしまいましたので、こちらに書き込む失礼の段を御許し下さい。
鳥になった父親が、最後にああいう形でオチとして使われるとは思ってもいませんでした。てっきり、何度殺されても蘇る妻が、夫を救ったというオチになると思っていたので(^o^;;;。
こらからも宜しく御願い致します。
一人ひとりのキャラは濃くて、ネタが多くて、でも最後には感動できて。
川辺で鳥になった父親とそれを誇りに感じた子供が戯れてる姿には感動させられました。
個人的にはスナッチ大好きなんで、ヴィニージョーンズが出てることも欠かせないですね♪
しかし早くみたいですわぁ。
今日は公開直前映画試写してきましたぁ。
映画はたのしぃ~
私もつい先日、「サバイブ・・・」見てきました!
良々さんの黄色のチェックのお洋服に釘付けでした。やっぱりイイ味出してますよね、カレ。大好きです。
私は「サバイブ-」観た後にビデオで「スナッチ」を観たのですが、確かに雰囲気似てますね。ヴィニー殺し屋だし。大人計画さんと言うと、荒川さんだけでなく、阿部サダヲさん、松尾スズキさん、クドカンさんなど考えてみると有名な人が随分増えたんだなぁと言う感じですが・・・。
一徳さんはマジで素晴らしいですね。私の当初の目的は一徳さんだったので、あの演技には本当に満足です。
テレビ東京でやってる『30minutes』も面白い!
荒川良々さん良かったですよね。
途中であれは演技なのかと驚きつつ笑ってました。
私には岸部一徳さんもすさまじかった気がします。
あの演技するために研究を重ねたとか舞台挨拶で言ってました。
荒川良々氏凄まじいですが(笑)、
いつもの使われ方よりは弱いかなと思いました。
濃ゆいのいっぱい出てますよねぇ・・・
自分は岸部一徳氏の顔面アップが忘れられません・・・
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荒川良良って売れっ子なんですね。あのインパクトの強さなら、一回見たら忘れないかも(笑)。
キョンキョン演じるCMプランナーが考えたCMでは、「エッチが異常に速い男のCM」が一番ウケました(^o^;;;。
これからも宜しく御願い致します。
私も良々くんかなりツボでした
荒川良々は最近いろんな作品に出てますが、
どれもインパクトが強いです^^。
小泉さんのCMプランナーの考えたCMが
かなり笑えました。
なんといっても荒川良々の通訳が最高でした。大笑いです。
ヴィニー・ジョーンズ(殺し屋)と荒川良々(通訳)の関係は、トルシエとダバディをイメージしたそうです。納得。
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不勉強ながら、荒川良々さんは、この映画を見る迄は全く知りませんでした。強烈なキャラしてますよね(笑)。もう、一言一言に爆笑してしまいました(^o^;;;。
これからも宜しく御願い致します。
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「69」には自分も懐かしさを感じました。程度の差は有るでしょうが、ああいう風なハチャメチャな時期って、誰しも経験してるって事でしょうね(笑)。
これからも宜しく御願い致します。
ホント岸部一徳と荒川良々にはやられちゃいました。
おもしろくて2回映画館に見に行ったのに
他のお客さんが2日合わせて5人しかいませんでした。
ほとんど貸し切り状態でした。
まさに愛すべきおバカ映画というのが
ふさわしい映画でしたよね。
ラストは微妙に感動してしまいました。
『69』もなかなか面白かったですねぇ^^
ああいう時代もあったなぁって感じで(笑)?!
SURVIVE、笑えました。阿部ちゃんもよかったですよね