ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

地域差は約17.5倍

2023年04月24日 | 教育関連

************************************************
栄養教諭配置 地域差17倍 ~公立 1人当たり児童数~」(4月22日付け東京新聞[夕刊])

学校で食育の指導や給食の管理を担う栄養教諭の配置を巡り都道府県によって大きな差が生じている。本紙学校基本調査を元に、公立小学校の栄養教諭1人当たりの児童数を算出して比較した所、最多の東京都(1万627人)と最少の高知県(606人)で、17倍の開きが在った。栄養教諭は食育を担う中心的存在で、食を巡る悩みの個別指導の役割も果たしており、地域による「食育格差懸念される。

栄養教諭は教職の一種で、肥満や朝食を取らない子の増加等が問題となった事を受け、2005年度から任用が始まった。給食の管理に加え、教師として食に関する指導を担う役職だが、配置は義務では無く、自治体の判断に委ねられている

昨年度の学校基本調査で、全国の公立小学校に所属する栄養教諭は4,656人。児童数は約603万5千人で、単純平均すると教諭1人当たり1,296人を受け持っている

1人当たりの児童数が都道府県別で最も多い東京都は、栄養教諭制度の開始前から各学校で「食育リーダー」の教諭を決めて指導しており、栄養教諭は食育リーダーの支援や行政的な食育計画の策定を担う独自運用をしている、任用が少ない。、次に多い沖縄県でも3,556人と、最も少ない高知県の6倍近かった。教職員定数を定める義務標準法は、「栄養教諭並びに学校栄養職員の数」として配置基準規定自校調理の場合、550人以上の児童生徒が居る学校なら1人、549人以下の学校は4校に1人、複数の学校の給食を作る共同調理場(給食センター)の場合は、6千人より多ければ3人等と定められている。

配置するのは、栄養教諭か学校栄養職員の何れかで、此の基準は栄養教諭制度が始まる前の2001年から変わっておらず、栄養教諭に絞った配置基準は無いだ。
************************************************

税収面等、都道府県によって様々な差が在り、“等しく同じ環境”というのは現実的に無理だけれど、其れにしても“公立小学校の栄養教諭1人当たりの児童数”が、最小の高知県と最大の東京都で「約17.5倍」もの差が在るとは・・・。

子供は日本の未来を背負って立つ大事な存在で在り、『皆で育てる。』位の思いで居なければいけない。と思っている。食育は子供達にとって大事な概念で在り、其れを担う栄養教諭は決して疎かにして良くは無いだろう。
「栄養教諭の適正な配置数は、何の位なのか?」は検討する必要が在るけれど、少なくともこんなに地域差が在るのは、決して好ましい事では無い。


コメント    この記事についてブログを書く
« ジェンダーレス等の観点から | トップ | “我が身に置き換えて考えられ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。