今夜行われた「ホークスvs.ライオンズ戦」は、「5対3」で勝利したホークスが2年連続17度目のパ・リーグ優勝を果たした。「9月17日」の優勝決定は、1965年の(南海)ホークス及び1995年の(オリックス・)ブルーウェーブが記録した「9月19日」を上回る、リーグ最速優勝という事になった。ホークスの選手達及びファンの方々、本当におめでとう!
実際に闘っている選手達は「楽という事は無かった。」と言うかもしれないが、傍目から見ていると今季のホークスは“全く危な気無いシーズン”だったと思う。開幕から大崩れする事無く、6月に単独首位になって以降は一度も首位の座を明け渡す事がなかった。今日の試合を終えた時点で貯金「47」となり、2位のファイターズとのゲーム差は「14.5」。大圧勝と言って良い。
パ・リーグではホークスを応援している自分だが、こんなにも大差を付けての優勝となると、高揚感というのは余り無い。2年連続というのでは無く、例えば「十数年振りの優勝」とかいうのだったら、大差を付けての優勝でも大喜び出来るのだろうけれど・・・。
「『9月17日』の優勝決定は、“リーグ”最速優勝。」と報じられているが、日本球界での最速優勝となると「1990年、ジャイアンツがリーグ優勝を決めた際の『9月8日』。」という事になる。藤田元司監督の時代だが、確かに此の年のジャイアンツ、“セ・リーグでは”本当に強かった。最終的には「88勝42敗」と貯金「46」を作り、2位カープとのゲーム差は「22」だった。
そんな強いジャイアンツだったが、日本シリーズでは大敗を喫する。森祇晶監督率いるライオンズに4連敗、即ち1つも勝てないで終わってしまったのだ。1983年及び1987年に続き、此の年も日本シリーズでライオンズに負けた事で、「ジャイアンツは、もうライオンズに勝てないんじゃないか。」と思ったりした。(其れだけに、1994年の日本シリーズでライオンズを「4勝2敗」で下した時は、本当に嬉しかった。)
「昨年、2位タイガースにゲーム差『7』を付けてリーグ優勝するも、CSで其のタイガースに1つも勝てず、日本シリーズに進出出来なかったジャイアンツ。」という例も在るが、ホークスの場合、CSは問題無く勝ち抜くと思う。日本シリーズも頂点を極める可能性大だが、相手が「スワローズ」の場合、番狂わせが起こりそうな気がする。