今日は、2つの「何故?」に付いて、自分形に“裏読み”してみる。
1つめの「何故?」は、「今年の『新語・流行語大賞』の候補語が、何故未だ発表されていないのか?」だ。例年、「11月初め(1日?)、候補語50語発表。→12月初め、大賞を含むトップ・テンを発表。」というのが、「新語・流行語大賞」の流れ。だから、「今年は11月1日に候補語50語が発表されるんだろうな。」と思い、「2013年新語・流行語大賞」を予想」という記事を或る程度書き上げ、発表を待っていたのだが・・・。
昨日(13日)の時点で、未だ候補語が発表されていない。何故なのだろう?「近年、『こんな言葉流行ったっけ?』とか『昔から普通に使われて来た言葉じゃないか。』といった感じで、無理無理に『新語・流行語大賞』の候補語を“水増し”した嫌いが在った。」のだけれど、そういう声が多かった事から、「今年は候補語を発表せず、12月始めに行き成り大賞等を発表する。」と主催者が判断したのではないかと推測する。*1
もう1つの「何故?」は、「小泉純一郎元首相は何故、『原発零』を主張し出したのか?」だ。「今夏、脱原発のドイツと原発推進のフィンランドを視察した小泉元首相。フィンランドの核廃棄物最終処分場『オンカロ』では、原発の使用済み核燃料を地中深くに保管するも、其の毒性を抜くのに10万年掛かる事、そして日本はそういう“捨て場所”が無い状態、即ち“トイレ無きマンション”というのを思い知らされ、原発零を主張し始めた。」というのが定説。でも、本当にそうなのだろうか?
抑、此方にも記されている様に、小泉元首相は「原発を熱心に推進して来た政治家の1人」だった筈。「当時は、実態が良く判らなかった。」という事なのかもしれないかれど、「一国の長たる人間が、こんな重要な案件に関して、『実態が良く判らなかった。』というのは大問題。」だと思う。
まあ、実態を知った上で、「此れは、不味いぞ。」という事で、心から「原発零」を主張しているのならば、其れは其れで否定しない。(因みに自分は、「問題が発生した際、其の影響の大きさや発生するコストが尋常じゃ無い。」という理由から、「“緩やかに”脱原発を図るべき。」と考えている。)唯、「小泉純一郎」という人物が、此れ迄にして来た言動を考えると、額面通りには受け取れない。
首相時代、「自民党(の悪しき部分)をぶっ壊す!」と威勢良く叫んでいた小泉元首相。「派閥を無くす!」というのも、結局は「其れ迄権力を握っていた“旧田中派”を減少させ、自身が属していた“旧福田派”を増加させるという、単なる“パワーバランスの変動”に過ぎなかった。」様に、あらゆる面で「政治家や官僚の既得権益を守った。」と思っている。彼を“稀代のペテン師”と考える最たる理由は、「自民党の悪しき部分の象徴」とも言える「世襲」を、自身が平然と行った点。
稀代のペテン師は、“猿芝居”も十八番にしている。森喜朗元首相との「チーズ事件」を始めとして、世論誘導や不都合な事から(国民の)目を逸らさせる為に、少なからずの猿芝居を演じて来た事を忘れてはいけないだろう。
「原発零を主張し始めたのが、何故“今”なのか?」を考えた時、与党が来週にも可決を目指している「特定秘密保護法案」の存在が浮かび上がって来る。「自民党(の悪しき部分)をぶっ潰す!」と何度も口にし乍ら、息子を“自民党”に送り込む等、小泉元首相は「自民党が大好き。」なのが現実。其の大好きな自民党が、何としてでも可決しようとしている「特定秘密保護法案」に対し、反対の世論が高まって来ている“今”だからこそ、国民の“受け”が良い「原発零」を主張する事で、「特定秘密保護法案」から国民の目を逸らさせる・・・そんな意図が小泉元首相に在るのではなかろうか?
原発問題も重要な案件だが、「特定秘密保護法案」も同様に重要。“目眩まし”させられる事無く、国民は冷静に動向を見て行かなければいけない。
*1 記事を書き終えた後、「今年の候補語の発表は11月20日。」との報道を目にした。例年より3週間近くも発表が遅れた理由は、何なのだろうか?
あまちゃんの「じぇじぇじぇ」は俺の周りで使ってると人は居ません
だから流行ってる感じがしません
まぁ林先生の今でしょは朝昼晩関係無くCMで流されたから至る場所で老若男女が使ったのでは?
あまちゃんは朝ドラ(昼再放映)だから見る人が限られた気がします
しかし「おもてなし」だけは絶対に大賞にかすりもしないでしょうね(しかしあのクリステルの手振りは何なんでしょう?もしかして手話?)
小泉氏が首相になれたのは当時絶大な人気が有った田中眞紀子が応援したからだと思ってます
しかしその眞紀子を掌を返す様に更迭
そして今回は首相当時腹心で有った安倍ちゃんの足を引っ張る所業
小泉氏と猪木て何か似てる気がします
悪気など無いがその場その場で本能の赴くままに態度を変え恩人や仲間への義理や人情もかなぐり捨て我が道を行く自分さえ目立てば良い自己中心な男
小泉氏こそ政界のアントニオ猪木だと思います
思えば猪木も藤波や前田や坂口など利用したり騙したりしてました
候補語は20日に発表される事になった様ですので、“大賞予想”の記事を其れ以降に完成させますが、「今でしょ!」は確定でしょうね。仰る様に「じぇじぇじぇ」はメディアで良く(ウンザリさせられる程)使われていたけれど、少なくとも自分の周りで口にしている人を見た事が無い。でも、「今でしょ!」は本当に何度も使っている人を見掛けた。先月、群馬県を旅した際、鄙びた場所にポツンと在った店の店頭にも、「今でしょ!」と記された手書きの看板が置かれていたし。問題は「大賞が1つだけなのか?其れとも複数(2つと思いますが。)なのか?」という事でしょうね。
小泉純一郎元首相もアントニオ猪木氏も、共通点は“良くも悪くも”「庶民が求めている事を、敏感に嗅ぎ分けられる能力の高さ」でしょうね。こういう点では、実に嗅覚が優れていると思う。
プロレス大好き人間な自分ですが、ジャイアント馬場氏とアントニオ猪木氏で言えば、断然馬場派。彼の愚直さが好きなのですが、と言って“プロレスラーとしての”アントニオ猪木氏は嫌いじゃない。
唯、政治家としての彼には全く期待していない。全く期待していないから、余程の事が無い限り、彼の言動に付いてどうこう言う気は無いのですが、先達ての「国会会期中、許可を得ない儘に訪朝。」した件、特に帰国してから直ぐに行った記者会見での“度の過ぎた御ふざけ”には、心から失望させられました。
「原発無しでは、必要な電力が賄い切れない。猛暑になり、多くの人がエアコン等を使えば、大停電が発生する。」と言われていたのが、原発零でも今夏は何等問題が無かった。勿論、国民の間で節電意識が高まったのも大きいとは思うけれど、少なくとも周りを見ていると、昨年程の節電意識の高さは無かった様に感じる。其れでも、問題は起きなかった。
原発が果たして来た役割の大きさを否定する気は無いけれど、少なくとも「3.11」で多くの国民は、「原発に問題が発生した際、途轍も無い被害を生み出してしまう。」という事を知ってしまった。途轍もない被害とは人的な被害や金銭的被害だけに留まらない。其の現実を知ってしまった以上、原発を即座に零にするというのは現実的な選択肢では無いけれど、零にする方向に動いていかないといけないでしょうね。