ドラゴンズが着実に勝ち星を拾って行った事も在り、決まる迄はファンとしてハラハラ&ドキドキさせられたけれど、決まってみれば打っ千切りのリーグ優勝だったジャイアンツ。(優勝決定後の弱さは、非常に不安だけれど。)
一方、パ・リーグはバファローズ以外の5チーム全てに、優勝の可能性が在るという“団子状態”が終盤迄続いていたが、昨日の「ライオンズ vs. マリーンズ」戦で2位のライオンズが負けた事により、ファイターズが3年振りの優勝を果たした。ファイターズの選手及び首脳陣、そしてファンの皆様、本当におめでとう!
ファイターズを率いた栗山英樹監督は、就任1年目でリーグ優勝を果たした事になる。5年前の記事「14代ジャイアンツ監督にはあの人が・・・」では、「監督としての資質の高さを有している人物」の1人として栗山氏の名前を自分は挙げたが、よもや就任1年目に結果を残すとは思っていなかった。“ファイターズのエース”というよりも、“日本の大エース”と呼んで良いダルビッシュ有投手が抜け、今季の順位予想ではファイターズを4位と予想していたので、選手達の頑張りも然る事乍ら、栗山監督の手腕は高く評価されても良いだろう。
「監督就任1年目で、リーグ優勝を果たした監督。」というのは、過去にも何人か居る。又、「コーチ経験無しで監督に就任し、就任1年目にリーグ優勝を果たした監督。」というのも、落合博満氏という先例が在る。だがしかし、選手時代に超一流だった落合氏に対し、失礼を承知で言えば栗山氏は超一流の選手だったとは言い難い。「二流選手」では無いけれど、「一流選手」と呼ぶには「うーん。」と唸ってしまう様な、微妙な位置付けの選手だったと思うのだ。そういう意味で栗山監督は、「一流選手では無く、コーチ経験も無い状態で監督に就任し、其の1年目にリーグ優勝を果たした監督。」と言っても良く、此れは“良い意味で”エポックメーキングな出来事と言える。今後、監督選びをする上で、其の選択肢が大きく広がるからだ。
だいたいこの時期にセリーグもパリーグも優勝が決まる
時期ですが日本ハムファイターズこのまま
日本シリーズに出て決めてほしいですね。
ダルビッシュのファンである私はそう願わずにはいられません。
ジャイアンツの今のヨレヨレ度を考えると、CSでは非常に不安を覚えます。村田選手の絶不調は或る程度織り込み済みだったけれど、他の選手達の打撃も不調。其れに加えて、杉内投手や内海投手、そして何よりも澤村投手が不調と、投手陣にも陰りが見えるし。
個人的には「CS」という制度に違和感をずっと覚えており、出来れば廃止して欲しいとも思っています。リーグ優勝したチームが日本シリーズに進出するという形がベストと考えているからです。仮令愛するジャイアンツがシーズン3位となり、CSで勝ち抜いて日本シリーズに進出したとしても、気持ち的には嬉しくない。
ダルビッシュ投手、メジャーでもしっかりと結果を残しているのですから、本当に凄い選手です。そして其れだけ凄い選手が抜け乍ら、優勝を果たしたファイターズというのも、又凄い。