ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

“費用対効果”の観点から

2020年10月14日 | 時事ネタ関連

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メタボ健診指導、心臓血管病のリスク軽減繋がらず・・・経費に見合う『効果』疑問の声」(10月12日、読売新聞

特定健診(メタボ健診)で生活習慣の改善が必要とされた人に行う特定保健指導の効果は、1年後に僅かな肥満改善を認める程度で、心臓や血管の病気のリスク軽減に繋がっていない。とする分析結果を、京都大等の研究チームが米国医師会雑誌電子版に発表した。

メタボ健診は、40~74歳の男女が対象。今回の分析には、2014年に健診を受けた男性約7万5,000人のデータを活用。腹囲の基準85cmを少し超えて特定保健指導の対象になった人と、少し下回って対象外になった人に付いて
、4年間追跡して効果を比較した。

年後の肥満度では、指導対象外の人は体重、BMI(体格指数)等が微増したのに対し、対象になった人は何れ微減した。3、4年後には差が無くなった

脳卒中心筋梗塞(n)m等のリスクに関係する血圧血糖値コレステロール値等も調べたが、指導による改善は見られなかった。

理由として、研究チームは
(1)指導対象になった人の内、16%しか指導を受けていない。(2)全体の約半数が当て嵌まる腹囲85cm以上の基準が、厳し過ぎる可能性が在る。等を挙げた。

分析結果を纏め福間真悟・京大特定准教授は、メタボ健診は毎年約2,800万人が受けているが、年間数百億以上とされる経費に見合った効果が得られていない。科学的根拠に基づき、基準や手法を見直し、有効な制度に改善していくの議論が必要だ。と話している。
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日本学術会議の任命拒否問題」が大きく取り上げられているが、個人的には様子見をしている。と言うのも、「自身の立ち位置がorという事“だけ”で、日本学術会議を異常に叩いたり、逆に異常に擁護したりしている様な論調が目立ち、参加するのが馬鹿馬鹿しくなっている。」からだ。

前者で言えば「日本学術会議は“左”の集まりだし、無駄な存在だから無くせ!」と、そして後者で言えば「日本学術会議が推薦した会員候補の内、政府に不都合な6名の任命を拒否したのは、学問の自由に反する行為だ!」というのが、良く見聞する声。前者に対しては「日本学術会議が本当に無駄な存在で在るのならば、廃止を含めた検討はすべき。でも、今回の任命拒否は全く別の問題で在り、拒否の理由を含めてきちんと政府は説明すべきで在る。」と思うし、又、後者に対しては「『学問の自由に反する行為だ!』と主張するならば、4年前(2016年)の安倍晋三政権の時から“政府による事前人事介入”が明らかになっているだけでも2度行われて来たのに、何故其の時に声を上げなかったのか?」という思いが在る。

「日本学術会議の存在に付いて論じる。」のと、「今回の任命拒否を、過去の政府見解との整合性から論じる。」のとは全く別問題で在り、そういう部分をきちんと分けて考えなければいけないだろう。

で、話を戻すが、2008年4月から開始となった“メタボ検診”、当初から必要性に疑問の声が少なからず上がっていたけれど、今回の分析結果を見る限り、少なくとも“費用対効果”の観点からは必要性が問われるだろうし、議論の結果“不必要”となれば、廃止されて良いと思う。

河野太郎行政改革担当大臣が、「行政手続きの効率化を図るべく、押印を必要とする書類を出来るだけ減らす。」事を打ち出した。個人的には賛成だが、“聖域無き行政改革”を主張するので在れば、メタボ検診も挙げるべきだ。そして、何よりも議員定数の大幅削減”や“政治団体を介在させる事での世襲議員による相続税脱税”、“叙勲制度”等、政治家既得権益を取り上げなければ駄目だ。そうじゃ無ければ、“言うだけ番長”の狡い男と一緒で在る。


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2 コメント

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Unknown (悠々遊)
2020-10-15 14:28:32
再びこんにちは。
菅氏が総理になると陰険な政権になると予想していましたが、やっぱり・・・。
聖域なき行政改革は必要だと思うし、日本学術会議という組織もその例外ではないでしょう。
しかし、任命拒否の説明を求められたとたんにこれを言い出すタイミングは、明らかに論点ずらし。
こんな分かりやすいことを平気で堂々とやりのけること自体が政治の劣化でしょう。
「隗より始めよ」「率先垂範」これらの言葉を噛み締め、自分たちの足元の事象から行革をしていただきたいものです。
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>悠々遊様 (giants-55)
2020-10-15 20:25:16
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

見た目で人を判断してはいけないのですが、菅首相の目付きというのが、官房長官時代から気になっていました。“相手を値踏みする様な目付き”とでも言ったら良いのでしょうか、とても人の好さを感じなかったし、平然と誤魔化す部分では、安倍前首相以上の酷さも感じていた。

安倍前首相以降、論点ずらしと居直りというのが酷くなった。「どんな問題が起き様とも、誤魔化し続けていれば、馬鹿な国民は直ぐ忘れる。」という思いが在るのでしょうね。実際、其の通りなのですが。

“政治の劣化”、確かにそうです。でも、もっと言ってしまえば、そんな状況を看過し続けている国民が今の状況を作り、そしてそんな政権に高い支持をし続けているのですから、“国民の劣化”というのが正しいかと。
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