ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

適当な所で御茶を濁しそうな気が

2013年10月04日 | 政治関連

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委員長の手当廃止 自民国会改革案、専用車も削減」(10月3日、産経新聞

 

自民党は2日、国会開会中に衆参両院の常任特別委員長に支払われる1日6千円の手当廃止と国会専用車を削減する国会改革案を纏めた。安倍晋三首相が来年4月からの消費税増税を表明した事を受け、議員が身を切る姿勢をアピールし、国民に理解を求める必要が在ると判断した。同党は今後、他の与野党議員にも賛同を呼び掛ける。

 

石破茂幹事長は2日、改革案の報告を受け、「遣れる事は遣る。」と了承。4日の党・政治制度改革実行本部の「新しい国会のあり方小委員会」(平沢勝栄小委員長)で改革案を提示、了承される見込みだ。

 

手当は「議会雑費」として、国会開会中は委員会の無い日や土曜、日曜、祝日でも支払われている。又、各委員長や理事等に割り当てられる国会専用車も国会近辺の移動に使われるケースが多く、「議員特権」として批判が強まっていた。

 

又、自民党は首相の外交活動の支障となり兼ねない頻繁な国会出席を減らす党首討論の週1回開催の厳格化をとした国会改革案も検討中。代わりに、予算委員会等への首相の出席を制限する方向で調整している。

 

自民党は、改革案に付いて15日召集予定の臨時国会を前に与野党で合意し、衆参議院運営委員会での申し合わせを行いたい考えだ。

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議員定数削減、来春合意を=自民・石破氏」(10月3日、時事通信

 

自民党の石茂幹事長は1日午前の記者会見で、国会議員の定数削減に付いて、「国会や国会議員も此れだけの自己改革をしたと見せなければ、国民感情として消費増税をすんなり受け止めて戴く事にならない。消費税が実際に上がるに方向性を示す事が、どうしても必要だ。」と述べ、来年4月迄に各と合意したいとの考えを示した。

 

又、消費増税に付いて広く国民の理解を得る為、党青年局や女性局を中心に、街頭演説等を通じて、積極的な広報活動を行う事も明らかにした。

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10月1日の記事「国民なんか眼中に無し!」でも触れた様に、「消費税増税等、国民に許り重荷背負わせる一方で、昨年の衆議院解散前に3党合意した『次の国会会期内に、議員定数の大幅削減を含む抜本改革案を纏める。』を反故にしただけで無く、『そんな合意は無かった。』と許りに素っ惚け続け様としている。」としか思えなかった自民党も、「其れはおかしいじゃないか!」という声がチラホラと上がり始めた事で、取り敢えずは重い腰を上げたという事か。

 

「議員定数削減」に関しては、「減らせば良いという物では無い。」と反対する人も居るだろうが、ブログを立ち上げた当初の記事「ファイヤー議員はもう要らない」でも書いた様に、自分は「議員定数を大幅に削減すべき。」と思っている。又、「国会議員としての真っ当な政治活動に支障が出る様な物は駄目だが、そうで無い無駄な支出は、徹底的に削減すべき。」とも思っているので、今回の自民党の方針は賛成。(「襤褸を出さない為に、首相が答弁する機会を減らす。」というのならば、大反対だが。)

 

、自民党だけでは無く、他の政党の中からも「議員定数の大幅削減は反対。」という声が少なく無いとも聞く。実際に「無駄な支出を、徹底的に削減する。」、「議員定数の大幅削減。」を断行出来たならば、「自民党は、良い意味で変わった。」と評価出来るが、「『既得権益死守』こそが、最大にして唯一の仕事。」とでも思っている様な政治家達だから、適当な所で御茶を濁しそうな気がしてならない。

 

過去の例を見ると、「無駄な支出」として削減しても、一定期間が過ぎれば、何事も無かったかの様に“復活”させるというのは枚挙に遑が無い。一方、議員定数の削減となると、一度削減したら、増やすのは至難だろう。

 

議論を尽くした“振り”をして、数人レヴェルの定数削減を取り決められれば良い方で、最悪の場合は「無駄な支出の削減、其れも少しだけ。」で終わる可能性、即ち「議員定数削減は一切行わず、僅か乍らの無駄な支出の削減だけに終わらせ、尚且つ其の削減した無駄な支出も、一定期間が過ぎたら、何事も無かったかの様に復活させる。」という形で終わる可能性を懸念する。

 

厚顔無恥さに関しては天下一品の政治家達だけに、国民は確りと、彼等の動向をチェックしないといけない。


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