ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

タイガースまでもが・・・

2004年08月12日 | スポーツ関連
10日に札幌ドームで行なわれたタイガースv.s.ベイスターズ戦は、収容人員4万人に対し約半分の2万1千人の観客数だったというニュースに驚きを禁じ得ない。ジャイアンツの視聴率が10%を切ったという事にも、プロ野球人気の低迷を感じたが、タイガースまでもがこういった状態になると、もはや低迷などという生易しい認識ではなく、プロ野球自体が衰退の方向に進んでいるのではないかという危機感を持ってしまう。

プロ野球黎明期から、ジャイアンツとタイガースは球界を牽引して来たチームであり、共に多くのファンを抱える人気チームである。唯、ファンの気質にはやや差異があると思っている。自分はジャイアンツ・ファンだが、”常勝ジャイアンツ”という今や絵空事とも思える価値観を捨て切れない。概して、ジャイアンツ・ファンの心情は同じではないだろうか。

それに反して、タイガース・ファンは勝負云々よりも、タイガースというチームの存在に魅力を感じている人が多いのではないだろうか。勝負事なので、勝ち負けは全くどうでも良いと思っているタイガース・ファンは流石に少ないかもしれないが、弱かった時期でも必死に応援しているファンの姿には、愛情を超えた凄みを感じた事もある。

”どんな状態であってもタイガースを愛し、応援する”というのが、タイガース・ファンの矜持と思っている。腹蔵なく言えば、自分が同じ立場であったならば、ジャイアンツに対する熱狂度を保ち続けられるか自信がない。

そんなタイガース・ファンすらも、球場に足を運ばなくなったというのは重要視されるべきだろう。場所が札幌だったから少なかったのでは?という声もあるが、全国区人気のタイガースの場合には、当てはまらない気がする。プロ野球への興味の薄れは、広がりつつあるのだろう。

何を成す事が将来のプロ野球発展の為にベストなのかを、少数の人間が”密室”で決めるのではなく、広く意見を求めるべきである。もはや、チーム個々の利益のみを追求するのではなく、大局的な視野で論議すべき。その際には、過去に囚われる事なく、あらゆる可能性をタブー化する事なく、検討して良いと思う。それが、1リーグ制や合併を含むものであってもだ。

広く且つ深く論議を尽くし、ベストと思われる結論を導き出す。そして、ファンへの説明責任を果たす。この事なくして、プロ野球再発展の道はなしと断言したい。

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